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倒錯のロンド
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倒錯のロンドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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最近の新人賞受賞作を読んでいると、血縁関係を扱ったり、感動を煽るために病気の主人公を出してきたり、という作品が目に付くのですが、この作品はそういったべったりした要素がなく、クールでかっこいいです。作者の折原氏は海外ミステリーに傾斜していらっしゃったとのこと、すごくよくわかる感じです。江戸川乱歩賞最終候補で、5人の審査員のうち1人にしか押してもらえなかったとのことですが、このクールでちょっと皮肉な感じが生意気に映ったのかも?でもかっこいいです、ほんと。 | ||||
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最近の新人賞受賞作を読んでいると、血縁関係を扱ったり、感動を煽るために病気の主人公を出してきたり、という作品が目に付くのですが、この作品はそういったべったりした要素がなく、クールでかっこいいです。 作者の折原氏は海外ミステリーに傾斜していらっしゃったとのこと、すごく よくわかる感じです。 江戸川乱歩賞最終候補で、5人の審査員のうち1人にしか押してもらえなかったとのことですが、このクールでちょっと皮肉な感じが生意気に映ったのかも? でもかっこいいです、ほんと。 | ||||
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盗作を物語の発端としながら、今度は登場人物の心情や行動が倒錯してゆく過程が面白く、さらにそれが物語全体の仕掛けだと気づいた時にはまさに「してやられた!」という気持ちでした。ジャンルは叙述形式の本格ものでしょうか。しかし小難しい設定や描写などは一切無く、とても読みやすいです。好感がもてます。謎解きは読み手によって評価が分かれるところかもしれませんが、舞台設定を極力シンプルにして、トリックの切れを最大限活かす演出をしたという解釈で私は充分納得できました。その方がきっと難しいと思います。本作品は1988年度の江戸川乱歩賞最終候補作だったとのことですが、刊行にあたって付け加えられたエピローグは、物語の世界が徐々に現実の世界へ重なりあうような感覚がして思わずニヤリとしてしまいました。作者のサービス精神に感謝したいです。 | ||||
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