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夏の夜会
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夏の夜会の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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著者の作品はいくつか読んできましたがその中でも下から数えた方が早いクオリティの内容です。率直に言うとすげえつまらなかったです。奇抜な設定・展開が持ち味の作者なので「七回死んだ男」のように一度ハマればすごいんですがハズしたら信じられないくらいの駄作が生まれるのも特徴ですかね。それでも文章は読みやすかったので今まで飛ばし読みだけはしたことがなかったのですが今回は無理でした。1/3くらい読んでパラ読みモードになってしまいました。今回ものすごい読みにくい文章だったんですが、どうしたんだろう、スランプ?と思うくらいには頭に入ってこなかったので読んでてちょっと戸惑いました。 数人集まって酒を飲みながら駄弁って謎を解く…という雰囲気は「麦酒の家の冒険」と似てますね。本作は主題が30年前の殺人事件で、しかも登場人物は全員当時の記憶があやふやのまま推理を進めます。「人間の記憶がいかに頼りにならないものか」というのが本作のテーマなので、あれは○○じゃなかったっけ?いや○○じゃなくて△△だよ。えー□□でしょ?という会話が頻繁に起こります。辻褄合わせに異様にページを使います。正直、ここでどうでもいいと思ったら負けです。私は負けました。「麦酒の家の冒険」でもそうでしたが、核となる謎がしょぼいんですよね…。酒の席での肴代わりの話題というには真剣になりすぎだし登場人物は揃いも揃って哲学者みたいな口調で話すし、面白くもなければ共感もできなくて20ページくらい読んだ時点で本を投げたくなりました。 記憶が曖昧なまま推理をし始めた時点で嫌な予感はしていましたがやっぱり作者にとって都合のいい展開の連続で終わりました。間違っても読者参加型のミステリーではないしある意味ずる技を多用しているのでミステリーを求めて本作を手に取るのはやめた方がいいと思います。かといって小説としても水準以下でとてもおすすめできる面白さではないので、まあ、著者の大ファンなら買って損はないのかな…。☆1。 | ||||
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西澤氏はSF的設定の中である縛りを設け、その縛りの中で謎を論理的に解くというロジカル・ミステリの大家。その一方で、自伝的小説「黄金色の祈り」や本書のような、過去の事件を現在の視点から記憶を甦らせ、真相に導くという体裁の作品も書く。 本作は30年振りの同窓会で集まった五人の男女が、小学生時代に起こった事件の真相を、記憶を辿りつつ暴くというもの。しかし、これ程「作者」にとって都合の良い記憶の喪失・スリ替えが"複数"の人間に起こるものだろうか。「オマエ、驚いているけど、ソレ知っていた筈だろ」とツッコミたくなる箇所が数十もあるのだ。これでは読者は推理に参加できない。それでも対象の事件が魅惑的なら、ストーリーに身を委ねるという手もあるが、事件自身は無味乾燥なのだ。 私は西澤氏の作品には常にアクロバティックな論理展開を期待しているのだが、その論理が記憶の喪失・スリ替えに支えられているのでは不満が残るだけである。残念ながら期待ハズレの作品。 | ||||
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西澤氏はSF的設定の中である縛りを設け、その縛りの中で謎を論理的に解くというロジカル・ミステリの大家。その一方で、自伝的小説「黄金色の祈り」や本書のような、過去の事件を現在の視点から記憶を甦らせ、真相に導くという体裁の作品も書く。 本作は30年振りの同窓会で集まった五人の男女が、小学生時代に起こった事件の真相を、記憶を辿りつつ暴くというもの。しかし、これ程「作者」にとって都合の良い記憶の喪失・スリ替えが"複数"の人間に起こるものだろうか。「オマエ、驚いているけど、ソレ知っていた筈だろ」とツッコミたくなる箇所が数十もあるのだ。これでは読者は推理に参加できない。それでも対象の事件が魅惑的なら、ストーリーに身を委ねるという手もあるが、事件自身は無味乾燥なのだ。 私は西澤氏の作品には常にアクロバティックな論理展開を期待しているのだが、その論理が記憶の喪失・スリ替えに支えられているのでは不満が残るだけである。残念ながら期待ハズレの作品。 | ||||
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2001年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 人間の記憶の不確かさに焦点を当てたミステリ。記憶の食い違い、忘却、捏造などを様々に使いながら、過去の殺人事件の真相へと迫っていく。 アイディアとしては面白い。しかし、登場人物たち(特に語り手)の記憶力のなさにイライラさせられた。一応、もっともらしい解説はなされるが、それでもねえ。 説得力うんぬんは別としても、ミステリとして成功作ではないだろう。 | ||||
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2001年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 人間の記憶の不確かさに焦点を当てたミステリ。記憶の食い違い、忘却、捏造などを様々に使いながら、過去の殺人事件の真相へと迫っていく。 アイディアとしては面白い。しかし、登場人物たち(特に語り手)の記憶力のなさにイライラさせられた。一応、もっともらしい解説はなされるが、それでもねえ。 説得力うんぬんは別としても、ミステリとして成功作ではないだろう。 | ||||
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記憶というもの当てにならない、それを見せつけてくれる作品。結婚式後の同級生との昔話で小学校の鬼先生の思い出話、そしてその先生が殺された事件の話になり、その事件の真相を探る展開へと進んでいきます。そして意外な結末が待っています。 しかしいくら記憶が当てにならないものだとは言ってもここまでむちゃくちゃになるものだろうか?一応の理由はありましたが…。ちょっと現実離れしているような気がします。 | ||||
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記憶というもの当てにならない、それを見せつけてくれる作品。結婚式後の同級生との昔話で小学校の鬼先生の思い出話、そしてその先生が殺された事件の話になり、その事件の真相を探る展開へと進んでいきます。そして意外な結末が待っています。 しかしいくら記憶が当てにならないものだとは言ってもここまでむちゃくちゃになるものだろうか?一応の理由はありましたが…。ちょっと現実離れしているような気がします。 | ||||
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