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月の砂漠をさばさばと
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月の砂漠をさばさばとの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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子供会の世話をする立場となり、色々な角度から、ものを考えることができました。 | ||||
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お母さんとさきちゃんの日常生活を、さきちゃん視点で描いた短編集。 誰でも経験したことがあるごく普通の日常生活のなかで、 驚いたり、笑ったり、泣いたり、不思議に思ったり、悲しかったり、嬉しかったり、 それらに付随する感情の動きが、彩り豊かかつ繊細に描かれています。 さきちゃんの視点を通して感じるいろいろなことはとても純粋で、 ときにはっとさせられる場面もあり、 こうした心の動きや身近な人やものが、とても大切なものなのだと気付かされます。 さきちゃんと取り巻く人々がとても優しく、 読んでいてとても穏やかな気持ちになります。 元気がないとき、落ち込んだときにはとてもオススメです。 | ||||
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面白かったです。 絵本のような、絵日記のような印象でした。 北村さんの小説は円紫さんシリーズを勧められて読んで以来。 なかなかどうしてこんな雰囲気があっさりと、表現できるのだろうと。 常々思ってました。 女子の心情であったり、ちいさな子の気持ちであったり。 あらいぐまさんのくだりが笑いました。 強風や大雨の被害対策!についてのさきの考えも。 | ||||
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9歳のさきちゃんは、お母さんとふたり暮らし。何気ないけれど、温かく愛情あふれる日常生活が そこにはあった。ほのぼのとした、母と娘の物語。 母と娘。ふたりは寄り添い、信頼し合い生きている。何気ない会話の中には、相手への愛がいっぱい 詰まっている。それは、読んでいて泣きたくなるほどだ。みんながこういう親子関係なら、虐待などと いう悲惨なことが起こらないのに・・・。おだやかに、本当におだやかに時が流れている。その心地 よさに、いつまでもいつまでもこの本を読んでいたいと思ってしまう。さきちゃんはこれからどんどん 大きくなる。けれど、大人になっても、今持っている心を大切にしてほしいと思う。「お金や高価な物 なんかたくさんなくていい。もっと大切なものがこの世の中にはある。」そのことを、いつまでも忘れ ないでいてほしい。読んでいると心が癒され、和んでいくような感じがする作品だった。 イラストも、作品の内容にぴったりでとてもよかった。 | ||||
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癒される可愛い世界観のお母さんと少女のお話です。 心が疲れ気味の時。 ホットミルクや温かなココアを飲みながら読むのが似合います♪ | ||||
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他の北村さんの小説は読んでました。だからこの本の存在を知った時は、どうしよっかなーと思いました。小学生の女の子が主人公。でもそれを描くのは大人の男。しかもお母さんと二人暮らしの設定。「子供って発想が面白いよね」「子供って真実を見抜く目を持ってるよね」みたいな子供神話は巷に溢れてます。それに乗っかった、 現実にはいない、でも大人に受けのいい、薄気味悪い子供を北村薫が描くかもしれないぞ、と。…杞憂でした。 子供のさきちゃんも、お母さんも、 下手に厭味に個性的な言動はせず、ごく普通の子供と母として描かれてました。優しい作品群です。「怒らないよ」「起こらないよ」のくだりは、さすが北村さんですね。 大人の読者も思ってしまいます。 「起こりませんように」とはいえ、1番「あ」と思ったのは、タイタニックを観たお友達の感想。 私も女で、子供だった時にはそう思ってました。(笑) 「ラッキー」って。 | ||||
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あなたが小さかった頃は可愛かったのよ!と母に言われます。 大したことではないのに、 「これをこうした時に笑って可愛かったのよ」 などと今でも母に言われてしまいます。 そんな親子の何気なく、それでいてきらきらした時期がこの作品には描かれています。 細部にわたり繊細に表現された文章、あるある!と思わせる庶民的な話題に引き込まれ、小さなさきちゃんが感じるいろいろな話に思わずにっこりさせられるのですが、ふいに胸をぐーっとつかまれるような母親目線の切ない気持ちにもさせられます。 野良猫を連れて帰ろうと必死になるさきちゃん、お母さんの思い出のかえるをプレゼントするさきちゃん、日々まっすぐに育つさきちゃんに会える素敵な作品です。 おーなり由子さんのイラストがこれまた!!!素敵です。 | ||||
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9歳のさきちゃんと作家のお母さんの物語。 ひとつひとつの話は小さい話だけど、ところどころに喜びと、ほんのちょっぴり切ない 感情が見え隠れします。 作家としてのお母さんの話つくりの上手さが、このお母さんをよそのお母さんと違う 特別なお母さんとしてる要因だよなぁ、とちょっぴり羨ましくもあり、ずるいなぁと 思ってしまいました。 私にもこんな話つくりの才能があればなぁ、と羨ましく思った次第です。 非才な私は代わりに子供にいろいろ読んであげないとなぁと思いました。 | ||||
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なんとなく読みそびれていた短篇集です。小学校3年生の娘と作家の母、という片親の家庭の日常を描いています。おーなり由子のさらりとした挿絵も控えめで、北村薫らしい「つつましい幸せ」の描写は、とても読みやすいです。 「素直で純真な」さきちゃん、こんな子は今はなかなかいないだろうなあ。子供心を失わず、ある意味子どものようなお母さん、だから離婚に至ったのかも?二人という最小単位ながら、ちゃんと「家庭」という単位を形成しています。 すぐに読めて、ほんわ架した気分になります。ちらりとお父さんの思い出に触れているので、安心しました。あまりに「きれいごと」すぎるような印象でしたから。 | ||||
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さきちゃんとおかあさんの関係がすごくいいです。 お互いを大切に思いやっていながらも、その距離感が絶妙で。 何気ない日常に喜怒哀楽がつまった、あったかい作品で、 “しあわせってこういうことなんだな〜”って、ほんわかした気分になれます。 そんな中にも強くたくましく。そして、やさしく。大事にしたいことがつまっています。 こんな風になれたら、どんなに素敵だろうなぁ☆と、ちょっぴり分かち合いたい・・そんな気分になりました。 何度だって読み返したくなる。大好きな一冊です。 おーなり由子さんの挿絵もほのぼのしていてピッタリです☆★ 『花王に豆まくとおもう』←気になった方ぜひ読んでみてください♪ | ||||
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メルヘンやファンタジーは、生活の中にちゃんとある。かわいいことや、こわいこと、おかしなこと、ひみつのこと。さきちゃんとお母さんの自然体のやりとりが素敵。トラウマだの何だのと物騒なことを言われますが、家族の愛って、すぐそばにあることが断然多いんだよな、と思わせてくれます。こどもでも、おとなでも、お互いのことばを聴けば、世界は二倍に広がる。そんなことを気付かせてくれる一冊です。おーなり由子さんの挿絵もかわいらしくて、それを見てるだけでも、疲れた心に効いてきますよ。 | ||||
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“円紫さんと私シリーズ”に魅せられ、当時の北村作品を読み尽くし、そして少々食傷気味にあった私がこの本を手に取るきっかけになったのは一つのテレビ番組でした。母校の生徒を相手に的確に授業のテーマを引き出していく様は、さすが元教師だと尊敬しました。覆面作家と言われた氏が性別も定かではない中、その作風や登場人物の内面描写から「きっと女性だろう」と言われていたことは有名ですが、逆に ‘女の子たる’に固執し過ぎているようにも思え、あまりにもいい子ちゃん過ぎる主人公やちょっと違和感を感じる台詞回しが反って不自然な気がしたのが北村作品から遠ざかっていた理由です。 久しぶりに手にした本作はそんな懸念を吹き飛ばすものでした。さきちゃんもお母さんもとても自然で、これまた最近氾濫している「日常の謎」と言うよりは「駄洒落ことば遊び」を楽しむような感覚でしょうか。さきちゃんは「家庭の事情を抱える子」ですが、それを優しく包むお母さんの存在がとてもよかったです。また梨木香歩さんの解説を読み、作者のプロフィールの羅列、自分との交友関係、作品の個人的な感想をつらつらと書き連ねる「解説(のようなもの)」が多い中、久しぶりに本当の「解説」を読んだと思いました。 | ||||
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「もし私が子供を生んで育てていくのなら、こんなお母さんに私もなろう。こんな親子になろう」と、素直に思えました。つまり、どこにでもあるような、ごくごく普通のありきたりな生活なんだけれども、ほんとうはそういった普遍性のあるものこそもっとも愛すべき生き方なのだと、大切にしなければいけない生き方なのだと、思わざるをえなかったのです。それに、おーなり由子さんの絵は、そんな雰囲気を確実にかもし出してくれています。あったかぁい、毛布のようなぬくもりが伝わってくる一冊です。 | ||||
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無理なくスッと入ってくる感じがしました。おとぎ話っぽいとか思われそうだけれど、しっかりとした現実も組み込んであってうならせられます。理解のある大人たち・純粋無垢な子供たち、という登場人物は理想的すぎるかもしれませんが、その理想は決して遠いものではないのです。ちょっと努力すれば叶うかもしれない理想。この本にはそんな魅力がありました。イラストもとっても可愛くて、大事に読めば読むほど味わいが出てきます。 | ||||
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こんな心地よい作品に出会ったのは久しぶりでした。9歳の女の子と母親のやり取りがとっても大切な宝石のようでした。読み終えて、早速9歳の娘と一緒に読みました。娘の表情を見ながら読んでいくのが幸せでした。反抗期を迎え始めた子供を持つ親たちに薦めたい本です。 | ||||
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この文庫の梨木香歩の解説はパーフェクトである。『日常は意識して守護されなければならない。』北村薫の魅力をこの一言で見事に現してくれて、私はいたく満足である。そうなのだ。『私と円紫』シリーズにしても『覆面作家』シリーズにしても、その隠れた『本格推理』水準の高さを誉めた解説子は多くいたが、北村が何故日常にあれほどこだわっていたかを解説してくれた人はいなかった。この本は母と子供の物語である。母親が読んでも充分に面白いだろうが、本当は父親こそ読むべきだろうと思う。母親にこんなにもおかしく面白く知性に満ちた子供との関係を任せて良いものだろうか、ときっと思うだろうから。 | ||||
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お母さんと女の子の可愛いやり取りや普段の生活の中での微笑ましい出来事が盛り沢山。「友達親子」その言葉がピッタリなのです。子供の心を持ったお母さんと大人びているけどお母さんの作家と言うお仕事がちょっぴり自慢の小学生のさきちゃん。読んでいてふんわりしてそれでいて、ピリッと笑いが入っていて。北村先生の意外な一面も垣間見られるし、おーなりさんのイラストも心が和んでいいですよ!私のいつでもいつまでも読み返す楽しみがある一冊です。 | ||||
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子供が苦手な私でさえ、サキちゃんとママのやりとりを見ていると、親子っていいなあ、とやさしい気持ちになります。サキちゃんとママは、守る・守られる、とか教育する・されるなんていう一方的な関係ではなく、一つの「チーム」のように仲良しで対等です。彼女らの日常はささやかなやさしさと愛情に満ちていて、親子とはかくありたいなあ、というあたたかさです。親子で読んでもいいかも。 | ||||
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子どもと暮らしていると、2回目の人生を生きているようなきがします。この本を読んでいると、子どもが身近にいなくても、また8歳にもどったような感覚になります。子ども心、のせつない気分、を思い出します。 | ||||
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