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ダウン・ツ・ヘヴン
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【この小説が収録されている参考書籍】
ダウン・ツ・ヘヴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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スカイクロラシリーズ3作目。 ここまできても明らかにされない詳細な世界観。 主人公「僕」の辿る空と地上の物語。 十八番の専門用語で綴られるスピード感は一段と増している。 | ||||
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この話で、「ナ・バ・テア」や「スカイ・クロラ」のように自由に空を飛べる事が難しくなっている。まるで、大人の契約に駄々をこねる子供のように、自分がしたいように出来ない、ならない世界に怒っている。 それでも、彼女は空を飛ぶ事を止めようとしない。 地上はどんなに汚れても、空だけは美しい場所だと知っているから。 だから彼女は美しく空を飛ぶ事を選ぶ。何者でもない、自分自身のために・・・ | ||||
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森博嗣の作品は四季シリーズとスカイ・クロラシリーズを好んで読んでいます。この「ダウン・ツー・ヘヴン」は草薙水素(登場人物の名前は、なぜかみんな凝ったお水の源氏名風です)を主人公とする戦闘パイロットシリーズの第3弾となります。 いつの時代の何のための戦争?(ジェット機ではなくプロペラ機に乗っている)大人にならない不老不死の子供=キルドレって一体何?具体的説明が一切なく唐突に展開されるストーリーは森作品の特徴ですね。 だから話の成立自体がすでにミステリーとなっている気がします。 人間の生死に関する重たい内容でもあるのですが、ポエムのような短い文章の羅列(行数稼ぎ?)やまどろっこしい説明が無いおかげで、3時間ほどでサラッと読めてしまいます。 まるでマンガを読んでいるような後に何も残らない軽い読後感が森作品の魅力だと思います。 | ||||
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2005年6月25日リリース。『スカイ・クロラ』シリーズの第三弾。氏のWEB日記によれば『スカイ・クロラ』シリーズはあと2冊でるらしい。ここに至るとまるで言葉が弾丸のようだ。詩的な言霊が映像付きで連続発射されている感じ。凄い表現力に感嘆である。読めば読むほど迷宮に入り込み、クサナギ・スイトとカンナミってどういう関係なのだろう、って思っている森ファンがたくさんいるだろう。謎が謎を呼んでるな。(●^o^●)森作品は、まずキャラクターありきだ。何体かの魅力的な要素を持ったキャラクターを適度に配置、そして当然予想される化学変化を映像化し、それを文章化するという感じがする。その辺がふつうの作家とだいぶ違う。言ってみればそれは、2次元で小説を書くのと3次元で小説を書くのとの違いだ。森博嗣のキャラクターは皆、立ち上がり動き回る。その中でも草薙水素は『純』に光っていてステキだ。(●^o^●)はやく次が読みたい、って作品です。 | ||||
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スカイ・クロラで衝撃を受けてナ・バ・テア、ダウン・ツ・ヘヴンと続けて購入しました。戦闘機で空を舞うシーンは流れるように読めて、実際に自分がそう飛んでいるような気分になります。また、独特な世界観にも引き込まれていき、読後はその世界観の余韻が残ります。その世界観はスカイ・クロラから続くものなのですが、ナ・バ・テア、ダウン・ツ・ヘヴンでは、だた純粋に華麗に空を飛びたい想いと、飛ぶことに付いてくる他者の思惑との狭間で生きる一人の飛行機乗りを描いています。個人的にスカイ・クロラからまだ知りたい謎がひとつ残っており、もし次回作が出るのならば今度こそ、そのことについて書いて欲しいです。 | ||||
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前作のスカイ・クロラとナ・バ・テアを読んだあとに、この続編が売られていることを聞いて直ぐに買いました。ナ・バ・テアの時のような戦争や死について核心に着いた表現は少なかったのですが、これは文章を感覚で受け取ったほうがいいのかもしれません。ナ・バ・テアでは孤高な姿の草薙というイメージが強かったけど、今作では少し和らいでいた気がする。前よりも笑うようになった。しかし、このようなことが繰り返し起こったから(大人の汚い社会に染まっていったから)スカイ・クロラで最後はああなってしまったのかもしれない。兎に角、綺麗な文章という言葉だけでは片付けられない。この表紙のように、曇っていた部分もあったし、これは読後に自分で何らかの答えを見つけなければならないからだ。 | ||||
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最初のスカイ…から今作のダウン…まで一気に読みました。博嗣作品はこのシリーズが初めてですが、後読感は村上春樹にも似た非常に爽やかな感じはあります。主人公である草薙の視点から語られる、時間軸一本道のストーリー形式をとっていますが、読みやすく、なによりも戦闘機による飛行描写が詩的で綺麗です。てか装幀が麗しすぎ。インテリアの一つとしてどうぞ…、てな感じです。3本も出しておいて、後もう1作くらいあるんだろうか? そんな予感をさせる締め方です。すごく楽しみ!次はどんな装幀の空になるんだろう? あと森博嗣って名前も装幀に一役買っている気がします。良い名前ですね。 | ||||
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これほどすごい作品を私は知らない。前作までを読んでいなければ、あるいはこの本を読まなければその真髄の面白さに触れることは出来ないかもしれない。だが、私には使命があると思った。この本の面白さをなんとしてでも伝えなければいけないと思ったのだ。誰にでも読んでもらいたいとは夢にも思わない一作。 | ||||
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何時にもまして鬼気迫るものを感じた。執拗な人間社会の構造に気がつく時、何かを諦める時なのだと、自分の体験とリンクした。読みながら自分自身の短い人生を振り返った。読了した時言葉には出来ない感情が渦巻いてそれが何なのかまだ解らない。しかし、この本が私にとって素晴らしい本である事は確かなようだ。 もし読んでみたいと思われる方は「スカイ・クロラ」から読む事をお勧めします。 | ||||
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何もない空の上の戦闘機乗りのお話。シリーズ第3巻です。主人公は空を飛ぶことが当たり前で、人を殺すことや自分が死ぬことについて、何の疑問も持っていない。主人公が当たり前だと思っていることには何も説明がついていないので、いつも感情移入してしまっています。戦闘機の用語などは分からないけれど、飛んでいる様子を映像にして追っていくと恐ろしくきれいです。地上の世界の現実感のなさが、空中の詳細な書き込みとの対比で恐ろしく浮き上がってきます。私の日常も、本当は書く必要のない日常と、どこまでも突き詰めるべき思考とに分かれるのではないか?読んでみて重力にしばられていることを感じるのです。この感覚は言葉ではきっとうまくいえません。装丁だけでも、見てください。シリーズ三冊ともとてもきれいです。内容と装丁が素晴らしく合っています。 | ||||
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森博嗣先生の根本とも言われる、戦闘機乗りのストーリー"スカイクロラ"シリーズ最新作。戦闘機乗りの、複雑で純粋な心理を描いたストーリーです。複雑な心理描写は、サラッと読んだだけでは理解不能かもしれません。じっくりと読むことによって味が出る作品だと思いました。ちなみに、表装は予想していた夜景ではなくて、暗雲の中(?)でした。カラーイメージで言うと銀、かなぁ?一見の価値ありなので、店頭で是非ッ! | ||||
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「スカイ・クロラ」「ナ・バ・テア」に続く、シリーズ3冊目。青空、夕焼けと来て今回は曇り空が表紙です。書店では、ぜひ3冊並べて平積みしていただきたい・・・。 戦闘機乗りの主人公から見た、世界。硬質な美しさを感じます。空中戦の場面は、詩のようです。 何もかも説明してくれる親切(?)な小説ではありません。ゆっくりと、味わって読んでください。 | ||||
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