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ひまわりの祝祭
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ひまわりの祝祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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97年度版このミス30位 97年の初読の際にはそれほど印象に残らなかったのだが、あらためて読み直してみると、なかなかよい。500ページ強の作品だがグイグイと作品に引き込まれた。 この作品は作者の初期の作品であるが、この作品にも見られる、「大人になりきれない主人公(男性)」と、「気が強く、主人公より年下でありながら、主人公を最も理解し、温かく見守り続ける女性」という登場人物の組み合わせは、この後の作品にもしばしば見ることができる。「ワンパターン」と見る向きもあるかもしれないが、ここまで徹底しているのだから、作者が確立した「作風」として理解したいところだ。少なくとも、私にとっては、愛すべき「ワンパターン」である。 | ||||
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妻の自殺をきっかけに、閉じこもりの生活を送る元売れっ子デザイナー秋山。 ある日、元同僚が訪ねてきて、「500万円を捨てたい」と奇妙な相談を持ちかけます。 それは、謎だった妻の自殺の原因とファン・ゴッホの幻の作品の存在を探ることになるきっかけとなっていきます。 主人公の妻に対するあこがれのような感情と、この事件をとりまく人たちが幻の絵画「ひまわり」に抱く欲望が平行して筋をすすめていくので、ちょっと不思議な感じのお話になっています。 むやみやたらと盛り上げようとしたりしない淡々とした文章なのですが、筋が面白いのでぐいぐいひきこまれる小説でした。次々と展開していくので一気に楽しみました。 | ||||
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初読後、作者前作『テロリストのパラソル』に非常によく似ていると思ったが、その後伊織さんの他作品を読み一年後にあらためて読んでみると、それほど似てもいないと感じた。原田の微笑と、荘子を読む「最近の若者」的佐藤青年が魅力的だ。読後、夢を追うことや「才能の悲哀」というものについて考えさせられる。伊織さんの作品は、特に描写があるわけではないが、どれも静かで日本的なにおいがする。そして人間の悲哀といったものがひしひしと伝わってくる。 | ||||
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