雲上都市の大冒険
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全1件 1~1 1/1ページ
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昭和27年の鉱山を舞台に、地下牢からの不可解な脱獄、それに続く連続殺人を二人の探偵が解決していく、と言う話です。文章はユーモアミステリーのタッチで読み易いですが、事件は犠牲者も多いし結構猟奇的であり多少違和感も感じます。また、時代を考えると使う言葉もおかしくないのか?と思いましたが、これは最後で納得出来ました。デビュー作らしく色々詰め込んでありますが、なかなか雰囲気も謎解きも良かったと思います。エピローグまで十分楽しめましたので、探偵小説ファンにオススメです。 | ||||
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鮎川賞受賞作の山口氏のデビュー作。選考委員の意見を見ると、この年は不作で本作もあまり積極的には推されていないご様子。 第二次大戦前後を舞台にした完全にリアリティは無視した江戸川乱歩の少年探偵団的な探偵冒険小説風味である。 本格ミステリーであり、不可能趣味に溢れた地下牢からの脱獄殺人トリックが最大の謎となるが、そのトリックもいわゆる机上の空論状態であり、現実には選考委員も指摘する通り、実行不可能だろう。 だが、最初からそういうものだと開き直っている作風のためそれがかえって面白さを増している。 このメインの脱獄トリックは森氏のすべてがFになるの密室からの脱走トリックの発想を逆転させたもの・・・という印象を受けた。 | ||||
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まず鉱山都市の跡地をみてこれだけのストーリーを思いついた想像力の凄さには驚かされる。しかしミステリとしては、メインの脱獄トリックひとつで最後まで引っ張れるだけ引っ張った感があり、いまいちレベルが低い。まあこれを脱獄といえるのかとか、この動機でここまでするのかという突っ込みどころも多い。また犯人の意外性もあまり無い。ただ古き良き探偵小説の再現としてはきわめてよくできており、読んでいて楽しい作品である。真野原と荒城のニ大(?)名探偵のキャラもうまく書き分けられており、気軽に読むには最高の作品と言えるだろう。 | ||||
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鮎川哲也賞受賞の本作 登場人物の真野原探偵が何故か、京極夏彦氏の京極堂シリーズに出てくる榎木津探偵とキャラが被っているような気がしました笑 さて読み終えた感想ですが、ページ数がそこそこある割には、サクサク読め鉱山という独特の雰囲気も堪能できました。 ただ私が唯一気にくわないのは果たして三恵子 は殺す必要があったのか? これは作中の犯人にではなく、作者に言いたい。そんな場面書く必要があったのか? こんな歌詞があります "ダメな映画を盛り上げるために 簡単に命が捨てられてゆく" ダメな小説だとは思いません。 ただ、何故かわかりませんが、三恵子が殺されたシーンで一気に白けてしまいました。 | ||||
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2007年に出た単行本の文庫化。 「大冒険」シリーズの第1弾。 荒城咲之助と真野原玄志郎の二人の探偵が活躍する。東北の高い山の上に開かれた硫黄鉱山が舞台となって、陰惨な復讐劇が起こるという話。 23年ものあいだ地下牢に幽閉されていた囚人の脱獄トリックがメインであり、その何重もの仕掛けにうならされた。 探偵が二人いるという点がミソ。二人の役割分担と、それによるストーリー展開が巧みだと思った。 | ||||
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鉱山の発達に依り建設された近代的な都市を舞台に起こる連続殺人を、ライダーV3を演じた宮内洋風な白スーツに帽子の有名探偵と、ライダーマンの様に各種の義手を操る自称探偵の、二人の探偵(二人組ではない)がそれぞれ別個に事件を負い解決する面白い構成の作品。狂言回しである主人公の視点で語られるが、如何にもヒーロー風な探偵と、何処か変な義手探偵が魅力的。 トリックは、そんなの不可能だろ・・・と云いたくなるもので推理小説としては「?」だが、エンターテイメントとしては上々。 | ||||
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