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殺人ダイヤルを捜せ



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殺人ダイヤルを捜せの評価: 3.14/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

電話のように進化し続けるものを題材にするとこうなってしまうのだな、と思う

この作品は、今読むと島田荘司の基本である

・まず、ありえないくらいの奇想がある
・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる
・それを最後には論理的に帰結させてしまう

が、完全に欠落している。

ただ、考えてみると、当時は、新人作家として夢中に頑張っている頃で、特に乱歩賞や直木賞にノミネートはされるが落選し、編集者の『松本清張病』もあり、講談社でないとミタライを使えない縛りもありと、やたらとハードルが高い環境にあった。その中で、編集者の嗜好に合うもの、というのが大命題だったのだろうと推測できる。

今となっては、固定電話しか無い環境下のこのストーリーは、読んでいて懐かしさすら無い。電話のように進化し続けるものを題材にするとこうなってしまうのだな、と思う。

それでも後半に行くほど、それなりに愉しめる。特に、主人公がゆうづる5号で函館に行くのには笑ってしまった。これはこれでありなのだと思う。
殺人ダイヤルを捜せ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺人ダイヤルを捜せ (講談社ノベルス)より
4061811886
No.1:
(4pt)

島田氏80年代B級サスペンス路線の一作

系列としては高山殺人行 1/2の女等に共通する、御手洗も吉敷も登場しない女性を主人公にしたサスペンスもの。 島田氏の作品としてはマイナーだが、ボリュームも適量で手軽に読める標準以上の都会派B級サスペンスに仕上がっている。 ファンならば安心して楽しめるだろう。
殺人ダイヤルを捜せ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:殺人ダイヤルを捜せ (講談社ノベルス)より
4061811886

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