■スポンサードリンク
無制限
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
無制限の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
離婚調停の結果、離婚成立を目前にして失踪した夫。その夫は、パチンコ屋に出入りしていたらしい。妃美子は夫を探すために、パチンコ屋へと…。よく取材されているなぁ…。これがまず最初の印象。裏ロムなどを利用した不正、警察との癒着などと言った、パチンコ業界が抱える問題などがしっかりと表現されている。どちらかと言うと、依存症とか、駐車場で子供が死亡…なんていう方がクローズアップされがちだが(この作品でも扱われている)、それとは別の問題点を指摘している辺りは流石である。また、『左手に告げるなかれ』の主人公・八木薔子が登場してみたり、と言うようなちょっとした遊び心も楽しい。が、正直、長すぎるかなぁ…と。毎回、パチンコ屋に出かけて行っては、球を打ち、それから少しずつ情報を聞き出す…という形なので、もう少しスッキリさせてくれても良かったのではないだろうか。しかも、それで580頁もありながら、最後は『左手に告げるなかれ』同様に駆け足気味になってしまっているのが何とも残念。その辺りが解消されれば…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
渡辺容子さん自身の講演の中で乱歩賞の「左手に告げるなかれ」また未刊行の「美酒」の取材を足でやった下りを聞いたものです。それを想像しながらこの本を読みました。「左手」よりも、この作品の方がパチンコ業界を知ることが出来た点では面白かったです。どんな業界でも裏知識を持つのは楽しいなと彼女の本を読むと思わせられます。でも、ちょっとパチンコ業界をとりあげる時期的には遅かった感あり。文章力もあり、読ませる人ですが、ミステリーの古典的ルールに縛られている感じで逆にただの小説ではなくミステリーとして読むといまいちかなと思うところはあります。刊行のインターバルが長いのは彼女の取材精神の徹底性のためかとも思うのですが。実績はともかくポスト宮部としてかなり期待しているのになかなかブレークする作品が出てこないのは残念です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!