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零崎双識の人間試験



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零崎双識の人間試験の評価: 4.29/5点 レビュー 48件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

零崎家の一賊(ネタバレ)。

シリーズ第1弾。
無意識にクラスメイトを殺してしまった女子高生・無桐伊織。そんな彼女のもとへ殺人鬼・零崎一賊の零崎双識が現れこう言った、「私の妹にならないか?」

新シリーズの文庫化にとても嬉しく、待ってました。
戯言シリーズは面白かったので当然こっちも楽しみにしていました。タイトルにもある零崎双識の紳士的な(時には変態的な)振る舞いをしながらも、淡々と敵を倒していく様は零崎一賊の格を見せつけられたし、今回の敵対者である早蕨三兄弟のキャラクターや能力の内容を聞くだけでどう戦うんだろうというこれからの展開に期待が高まりました。・・・・でもそういうドキドキわくわく感は序盤だけでした・・。

文章全体が圧倒的にクドいんです。
双識も早蕨も自問自答や自己の観念を滔々と並べ立てていて「お前等考えすぎだろう!」「さっさと殺っちまえよ!」「もういいから・・」と何度も思いました。なので人識の絶体絶命ピンチの時に助けるってシーンは全く盛り上がらないし、それに伴い双識が生き残ったことがご都合主義丸出しで、なんとも言えない非常に情けなく締まらないラストだったなと思いました(この瞬間に双識の最初の魅力は消し飛びました)。百歩譲ってこれらの敵が何か無意味に長考したり、ベラベラと喋ったりな展開が西尾維新のメタ(都合良く味方を殺すのを待ってくれる敵さん)としての思惑なら「へぇ〜」と納得してしまうでしょう。またやりやがったな西尾維新めっ!て意味で。・・・いやいやいや!でもそれでも面白くはなかったのは事実だから☆2ですよ(笑)。

最終的に魅力を感じたキャラクターがいない・・・。
唯一印象に残ったのは時宮時計。というかこの人が今作のMVP。この人の行動におおっと驚かされました。早蕨兄弟はすでに一人死亡しているのもイタかった。彼女がいればその分戦闘の描写が増えてこんな無駄に紙数を費やすこともなかっただろう。私も早蕨弓矢の活躍を見たかったんです・・。設定やキャラクターが良いのにそれを薄めて広げてしまった印象の『人間試験』ですがめげずに次作も期待。だってもっとヤバい奴らを見たいですから。
零崎双識の人間試験 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:零崎双識の人間試験 (講談社文庫)より
4062771217
No.1:
(2pt)

これは酷い

 正直期待外れ。
 強烈なキャラクターで書いていく西尾さんの作品とは思えない。三人称ということもあるが、あまりにも彼女――零崎舞織の描写が不完全ではないか。結局殺人鬼への変異という今作のもっとも伝えたいであろう部分が希薄だ。どう読んでも、あるいは何度読んでも、その過程を追えない。というより、薄口過ぎて伝わらない。私はこう勘繰ってしまうのだ。著者自身でさえ、その過程を精緻に組み上げていないのではないか、と。殺人鬼がいかなるものかを定義していないのではないか、と。なるほど分からないものは書けない。書けても読者に伝わるまい。
 更に付け加えるなら展開はご都合主義としか言いようがない。零崎人識が何故登場できたのか。それを良く考えてみたい。気配で探し当てたとでも? 丁度良く長兄の危機に? 
 突っ込み所はまだまだあるが、しかし戯言シリーズへの愛着から星二つに。
零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)より
4061823590

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