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桜の森の満開の下
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桜の森の満開の下の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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坂口安吾策の本は初めて手にした。怪奇小説の類化、あまり長くなかったのですぐ読み終えました。 | ||||
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目次 『小さな部屋』 『禅僧』 『閑山』 『紫大納言』 『露の答』 『桜の森の満開の下』 『土の中からの話』 『二流の人』 『家康』 『道鏡』 『夜長姫と耳男』 『梟雄』 『花咲ける石』 他の評者の皆様はなぜか『桜の森の満開の下』『二流の人』『夜長姫と耳男』以外の収録作に言及していない。 それにはちゃんと理由がある。他の収録作はつまらないか意味不明か、どちらかなのだ。 私は『日本文化私観(講談社文芸文庫版)』に感銘を受け、次にこの本を購入して読んだのだが、 今度は小説類のつまらなさ、訳の分からなさに愕然とした。 上記の三作は勿論、良い。 加えて『閑山』なども悪くないかもしれない。『紫大納言』もまだマシな部類に入る。 そしてこれらの他には、なんと評して良いのか分からないような作品しかない。 私は冒頭の『小さな部屋』から打ちのめされた。 訳が分からな過ぎる。ただ、暗いだけの短編だ。 『禅僧』『露の答』『土の中からの話』『花咲ける石』も同じようなものである。 『土の中からの話』はエッセイ崩れの文章だが歯切れが悪い。『露の答』は物語にもエッセイにもなっていないただの短文。 『家康』『道鏡』『梟雄(斎藤道三の話)』はいずれも史伝であり、 小説というよりエッセイに近い。駄作ではないが、短過ぎて何も残らない。 『梟雄』は道三像を世に知らしめた作品として画期的なものだったらしいが、今となっては一寸……と言った感じである。 この本を通読して抱いた印象。やっぱ、安吾は小説下手。 筋立てを収束させてオチを付ける前に筆を放り出してしまったような話ばかり。 代表作はたまたま成功した例外なのだろう。 とは言え小説執筆がエッセイの肥やしになっているのは事実と思われるので、否定する気はないのであるが……。 | ||||
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突然、千年の昔に迷い込む。頬を撫で肩に落ちかかってくる桜の花びら。花びらに誘われて後ろを振り返るとそこには鬼が・・・。目の錯覚か・・・美しい姫がいた。人を殺すこととをいとわず、あたりまえに生きてきた山賊が、ある姫を家に連れ帰ってくることで、少しずつ変わっていく。これは、大人のためのおとぎ話だ。背中がしんと冷えるような怖さがあるのに、どこまでも美しい世界がそこに存在する。安吾のすばらしい音と言葉の配置。日本語がわかって本当によかったと心から感謝した。 | ||||
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