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蒸発-ある愛の終わり-
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蒸発-ある愛の終わり-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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結末がわかるまではドキドキしたけど、推理小説としては、トリックにちょっと無理があるような気がします。動機もそうですが。 | ||||
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協会賞受賞作。飛行中のジェット機からの人間消失という大トリックと男女の恋愛模様を融合させて描いた点が評価されたのだろう。女性らしい木目細やかな筆致は感じられるが、出来栄えには大いに不満が残る。 まず、人間消失が冒頭で描かれるが、こういう方法しかあり得ないと想像した通りの結果が最後で披露されるのでガッカリする。その上、その方法はセコイのだ。ヒロインが消失トリックを用いる必然性が薄いのも興味を殺ぐ。狂言回し役でヒロインの愛人役の記者が福岡に飛んでからの事件展開は凡庸で、事件の真犯人も意外性が無い。 致命的なのは、ヒロインと記者に対する人物描写が甘いため、二人の恋愛の様子が具体的に読者に伝わらず、感情移入ができない点である。副題に「ある愛の終わり」とあるが、どんな愛か分からないのである。そして、記者の生還が新聞発表されたのが6/10。ヒロインが失踪トリックを用いたのが6/20。辻褄が合わない。この間、ヒロインは裏日本に潜んでいたので、記者の生還を知らなかったと説明しているが、これは裏日本に住んでいる方への侮辱発言であろう。 本作はミステリのトリックと恋愛模様を融合させるという意欲的な試みをしながら、どちらも中途半端になってしまった凡作。 | ||||
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