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屈折光



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【この小説が収録されている参考書籍】
屈折光

屈折光の評価: 3.44/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

安心して読むことができる

文章がわかりやすく、状況がイメージしやすいので、安心して読めます。

獣医と医学の組み合わせた内容の話は読んだことがないので、なかなか興味深く読むことができます。薄っぺらな知識ではないので、医療知識がしっかりしていますが、読者が置いていかれないように、配慮されているため、バランスが取られています。

最初は不可解な殺人の要素含めたサスペンスですが、途中から内海先生という偉大な医師の倫理的ヒューマニズムの話に傾倒して行ってしまい、話にスピード感がなくなってしまいます。 最後の最後で、話のキーパーソンの岸という研究員が出てきてしまい、畳み掛けるように話が解決してしまうのが残念ですが、とてもよくできている内容のお話だと思います。
屈折光Amazon書評・レビュー:屈折光より
4062147912
No.8:
(2pt)

専門知識

医療ものは大好きだけど、この本は長々、淡々と続く専門知識が参考書を読んでいるように難しくて疲れた..。主人公に魅力を感じられず話に入り込むこともできず..ミステリーに尊厳死に牧場に親子愛..いろいろ詰め込みすぎかな..と。
屈折光Amazon書評・レビュー:屈折光より
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No.7:
(3pt)

期待は高かったのだが…

盛岡を舞台に描かれた医療サスペンス。『時限』『東京ダモイ』に続き本作を読んだのだが、『時限』の上手さ、『東京ダモイ』のような迫力は無かった。期待は高かったのだが…残念。
屈折光Amazon書評・レビュー:屈折光より
4062147912
No.6:
(4pt)

今後に期待される作品でしょう

盛りだくさんの内容の割には、テンポよく読み進むことができました。医療ものの場合、どうしてもある程度の基礎知識と言うか、専門用語と言うか、社会的背景と言うか、が必要となってしまう。これをまともに解説し出すと、単なる解説本になり、かといって省くと多分普通の読者には理解のしようがない。。。ここらのバランスは難しいが、本書はその点は成功していると思います。

とは言え、医療だけではなく、酪農、畜産業、製薬業界と、これまた十二分に専門性の高い業界の話をからませるので、やはりそのつどうまい説明(というか挿入)も若干話の流れを悪くするところがでてしまう。それでもトータル、非常に読みやすい、いい流れの作品に仕上がったと思います。
人物の書き込みに行くのか、サスペンス・謎解きに行くのか。。。このあたりが、これら特殊な業界の話の解きほぐしで、若干息が切れたようです。
親子愛、謎解き、ともに書き込み不足の感は否めません。
ただ、謎解きの方と言うか、ある種の犯罪の実行に関しては、この手は知らなかったなぁ、とけっこう面白かった(途中から、あれ、この人がと思えてはきますが)。読後感のよさもうれしいものです。

もう少しこなれてきて、十分に贅肉をそぎ落とすようになると、更にテンポよく、重厚な作品をうむのではないでしょうか。
今後に期待して、楽しみにしたいと思います。

屈折光Amazon書評・レビュー:屈折光より
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No.5:
(2pt)

お勧めできない。

「東京ダモイ」で乱歩賞を受賞した鏑木氏の受賞後第一作書き下ろし長編。受賞から二年という歳月をかけただけあって、かなりの力作。医学(特に脳神経外科)、獣医学、狂牛病関連の知識は半端ではない。
 ただ、大変な力作ではあるが、乱歩賞受賞作によくあるような「お勉強ミステリー」の典型である。そのため、蘊蓄や専門知識の説明が多く、読んでいて疲れる。鏑木氏のものすごい取材力、勉強力には敬服するが、作品そのものは、特別面白いとは思えなかった。

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No.4:
(2pt)

期待外れ

古書店でぱらぱらとめくってみて、おっ、医療ものじゃんとついつい買ってしまったが、甘かった。
大雑把に言ってしまえば、テーマは父親と子どもの葛藤ということになるのだろうが、脱サラした酪農家のおっさんはともかく、思春期の女の子が、父親が仕事人間で家に帰ってこないからといってグレたりするだろうか。不倫しているとかならわからなくもないが。「父を愛しているのか憎んでいるのかわからなくなった」って、ミサトさんじゃないんだからさ(笑)。
BSEの扱いにしても、もう少し怖さが描けないものだろうか。もちろん小説なのだから夢物語でいいのだけれど、著者の年齢を考えると、もう少し深く書き込んでもらいたかった。
レビューが参考になった、ならなかったって、普通自分が読んでから入れるものだろうが、そうではない輩がいるらしい。どうぞご勝手に(爆笑)。
屈折光Amazon書評・レビュー:屈折光より
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No.3:
(5pt)

ミステリーというより人間ドラマに主眼を置いた作品

ミステリーとしてはあっけなさすぎる。犯人も読めてしまう。
しかし、医療に携わる人間の葛藤、家族の対立〜和解といった人間ドラマとして読むと実に味わい深いものがあると思う。
少々、湿っぽい話が後半になって多くなるものの、実際に医療に携わる人はこういった経験があるのだろうなあと思ってしまった。
難病に苦しんでいる人には是非、一読して欲しいと思えた。
屈折光Amazon書評・レビュー:屈折光より
4062147912
No.2:
(5pt)

よく考え作られた作品

この作品を読んでまず感じることは、よく考え、練られ、必要な情報の取材や調査・研究がされたものだなあということでした。
作家として、作品を書き上げるということに対する責任感というものを強く感じられました。
これは、読者に対して、最高の礼儀だと思います。
読後感は、その思いを感じることで、とても嬉しいものでした。
屈折光Amazon書評・レビュー:屈折光より
4062147912
No.1:
(4pt)

この作家の他の本も読んでみたいな

サスペンスの中に、父と子の愛と対立が上手く描かれています。父は有名な心臓外科医です。実際の心臓外科医は、きっと過労で、これほど1人1人の患者と向き合うことは出来ないだろうな、と思いましたが、こんな医者がいれば理想的ですね。
文章も平易でさくさくと読み進むことが出来ました。サスペンスとしての出来は、ちょっと中途半端かもしれませんが、またこの作家の作品を読みたい、と思ったのは、きっと、読後の「爽やかさ」ですね。
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