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サウダージ



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【この小説が収録されている参考書籍】
サウダージ
サウダージ (文春文庫)

サウダージの評価: 3.68/5点 レビュー 41件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

垣根さんは茨城県嫌いなのかなぁ。

垣根涼介さんのヒートアイランドシリーズの三作目です。
日系ブラジル人が主人公高木で、ひょんなことから柿沢の裏の強盗団にスカウトされるも、センスがないということでクビに。
それ以後は、柿沢から学んだ強盗テクで生きている。そして、コロンビアの娼婦DDとの関係に溺れている。
しかし、急に金に困る。ヤクザとコロンビア組織のコカイン密輸の情報をゲットし、柿沢とふたたび組んで、金とコカを強奪しようとするが…。
高木のダメぶりに、柿沢&桃井&アキは信用がおけないものの、なんとか大金をゲットしようとする。

アキが素人童貞で、はじめて女と付き合うとか、アキの恋物語なんかもありますし、
高木が、DDに惹かれていき、ダメになっていくのも、まあおもしろいです。
つか、DDがダメ女すぎなんですよね。こんな女、すぐに別れろよ、と。
とりあえず、飽きさせることなく、最後までの疾走感が痺れましたね。

あと、アキの女が勝手に憶測して、「別れる」という流れは笑えました。
元ヤンと交際すると、いろいろ考えちゃうよねぇ。

ところで、垣根さんは茨城県があまり好きじゃないのかな。
すこし悲しくなりました。
というのも、主人公は日系ブラジル人で、茨城の納豆工場に父母が働いたりしていて、最初の殺人をするのも茨城県だし、
なんか茨城の人間が、あんまり良い人間じゃないのばっかりなのよ。
まあでも、茨城なんて貧民街ですし、嫌われるのはしょうがないのかなぁ。

あと、垣根さん、「ばぶれ者」という言い方をよく使うんですね。
「とんだ遊び人」という程度の意味なのでしょうけど、これ、土佐地方の方言のような。
土佐出身者ということを表現したいわけじゃないのでしょうし、なんか彼独特の言語観なのでしょうか。
ほかに、「岡惚れ」(318㌻)という表現も使われているのですが、これも誤用としか思えないです。一流出版社の校閲部は何をしているんだか…。
ただ、わかりやすく、シンプルに伝えようとしているので、垣根さんの文章は読みやすいですね。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.11:
(3pt)

いいね

故郷を捨て、過去を消し、ひたすら悪事を働いてきた日系ブラジル人の高木耕一は、コロンビア人の出稼ぎ売春婦DDと出逢う。気分屋でアタマが悪く、金に汚い女。だが耕一はどうしようもなくDDに惹かれ、引き摺られていく。DDのために大金を獲ようと、耕一はかつて自分を捨てた仲間―裏金強奪のプロである柿沢に接触する。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.10:
(3pt)

まあまあ

垣根さんの作品は大好きでほとんど読んでいます。 内容が非常に厚く、引き込まれる臨場感、世界観があります。 このシリーズはというと、ほかの作品よりはライトな感じです。 その3作目。 主人公があまり活躍しないのですこしがっかり。 スピンオフ的な内容ではないでしょうか。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.9:
(3pt)

面白かった

…が、身もふたもなく「女、自業自得やん」と思った事も間違いない。 し、現場に女連れで来る緊張感のなさは「そら、誰だって組んで仕事したくないよ」と思ったりして。 面白く読んだが、DDにはかなり苛々した。 読了後の今もイラつき止まらずw 君さえ大人しくしてればとりあえず平穏な生活には入れたのにね。 と思うと同時に、このカップリングでは多分「生活」は出来なかっただろうから夢の内に終わったのは良かったんだろうな。 という感じも。 楽しんだ度合いは「前編読んでなかったけど、本書を楽しんだからシリーズの他の本も読んでみよう」です。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.8:
(3pt)

まあまあかな

読み手を飽きさせない物語の疾走感は相変わらずさすがの一言。ただし内容自体はアクションとしても恋愛ものとしてもノワールとしても中途半端な感は否めず。ワイルドソウルで味わった読後感には遠く及ばない。電車やバスでの長時間の移動中やノンビリしたい休みの日の午後に一気読みするにはちょうどいいかも。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.7:
(3pt)

普通

ワイルドソウルを垣根著作で初めて読み、近くの書店にて、ほかの著作を手に入れられないので、こちらで購入しました。
内容は・・・?
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.6:
(3pt)

サウダージを読んでヒートアイランドを再読したくなった。

サウダージを読んでヒートアイランドを再読したくなった。
ようはハラハラドキドキ感が物足りないからだと納得。

エロい描写はかなり多め。
そこまで要るかな〜って思うほどです。

今回のメインである高木耕一にスポットが当たった内容で
それなりに楽しめましたが、
もう少し引き込めれる要素が欲しかったところです。
登場場面も少ない強奪される相手側のマフィア(やくざ)の描写が全くなく、ワンサイドな感じです。

逃げる、隠れる、だます、計画する、追い込めれる、打開する、脱出する等々、
これらの場面があるともっと楽しくストーリーに厚みがあったと思います。

すでにキャラが確率された柿沢、桃井、アキというキャストに頼りすぎた
中の中レベルのドラマであるかのようでした。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.5:
(3pt)

面白かったけど、これまでよりエログロでちょっと疲れているときには読めない

作者本人も気に入ってる娼婦のDDというキャラクターが影の主役である。そのためにセックス描写が多くなるのは仕方がないのだろうし、殺しの描写がえげつないのも、耕一の歩んできた背景を考えると理解できる。この二人の恋愛関係とアキと和子の関係の違いが面白いが、どちらも本気の恋だったのはよかった。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.4:
(3pt)

可愛げのある格好よさ。

「ヒートアイランド」に続いて描く、垣根涼介の人気シリーズ作品(たぶん?)。

一応、ジャンル的には「ハードボイルド」の範疇に入るんだとは思うのですが、主人公たちがなんとも言えず、子供っぽいというか、可愛げがあるのが特徴的です。

ヒートアイランドを読んでいないのでわかりませんが、たぶんここに出てくる「アキ」君が前作の主人公なんだろうと見当はつきます。
でもってまるで違う形で続編を書いたんだろうなとも思わされます。

この作品自体は、適度にハラハラドキドキの面白い作品でした。(ちょっとエロが多すぎますが)
あと、DDという女の子が出てくるのですが、この人物造型にはやられました。うまい。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.3:
(3pt)

過剰なまでの性描写は必要か

はっきり言って、性描写が過剰である。
正直辟易した。
ストーリー的にある程度の性描写が必要なのはやむをえないが、ちょっと行き過ぎ。
作者の欲求不満の捌け口とでも解釈すべきか。
性描写をもっと抑えると、作品に深みが出て、よりハードボイルド色が鮮明になったと思うのだが。
また、アキが「ヒートアイランド」のころと較べると、まったくだめ男に成り下がっているのも、不満である。
「ヒートアイランド」のアキは何だったんだろう。
「ワイルドソウル」や「ヒートアイランド」を読んで、作者に過剰に期待しすぎたのかもしれない。
サウダージ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:サウダージ (文春文庫)より
4167686023
No.2:
(3pt)

ちょっと減点。

今までの作者の作品とは少し違ったテイストです。でも登場するのはすっかりおなじみの3人のギャング達。この本は単体で読むより、「ヒートアイランド」「ギャングスターレッスン」「ワイルドソウル」の順に読んでおいてから読み始めたほうがより楽しめると思います。「ワイルドソウル」とは全く登場人物はかぶらないのですが、このサウダージで主人公となる耕一の背景にはこの「ワイルドソウル」が深くかかわってきます。このあたりを理解してから読まないと、なぜ彼がこんな人間になったかという一番今回の軸となる部分が理解できないように思います。今回はラブストーリーと言う事ですが、それでもやっぱりこの作者らしさいっぱい。どんどん引き付けられ読み進んでしまいます。なのに、★3つと評価が低いのは・・・やはりちょっと軽すぎと言うかなんというか。今までの作品のストイックな格好よさが全く感じられなくて。これはこれで魅力的なのでしょうが私的にはちょっと減点。ということで。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206
No.1:
(3pt)

期待していただけに・・

今後、作者のドル箱(?)シリーズになるであろう柿沢・桃井・アキの裏金専門強奪団が活躍する第三弾。しかし、今回は、ストーリー展開よりも、むしろ、恋愛をメインとした人間関係に焦点が当てられています。たしかに、上述の3人や、今作のもう一方の主役・耕一やDDは、とても魅力的に描かれていますが、彼らが絡み合って、一つの骨太なストーリーに昇華していっているか、というと、疑問符がつきます。「ワイルド・ソウル」の後だっただけに、期待が大きすぎたのでしょう。気楽に読むには、適しています。但し、安易な「ワイルド・ソウル」の焼き直し的部分は、果たして必要だったのでしょうか。
サウダージAmazon書評・レビュー:サウダージより
4163232206

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