憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI



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初公開日(参考)2014年07月
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長編小説

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憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)

2016年09月02日 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)

IWGP第2シーズン、満を持してスタート!ストリートの“今”を切り取り続けてきた本シリーズ。時を経て池袋は少しずつ変容しているが、あの男たちは変わらない。脱法ドラッグ、仮想通貨、ヘイトスピーチ。次々に火を噴くトラブルをめぐり、マコトやタカシ、そしてとびきりクールな仲間たちが躍動する。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIの総合評価:6.89/10点レビュー 46件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

時事ネタも盛り込んで(非ミステリー)

息長く続いているIWGPシリーズの第11弾。20代後半になっても相変わらず地元愛一筋のマコトとタカシとGボーイズたちの、ちょっぴりくたびれだした青春ストーリーだが、さすがに石田衣良の看板作品だけあった退屈はさせない。
収録の4作品は、脱法ドラッグ、パチンコ中毒、胡散臭いネットビジネス、ヘイトデモと、いずれも時代を象徴するようなテーマばかり。どこか上っ面で偏狭で不寛容な世の中に対し、愚直な生活人の視点を失わず、しかし時代の流れに上手に乗っかって世直しに励む「街の不良たち」の物語である。
テレビドラマを見るのと同じ感覚で楽しい時間が過ごせること請け合い。深刻な社会派はちょっと勘弁、という人にオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.45:
(1pt)

疾走感も爽快感もなし

この「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの最初の二冊ほどは購入し、目を
通した記憶がある。そのスピード感と新しい「青春小説」の香りがあり、時代を
よく反映している小説と思った。今回は、何ともなしに手にとった、このシリーズ11の感想。

 シリーズ初めは、池袋という東京の中でもどちらかというとくすんだ、灰色っ
ぽい街(恐ろしく古いい時代に「池袋モンパルナス」はあったが)で生きる少年
少女たちの姿をよく描いていたと思う。現実の泥水を啜りながら、池袋で生きて
いく成長の様子が新鮮に思えた。

 だがこうしてシリーズ化してしまうと、さすがに物語の設定もストーリーも、
いつかどこかで読んだ小説の二番煎じ、という感がある。
 脱法ドラッグ(この言い方も古いが)、パチンコ、ヘイトスピーチ、作者はな
んとか「今」に物語を追いつかせようとしているが、必ずしもうまくいっていな
い。

 シリーズ物はどうしても陳腐さから逃れられない現れであろうか。
 3年半ぶりの4つの短編集とある。このシリーズが売れたこと、それだけで続
編を量産し、それが面白いかというと少々疑問。

「北口スモークタワー」はドラッグに関わる物語。ドラッグの売買シーンはリア
リティがあるが、それと筋立てとがバラバラ。何を描こうとしたのか。妙な「教
授」の語り、ドラッグを簡単に説明しているが、肝腎の本筋があまりに古くさい。
締まりのない結末で、余韻もない。

「ギャンブルではないギャンブル」=パチンコのこと。煙草のことが出てくるが、
そいうえばパチンコ店でもうもうと煙が上がっていたと思い出す。しかしパチン
コの蘊蓄は、それこそパチンコ雑誌の十分の一以下の面白さしかない。急に「セ
ルロイドのゴト師」のことが出てくるが、ゴト師のイカサマはそれと同じレベル。

 4編とも、頭の中だけでいじくった物語のようで、読みやすいのだが、その現
場の匂いがほとんどない。暴力シーンも同じで、格闘ゲームのよう。何とも空っ
ぽの文章が続いている。「凍り付くような冷たい声」をそのまま表現してもなん
の意味もないのだが。

 まあ軽く暇つぶしのために読む短編集であろうが、シリーズ最初から比較する
と、劣化は否めない。
 各短編の章かえの所で、ハーブの印、フィーバーの図柄、プラカードの印、そ
れらの小さなシルエットがある。
 これはお洒落と思ったが、褒められるのはそれくらい。

 一時間ほでで読み終え、最後には何も残らない。
 購入はおすすめできない。借りて寝転がって一時間ほどテレビをつけながら読
 んで下さい。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIAmazon書評・レビュー:憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIより
4163900896
No.44:
(2pt)

久しぶりだときついのかもしれません

シリーズを1作目から読んできました。シリーズ10作目を読んでから、少し時間がたってから、この11作目を読みました。

ちょっと、きつかったです。
例えば、過去の作品の登場人物が多く出てくるんですが、過去のエピソードを覚えていません。
なので、面白さや思い入れが半減したんだと思います。
また、作者の主張に共感出来ない点も、楽しさを減らす原因だったと思います。

ちょっと、この先の作品を読むかどうかを迷うような読後感でした。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIAmazon書評・レビュー:憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIより
4163900896
No.43:
(2pt)

あの頃のIWGPにはもう会えない

IWGPは、大好きなシリーズで、かつては外伝も含めて全部読んでいた。
第1シリーズが完結したときは早く続編が出ないかと待ち望んでした。
それからどれだけ時間がたったか。第2シーズンがはじまったことは知らず、たまたま本屋で見つけて、現時点の最新作である16巻まで全て読んだ。
以下は、第2シーズン全体の印象である。

第2シーズンには、かつての輝きはない。
IWGPは、新宿でも渋谷でも吉祥寺でも地方都市でもない、1990年代後半の池袋だからこそ成り立つ物語りだった。80年代のヤンキーでもない、90年代のカラーギャングを描いたところが新鮮だった。
しかしこいつら、いつまでガキのつもりなんだ。
カラーギャングはまだリアリティがあるのか?
作中ではまだ20代となっているようだが、本当だったら40才ぐらい、いくらごまかしても30ではないか。
いずれにしても、「若気の至り」では済まされない年齢だ。
キング・タカシは今も「上納金」で優雅な暮らしをして、運転手付きの高級車を乗り回し、手下のGボーイズに暴力を震わせる。自分もケンカが強い。手下(Gボーイズ)には鉄の掟がある。自分のシマを荒らされればシメる。それは若さという免罪符がなければ、単にヤ○ザではないか。マコトはさえない情報屋だ。
以降、他の巻を含めてネタバレをすれば、脱法ドラッグ、仮想通貨、ヘイトスピーチ、児童虐待、ブラックバイトと、流行り物を表面的になぞっているだけ。

あの頃のIWGPにはもう会えない。
リアリティがもうないのだから。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIAmazon書評・レビュー:憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIより
4163900896
No.42:
(4pt)

時事ネタを盛り込んだ1冊?

ヘイトスピーチは、確かに一時期耳にした言葉。
最近は聞く、見ることは無くなったように思うが、無くなったわけではないのかな。
誠の妹が今後登場するのか頭の片隅にあったので、今回登場して、「今回登場したか!」と少しそこに注目してしまいました。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIAmazon書評・レビュー:憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIより
4163900896
No.41:
(4pt)

時代に遅れないのはさすが。

IWGP第2シーズン1冊目。主人公マコトが「もう二十代後半になった(p.9)」せいか、スピード感が少し落ちたようにも感じられるけれど相変わらず面白い。彼が少女から「大人のおじさんってカッコいいね」「マコトさんみたいな人がおとうさんだったらなって思うよ(p.25)」と言われてクサるところが笑える。今回の題材は「北口スモークタワー」では脱法ドラッグ、「ギャンブラーズ・ゴールド」ではパチンコのイカサマとギャンブル依存症、「西池袋ノマドトラップ」では情報商材や仮想通貨(実はねずみ講)、「憎悪のパレード」はヘイトスピーチといったところ。時代に遅れないところはさすがである。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIAmazon書評・レビュー:憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIより
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