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一休
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一休の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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直木賞作家・水上勉が、一休の伝記小説を、空想や虚構を交えて興趣深く描いたものかと思いきや、ほとんど考証随筆で、『沢庵』もこんな感じ。とにかく面白くはない。何しろ推理小説で名をあげた水上だけに、純文学へのコンプレックスと憧れが強くてこんなものを書いてしまい、谷崎賞の選考委員も、まあ功労賞としてあげようよ、ということで上げてしまったという、日本近代文学の特殊な歪みが出ている作である。あと吉川英治文学賞の対象になった『兵卒の鬣』も、面白くはないのである。俺は仏教に理解が深いんだぞおっ、通俗作家じゃないんだぞおっという水上の叫びだけが荒野にこだまするような本である。 | ||||
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谷崎潤一郎賞受賞、伝記文学の最高峰など、文学的評価は極めて高い本であるが、はっきり言って普通の人が読んで楽しめる本ではない。漢文、漢文読み下し文、文語、現代文の混合で、理解不能の箇所多々である。読んで楽しい本ではないが、一休のありのままの姿を描き出そうとしていることは高く評価できる。その点、研究者の一休評伝は性生活、特に森女との関係をいかがわしいものと決めつけ、無視していることから私たちの期待を裏切ること甚だしい。内容的には優れているとは思うが、読みにくい本であると言うことで私の評価は低くなってしまった。何度も言うが、普通の読者が読む本ではない。 | ||||
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