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青年のための読書クラブ
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青年のための読書クラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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学園の正史には決して残ることのない裏の珍事件を 代々続いている読書クラブ誌に綴られるという形で語られる連作短編です。 桜庭一樹が描く独特の世界観溢れるお嬢様学校の雰囲気が自分にはどうも好きになれませんでした。 ただ、好きな人には堪らないものとなっていると思います。 ひとつひとつのお話をみても、つまらないわけじゃないですが、魅力的なお話が少ないように思えました。 それでも、長い歴史に幕を閉じる切ない幕引きは良かったです。 桜庭一樹入門にはおすすめしません。 | ||||
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「少女の世界」では、醜いものは「異端」、女っぽすぎるものも「異端」。 男との恋愛は少女の価値を下げる。 性の存在に気づきながら、それを曖昧にすることで「世界」を維持している。 その「世界」を創った人物が実は…という構造も象徴的だ。 時代とともに移り変わり、ついには崩壊に向かう「世界」の中で、常に当事者でありながら観察者であり、記録者であり続けた「異端」の読書クラブだけが不変であり続けることを予感させる。 読書クラブこそがそもそも「世界」の母体であることを考えると、その結末は意味深い。 | ||||
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「少女の世界」では、醜いものは「異端」、女っぽすぎるものも「異端」。 男との恋愛は少女の価値を下げる。 性の存在に気づきながら、それを曖昧にすることで「世界」を維持している。 その「世界」を創った人物が実は…という構造も象徴的だ。 時代とともに移り変わり、ついには崩壊に向かう「世界」の中で、常に当事者でありながら観察者であり、記録者であり続けた「異端」の読書クラブだけが不変であり続けることを予感させる。 読書クラブこそがそもそも「世界」の母体であることを考えると、その結末は意味深い。 | ||||
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舞台は女学園。そこで繰り広げられる出来事はまるで宝塚。 何十年もの長きに渡り受け継がれているクラブ誌に書かれた 内容は、どれも面白かった。聖マリアナの生い立ちの部分、 学園創立にまつわる話もすごくよかった。でもひとつ気に なったことがあった。桜庭さんの作品は「赤朽葉家の伝説」に ついで2作目だが、この作品を読んでいるとどうしても 「赤朽葉家の伝説」に登場する毛鞠の人生について描かれた 部分を思い出してしまうのだ。内容はまったく違うのに、 語り口が似ているというか、同じというか・・・。特に、ロックに 目覚める少女山口十五夜についての話でそれを強く感じた。 表現方法、ワンパターンすぎないだろうか? | ||||
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舞台は女学園。そこで繰り広げられる出来事はまるで宝塚。 何十年もの長きに渡り受け継がれているクラブ誌に書かれた 内容は、どれも面白かった。聖マリアナの生い立ちの部分、 学園創立にまつわる話もすごくよかった。でもひとつ気に なったことがあった。桜庭さんの作品は「赤朽葉家の伝説」に ついで2作目だが、この作品を読んでいるとどうしても 「赤朽葉家の伝説」に登場する毛鞠の人生について描かれた 部分を思い出してしまうのだ。内容はまったく違うのに、 語り口が似ているというか、同じというか・・・。特に、ロックに 目覚める少女山口十五夜についての話でそれを強く感じた。 表現方法、ワンパターンすぎないだろうか? | ||||
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いくら時がたとうが、少女たちの本質は変わらない。 しかし時代は確実に流れるもので、やがて新しい慣習が少女たちの世界を襲う。 基本的には変わらない閉じた世界で生きる一風変わった読書クラブの少女たちが見た、ある時代の断片がここにはある。 ただ、私には難しかった。 桜庭氏の作品では度々、少女の一人称に「ぼく」が使われるが、それにしても今回使いすぎではないか。 そこに大きな意図(読書クラブの不変性?)があるような気もしたが、残念ながら私には分からなかったのである。 | ||||
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いくら時がたとうが、少女たちの本質は変わらない。 しかし時代は確実に流れるもので、やがて新しい慣習が少女たちの世界を襲う。 基本的には変わらない閉じた世界で生きる一風変わった読書クラブの少女たちが見た、ある時代の断片がここにはある。 ただ、私には難しかった。 桜庭氏の作品では度々、少女の一人称に「ぼく」が使われるが、それにしても今回使いすぎではないか。 そこに大きな意図(読書クラブの不変性?)があるような気もしたが、残念ながら私には分からなかったのである。 | ||||
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東京山の手の伝統あるお嬢様学校、聖、マリアナ学園。家柄、血筋が良くそして見た目もバッチリのお嬢様達が通う学園の中で、異端児達が集う「読書クラブ」があり、長きに渡り語り継がれて来た「クラブ誌」があった…。学園史上抹消されて来た数々の珍事件が書かれていた…。第1章から第5章まで短編形式で学園で起こった珍事件と学園の生い立ちから荒廃まで描かれている。時にコテコテの関西弁を語る生徒が起こす事件があったり…。そして学園が出来る間で生い立ちとまさか〜という内容あり…。そうかと思えば、バブル時代を背景とした話しがあったり…。ロックに目覚める生徒あり…。そして、知らずに英雄化されちゃっている生徒ありと…。なかなか学園ものしては、もりだくさんだった。 | ||||
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東京山の手の伝統あるお嬢様学校、聖、マリアナ学園。家柄、血筋が良くそして見た目もバッチリのお嬢様達が通う学園の中で、異端児達が集う「読書クラブ」があり、長きに渡り語り継がれて来た「クラブ誌」があった…。学園史上抹消されて来た数々の珍事件が書かれていた…。第1章から第5章まで短編形式で学園で起こった珍事件と学園の生い立ちから荒廃まで描かれている。時にコテコテの関西弁を語る生徒が起こす事件があったり…。そして学園が出来る間で生い立ちとまさか〜という内容あり…。そうかと思えば、バブル時代を背景とした話しがあったり…。ロックに目覚める生徒あり…。そして、知らずに英雄化されちゃっている生徒ありと…。なかなか学園ものしては、もりだくさんだった。 | ||||
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