100人館の殺人



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初公開日(参考)2010年03月
分類

長編小説

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100人館の殺人

2010年03月24日 100人館の殺人

大富豪の館でメイドとして働く妹に頼まれ、名探偵・西園寺とその館にかけつけた神尾は、奇妙な殺人事件に遭遇する。衆人環視下、謎の方法で館の主が殴り殺され、容疑者は、なんと館を訪れていた計百人!誰もかれもが疑わしい!?しかも外界に通じる唯一の道である橋が爆破され、閉鎖空間内で次々事件が…。鬼才があなたに“本格ミステリ”の意味を問う、驚愕の最新作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

100人館の殺人の総合評価:6.57/10点レビュー 7件。Cランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

100人館の殺人の感想

100人の容疑者。これだけで手に取ってもらえる作品のキャッチとしてはアリですね。

パーティ開催中に殺人事件が発生。その舞台に集められていた人数は総勢100名。100人の容疑者という、読む前から把握できるのかと不安を感じる本書ですが、それは杞憂です。探偵やアシスタント、メイドや警察や殺し屋など、主要人物は特徴的に描かれているので、多くの容疑者は気にせず読書可能でした。

その場合、100人の意味はあるのかと考えると商業的なキャッチが主で、物語の必要性としては弱く感じました。50人でも80人でも変わらない気がしました。ただ、何故こんなに人がいる中で殺人が行われたのか?という考え方は面白かったです。

橋は爆破されて交通不可。なんで爆弾なんてあるんだよというツッコミや、よくある少人数のクローズド・サークルでは閉じ込める事に意味が見い出せるが、100人の規模の意味は何か。姿をくらませるから?でもそれなら犯人も逃げられないし、閉じ込める必要ないじゃん。などなど、舞台ならではの推論が考察されるのが面白い。

作中の雰囲気もユーモアに溢れて軽いのが個人的に読みやすかったです。著者の経歴を見るとゲームプランナーだったので凄く納得。多少非現実的でも面白さを優先させるゲームシナリオを感じていました。

100人いた為か、あまりキャラクターに思い入れができないままの読書だったのが残念ですが、ミステリのパズル的な面白さが楽しめた本でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

100人館の殺人の感想

ミステリのいろいろなガジェットを使った遊び心満載の快作。初めに登場人物一覧があり館の主の親族が21名。招待客が63名。使用人が29名。その他に5名。すべてに名前があり職業等が記載してあるのが笑ってしまう。
山から麓に下りる道にある橋が爆破され、外は暴風雨。電話線は切断されるしケータイは圏外。お約束の「閉鎖状況」で起きる連続殺人。さて、どんな料理が出されるのか興味津々で読み始める。
最初から名探偵が登場しメイドや何だかんだとオチャラケているようだけれど、中身はけっこう本格。すべての辻褄もキチンと合うように説明され齟齬はない。動機は是か非かと問われれば、そこを否定されたらそもそもこの話は
成立しない。何故100人かを突き詰めたフーダニットとハウダニット。自分としては面白かった。一読の価値はある。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

100人館の殺人の感想

前作「学園島」のインパクトに比べるとやや消化不良気味。100人の容疑者がいる館で起こる連続殺人というので期待しすぎたのか、どうせやるならもっと100人を一人一人描くような大長編にして欲しかった気も(笑)本格ミステリの意味を問うといっておきながら単に現代風本格に見立てたに過ぎなかった気もするし、「学園島」では爆発していた萌え要素もメイドさんが登場するにも関わらず控えめだったのも残念。唯一メインの奇抜な密室殺人トリックには「さすが」と唸らせられたので、島シリーズの今後に期待!

ジャム
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No.4:
(3pt)

設定の奇抜さを持て余し気味

冒頭の登場人物紹介も100人以上記載と容疑者が100人いるという本格ミステリーのお約束を茶化したギミックなのだが、同じような容疑者が多くいてしかもアリバイが完全という麻耶 雄嵩氏の木製の王子とかの見事なトリックとしての使用法と比べると、本書のこれは単なる思い付きレベルで終わっている印象だ。
基本、この100人の容疑者というギミックがただそこにいた人数が100人だったという意味しかなく、密接にトリックや事件と絡んでいないのは頂けない。
トリックも基本ギャグミステリーだとしてもバカバカし過ぎるのに、いまいち突き抜けた印象を与えない。
そして基本ユーモア系なのに事件は残虐陰惨というのもチグハグさを強調してしまっている。
事件の構造の基本アイデアはこの著者の2作目の豪華客船エリス号の大冒険と同趣向である。
100人館というせっかくの面白いアイデアをどうもうまく料理できなかった印象が拭えない惜しい作品である。
100人館の殺人Amazon書評・レビュー:100人館の殺人より
4488024564
No.3:
(2pt)

100人並。

よし、これでこの著者の作品、全部読みました。

一作目の『雲上都市の大冒険』では強烈な密室トリックがありましたが、そのほかの作品は、密室とかアリバイトリックではなく、どんどん人が殺されて、色んなことが起こりまくって読者を引っ張っていくという特徴があります。筆致が軽いので、別にハラハラはしませんが、やはり読みやすいのはこの作者の最大の武器でしょう。真相はあいかわらず非常に込み入っていて、「わかるか、そんなもん!」という感じ。よく考えるもんだ。

陸の孤島と化した館に100人もの人間がいる意味は、あまりありません。
この作品唯一のトリックも、初見でわかりました。
後半はたたみかける展開なので一気読み。
けっこう楽しかったです。
100人館の殺人Amazon書評・レビュー:100人館の殺人より
4488024564
No.2:
(4pt)

ギャグ本格の佳作

ユーモア・ミステリーがあるように、ギャグ本格があっても良いはずです。この作品で作者は、本格ミステリーのトリックや小道具をちゃかしながら、本気で読者を楽しませようとしています。大笑いしながら読むのが吉。
100人館の殺人Amazon書評・レビュー:100人館の殺人より
4488024564
No.1:
(4pt)

お約束にちゃちゃ入れて

あらすじ

大富豪の館でメイドとして働く妹から届いた意味深なメール。
妹思いの神尾は名探偵・西園寺と共にその館を訪れるのだが
彼らを待ち構えていたのは奇妙な事件の連続だった。
一本しかない橋の爆破、衆人環視下での不可解殺人、
いかにもなお約束的事件とは裏腹に、
この館には容疑者が100人もいて・・・

感想

別に100人もいらないじゃんとは言い切れないけど
作者自身が100人ネタを持て余しているような気がします。
たぶん、そんなこと百も承知で挑戦したかったんでしょうが。

好きだから意地悪をしたくなるのが、男の子の悪い癖。
なら、山口さんの悪い癖は、
好きだから茶化しちゃうところなんでしょう。

この好きゆえのお茶目を楽しめるか否かで
本作の印象はガラリと変わると思います。
もちろん、管理人はOK派です。

さりげない出来事から犯人を導くスマートさあり
(と同時に、おバカなトリックも共存してますが)
読んでみると意外と真っ当な本格ミステリー。

濃い口が嫌いじゃないなら・・・

読んでからの一言
レイザー・ラモンかと思ったら、バルタン星人だったよ。
100人館の殺人Amazon書評・レビュー:100人館の殺人より
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