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100人館の殺人
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100人館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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冒頭の登場人物紹介も100人以上記載と容疑者が100人いるという本格ミステリーのお約束を茶化したギミックなのだが、同じような容疑者が多くいてしかもアリバイが完全という麻耶 雄嵩氏の木製の王子とかの見事なトリックとしての使用法と比べると、本書のこれは単なる思い付きレベルで終わっている印象だ。 基本、この100人の容疑者というギミックがただそこにいた人数が100人だったという意味しかなく、密接にトリックや事件と絡んでいないのは頂けない。 トリックも基本ギャグミステリーだとしてもバカバカし過ぎるのに、いまいち突き抜けた印象を与えない。 そして基本ユーモア系なのに事件は残虐陰惨というのもチグハグさを強調してしまっている。 事件の構造の基本アイデアはこの著者の2作目の豪華客船エリス号の大冒険と同趣向である。 100人館というせっかくの面白いアイデアをどうもうまく料理できなかった印象が拭えない惜しい作品である。 | ||||
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