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暗黒館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
暗黒館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全105件 61~80 4/6ページ
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まず、最初に読むミステリーがこの作品ですと 全4巻もあるので実に死にそうな思いをすることでしょう。 なので別の本のほうへ行きましょうね。 作品としてはまさに影があるというか 謎が謎を呼ぶ、と言う感じです。 この1巻はまだイントロダクションと言う形なので どのように事件がおきるかは明記されていません。 しかしながら最後に提示される 「ある事実」には これから先何らかの出来事が起きてしまう と言うことが予期できますし、 周辺人物の一部に狂気があふれていたり なにやら謎を呼ぶ謎が出てきたりと とにかくいろいろ勘ぐらせてくれます。 やはり「長い」です。 レビュアーである私はこう言う本は苦ではないのですが このページ数は苦痛になる人が多いかも。 なので雰囲気が好きな人は5相当ですが そうでない人は3程度でしょう。 | ||||
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全巻通読しての感想です。 あまりの厚さに尻込みして、 こんなに読むのが遅くなってしまいましたが、 読んで良かった。ほんとに面白かった。 舞台となる“暗黒館”の造形と歴史は まさに“闇”を抱え込んでいます。 住人たちはみな“病んで”いるのですが、 それがただのこけおどしではなく、 トリックと有機的につながっているのです。 トリック自体は実にシンプルなのですが、 枝葉を張って、見事に覆い隠してくれます。 もう、職人技です。 “新本格”の看板はだてじゃありません。 これだけの枝葉を張るためには、この長さが必要だったのだと、 ボクは納得しました とはいえ、トリック抜きで、 その枝葉が楽しくて仕方ないのです。 双子の姉妹の、愛らしさと妖しさなど、トラウマものです。 終盤に近付くにつれ、「読み終わりたくない」と、 思ってしまったボクも、 作者の仕掛けた“闇”に、見事にとらわれてしまったのでしょう。 ボク個人としては、勝手にですが、 今までシリーズ最高傑作と思っていた、 『時計館の殺人』を越えたと思っています。 新書版の星が、やや少なめですが、 ファンゆえの厳しい評価なのではないでしょうか。 好きなら好きなほどハードルは高くなってしまいますからね。 いつも見事にしてやられる、 “幸せなミステリファン”である、ボクが言うのもおこがましいのですが、 読まずにいるのは一生の不覚ですよ。 | ||||
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綾辻さんの作品は初めて読みました。 何でこの作品が最初なんだとファンから怒られそうですが 充分に楽しめました。 レトロな雰囲気が何とも言えず心地よく、昔テレビで見た昭和 サスペンスを思い出しました。 それまでの作品を知っていれば、もっと楽しめたと思いますが 未読の方でも大丈夫です。 かなりの長編なので根気が要りますが、100ページを超えた あたりからサクサク読み進められました。 この作品を読んだ後、評価の高い「十角館の殺人」も読みましたが 人物の掘り下げが充分にされている点、作品の雰囲気など 僕にとっては暗黒館のほうが楽しめました。 | ||||
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ここまで来ても飽きない。頭の中でぐるぐる推理 してみるのですが、なんともしっくりこない。 謎が多すぎると思いつつも きっと最後には 何もかものつじつまを合わせてくれるんだろうな〜綾辻さんは。 と 期待も高まる作品。 | ||||
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やってくれましたよ。ネタバレになるので詳しくは 書けないんですけど… 最期まであやふやだった江南の視点… これがもういい感じ。 しかも最後の最後で…そうだったのか!で落とされ じゃ、次も書いてほしい的な気持ちになります。 後ろの方に謎の建築家の年譜がありますが 先に読まないでくださいね。 楽しみが半減します。 先に読んだのにまったく気づかなかった私です。 | ||||
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文庫で4分冊になる長編です。 この第1巻は、物語を楽しむための準備をする巻です。 暗黒館の概要説明や、登場人物の紹介などに殆ど費やされています。 しかし、退屈することもなく600ページ近くある第1巻を読むことができたのは、読み進めるごとに高まっていく期待と不安が入り交じる感覚、さては予感といったどうしようもない「わくわく感」です。 人里離れた湖の中にひっそりと佇む暗黒館の存在感は、てつもなく大きく、ある意味登場人物よりも魅力的で、読むものを虜にします。 付属の暗黒館の平面図を見ながら読み進めると、ダンジョンを探検しているかのような感覚にさえなります。 日常と隔絶されたこの世界に、いつまでも浸っていたくなります。そういうことで、この世界にどっぷり浸かるのには、このこの位の長さは必要かと思います。 お楽しみはこれからです… | ||||
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素直に面白かったです。 読み終わった後、「肉」の夢を見てしまいました(笑) ただ、ものすごく長いので多少イライラしましたが……。 謎が残る感じなのと長いので、☆四つ。 綾辻ファンなら館シリーズすべて読んでみてからみて下さい。 ○○○のイメージが変わります。 | ||||
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綾辻さんの長編が出たと分かった時は、めちゃくちゃ嬉しかったですね。長い間、綾辻ワールドに浸れると思うだけで、幸せです。単行本だと四冊もあるし!残念ながら、おもしろすぎてあっという間に読み終えてしまいましたが。題名通り、暗黒の館を舞台にしていますが、今までの館と違い、重厚なイメージを抱きました。そして、内容も少しホラーめいた感じでしたね。怪しげな館の主達、その者達が執り行う儀式。物語が進むにつれ、次々と明かされる秘密。それと同時に沸き起こる不可思議な謎の数々。あんな館が実際にあったなら、ちょっと行ってみたくなってしまうかも・・・恐いけど。そして、最後にまた綾辻さんにやられました。騙されましたね。あの人物が・・・そういうことだったのか!本当におもしろかったです。今までの館シリーズをすべて見てきましたが、この「暗黒館の殺人」で全部が繋がった感じがしました。でもまた、館シリーズ出してほしいです! | ||||
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■〈あらすじ〉 母親の葬儀のため、九州に帰郷していた江南孝明は、親戚から建築家・中村青司が 改築に関わった”〈暗黒館〉――熊本の山深く、湖の小島に建つ異形の館――の話 を聞かされ、その館に赴くことにする。 その道中、地震が起きて事故に遭い、負傷した ものの、なんとか〈暗黒館〉にたどり着いた江南。 しかし、呼び鈴を鳴らしても誰も出てこなかったため、敷地内にある十角形の塔に 登り、バルコニーから館にいる人の姿を見たのだが、再び起きた地震によって、彼 は塔から転落してしまう―― ――建築学を専攻する学生・“中也”は、東京で知り合った〈暗黒館〉の当主の 息子・浦登玄児に招かれ、〈暗黒館〉を訪れていた。身許のはっきりしない青年 が、塔から転落して記憶喪失となったり、使用人が事故で重傷を負うなど、不穏 な出来事が続く。そして中也は、浦登家が年に一度、〈ダリアの夜〉に開く特別な 〈宴)に参加するのだが……。 ■〈感想〉 メインとなるのは、著者お得意の××トリックではあるものの、全編に横溢する オカルト要素に、鏡という小道具や、本シリーズならではのからくり趣味などを 絡めて論理的に犯人を特定できる仕様にしているのは評価されるべきでしょう。 ××トリックも、勘のいい人は、直感的に分かってしまうかもしれ ませんが、真相の全てを見抜くことはきわめて困難だと思います。 そして、常軌を逸した殺人の動機も、〈暗黒館〉という“異世界”においては、 説得力と必然性を持ちうるものになっている――そのためにこれだけの大部 に亘って世界観を構築する必要があった――のは見逃してはならない点です。 正直、冗長で、読み切るには忍耐が必要ですが、シリーズ読者 なら、必読の真相も明らかにされるので、読んで損はありません。 とにかく長いので、時間が十分ある時に読むことをおススメいたします。 | ||||
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作家の個性とは何か。 綾辻先生にとってそれは「本格」であること。 しかし本格の定義とは? 後書きで先生は自分にとっては「雰囲気」であると記してあります。 今回の物語は今までのシリーズの中でも突出して幻想と怪奇に重きが置かれ独特な視点と語りによって読者を暗黒の闇の中へと引きずりこみます。読者の中には幻想が本格を食っているという意見もありますが、前述した作家のスタンスを鑑みれば寧ろ真っ当で丁寧な作品であると私は思います。 ミステリー小説である前にこの物語は小説なのです。 本、本来の楽しみ方を「本格」という言葉に縛られず広い心で楽しみたいものです。 そういう意味で私にとって暗黒館は綾辻先生の作品の中で最も洗練な印象を受けました。 トリックに厳密さのみを求める人には向きません。シンプルに暗黒館の世界に没頭したい人には最高の一冊かもしれません。 | ||||
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綾辻の「館」シリーズの最後を飾る超大作。文庫で2000ページあまりある。(最近の講談社文庫は文字が大きいという話もあるが) 基本的には、怪しげな雰囲気の登場人物が出てきて、おどろおどろしい周辺環境で、嵐の山荘状態が勃発して、そこで連続殺人事件が起きて、という、おいおいこれは横溝正史か、というような話。2000ページまで書く必要があるかというと、このやたらおどろおどろしい表現を絞ると2/3くらいにはなる気がしますが、まあこれは作品のカラーということで良しとしましょうか。 で、本作品最大の大ネタについて言えば、いちおう本格の範疇と言えるでしょう。ちゃんと途中に分かりやすい(?)伏線がいくつか張られているし、良く読んでいれば半分位でわかるかなという感じ。一方で、最後の一発どんでん返しはと言うと、こりゃちょっとわからんですよ、という気がしますね。確かに途中でおや?というエピソードがあったといえばあったのですが。あと、おおぉ〜この人があの人だったのか!は、まあお約束ということで(笑)。 全体構成で言うと、地の文で書かれるようなところを、ちょっと超自然的な設定で書いてあるようになっているので、そこがかなり取っ付きにくかったです。とまれ他の「館」シリーズを読んだなら、締めにこれを読まないという手はないでしょうね。(他の「館」を読んでから手に取ったほうが良いでしょう。絶対だめとはいいませんが、そのほうが楽しめます。) | ||||
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☆は4つだけど、ちょっと甘めかな。正直☆3つ半くらいです。 読む前に絶対に今までの館シリーズを読破しておくことをオススメします。 それでないと、せっかくの「オチ」の驚きが半減(いやそれ以下かも)します。館シリーズの集大成という評判を聞いて私もこの作品を読む前に全部読み返しておいたのですが、そうしておいて良かったと心から思っていますね。 ただ、オチそのものについては「十角館」「時計館」に比べるとそんなに優れているとは思いません。事件そのものよりもその「オチ」と、不気味な館の世界を楽しむといった方がいいかもしれません。あるいは、“集大成”とはよく言ったもので、今までの館シリーズとは違い、今までこのシリーズを愛読してきた読者に対する「作者からのプレゼント」とでもいったような感じでしょうか…今まで数々の「館」を見てきたからこそ、あの「オチ」に驚愕することができるのだと思います。 あの「一行」で読者を驚かせるために、作者はこの長〜〜〜い話を書いたのではないかなと思いました。 他の方も書いておられましたが、途中、イライラさせられる箇所が多いです。長い話なのでどんな伏線があったのかも忘れそうになってしまうし(それってもったいないことですよね)、肝心な所で(誰かが重要なことを口にしようとすると、意表を突いた邪魔が入るとか)物語が中断される場面が多くて…なのでここまで長くする必要性もなかったのかなって思いました。“視点”についても、繰り返し繰り返し描写されるので、読んでいてちょっとしんどくなってくる箇所も。 全てを明らかにすることがいいとは思わないけど、ラストももうちょっと「事件のその後」を見せてほしかったような気もしますただ、玄児と“中也”の関係についてこちらの想像を掻き立ててしまうような描写もいくつかあり、その辺についてはぼやかしてあるのも良いかと思いますが。 もしやこの「暗黒館」で最後なのかと思いましたが、「びっくり館」があるのですね。その後も執筆予定とのことですし、この大作を超えて次はどんな作品になるのか楽しみです! | ||||
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「黒猫館」以来実に12年振りに上梓された、新たなる「館」。館シリーズ最長の分量、ストーリーの視点が様々な人物へと移ろいでゆくスタイルと、規模・斬新さ共に、待ちに待った読者の期待を裏切らない大作になっている。 暗黒館に好奇心から乗り込み転落事故に遭ってしまう江南を始め、中也、玄児といった登場人物達の「記憶の欠落」が作中における最たる謎だ。これがどの様に収束してゆくのかは下巻へのお楽しみ…として、中原中也の詩を引用するなど、綾辻行人の相も変わらぬ幻想小説への傾倒には唸らされる。 館の構造や建築蘊蓄が冗長で、作品への批判材料になってもいるようだが、私には、これまでに類をみない細緻な描写に、著者の並々ならぬ覚悟と野心が十二分に伺えた。加えて、浦登家の体質や秘儀といった土俗性も、従来の館とは異なる怖気を醸成する果敢なアプローチといえるだろう。 地域から隔絶された暗黒一色の屋敷、陽光を拒絶するいわくありげな住人達、「意味のない殺人」…。これだけ網羅された伏線の落としどころを探るのが如何に難儀かは、作家も読者も大した差違はない。 しかし、読者に出来るのは、これまでに数多の意表を突くミスリードをみせてくれた館達を凌駕する結末を信じて、これまた膨大な量の下巻に挑むことだけだ。勿論、躊躇う必要はない。前代未聞の規模を誇るこの館もまた、積年の期待を無下に裏切ることは決してないだろうから。 | ||||
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長いですねぇ(笑) だから、すごく良かった!!('∀`) キャラクターや世界観が好きだったので早く終わって欲しくなくて… 僕にとっては嬉しい作品でしたね本当に買ってよかった〜('∀`)今までのシリーズを読んでいたなら余計に楽しめます('∀`)館シリーズでお馴染みの『あの人達』にこんなエピソードがあったんだ…!…と感動しちゃいましたよ('∀`)テーマの館、キャラクター、世界観もみんな魅力的ですごく良かった四冊読んでる内に、すっかり気に入ってしまっていたので…ページを捲る度に物語の終わりへ近づいていってしまうのが寂しかったなぁ(笑)欲をいえばエピローグ…キャラクターのその後をもっと知りたかったな…なんてそれくらい入れ込みました('∀`) | ||||
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とても長い作品で初心者には、「十角館の殺人」をお勧めするが、シリーズファンならかなり楽しめるのではないかと思う。 私は館シリーズのファンなので、長い間作品の世界に浸ることができた。 初めの殺人が起こるまでかなり時間がかかるのでそこまで楽しめるかどうかで作品の評価が変わるのではないか。 登場人物の中では双子の姉妹がかわいくてよかったと思う。 | ||||
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「館」シリーズの、文庫版最新刊です。 実に4冊にまたがる大長編です。 この「長さ」については、ノベルス版のレビューを見ると賛否両論のようですが(否の方が多いような・・・)、私は皆が批判するほどの冗長さを感じませんでしたし、この内容だとむしろ妥当な「長さ」だと思います。 それほどの、「時間の重さ」が詰まった作品です。 未読の方には、「何としてでもトリックを暴いてやるぞ」と身構えて読むのではなく、ナビゲート役の“視点”に身を委ね、暗黒館に流れる「時間」を肌で感じつつ読まれることをお勧めします。 トリック云々を超越した時間旅行に、本作品の真骨頂があるのです。 そういう意味では、従来の館シリーズとは若干趣が異なりますので、生粋の新本格ファンには不満が残るのかも知れません。 言ってしまえば、事件自体はたいしたことはないですし^^; 第一巻は、舞台と登場人物の紹介です。 のっけから謎がいっぱい出てきますが、当然謎のまま話は進みます。 視点がクルクル変わり、その度にそれぞれの心情や回想が織り交ぜられますので、辛い人には辛いかも知れません。 もう一度言いますが、あまり深く考えずに「委ねる」のが吉です^^ | ||||
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陸の孤島となった暗黒館で、ようやく殺人事件が起こります。 殺人事件そのものにも謎めいた部分はあるのですが、それよりももっと深い、得体の知れない闇が、暗黒館を覆っています。 謎が謎を呼び、登場人物の複雑な相関関係とともに、ぐっちゃぐちゃに絡み合っていきますが、まだまだ前半。 パズルのピースがうまく合わない時のような違和感を楽しみながら、サクサクッと読み進めましょう^^ | ||||
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十角、水車、迷路、時計、黒猫、(人形?)。 少なくとも5つの館シリーズを読んでからではないと、意味や前後関係が分かりません。各館シリーズで謎が解き明かされた上で、この暗黒館が成立します。最後のあっと驚くトリックは仰天ものです。猿の惑星シリーズみたいに、このあと十角館に帰るような「新館」が出るのか、それとも大作なので作者がしばらく充電するのか。 館シリーズの集大成でかなりの読み応えがあります。そして、すべて分かったところで征服感と同時にこれで終わりではないかという虚無感が起こります。 次のシリーズ、絶対期待しています。 | ||||
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本人も述べているように,この本は綾辻の第二の処女作です。 力の入り方の違いとともに,大きな決意表明が本からにじみ出ています。 今までの館のモチーフを散りばめながら,シリーズで最大で怖さもひときわな館で事件が次々に起こります。(少し小野不由美のようなおどろおどろしさ) 活字を追ってゆくのが苦にならない人には,おすすめの読み応えです。 私はだれなのか,いくつもの謎を提示して上巻は終わります。 さぁ,下巻へとGO! | ||||
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ネタバレ注意! やたら抽象的な描写や、第三者からの視点が入っていて、読みにくくイライラする場面もありましたが、最後になって、その理由はわかるはずです。館シリーズの特徴として、最後のどんでん返しと世界の崩壊があげられ、それによる一種の快感がたまらないのですが、この作品も最後のどんでん返しにはビックリしました。ただ、館シリーズを初めて読む人にはわからないでしょう。この作品を読む前に館シリーズを何作か読んだ方がいいです。今回はやたらホラー的な描写が多く、中盤あたりのこの館に関する説明のところでは完全に引いてしまい、「そんなことあるわけねえだろ!」と思ってしまいました。またあの宴のシーンはご勘弁を。止めてもらいたかったです。全体的にあまりミステリーっぽさがなく、トリックも対したことないというか、ほとんどなかったです。もうちょっと理詰めにミステリーっぽくして欲しかった。また、最後が夢オチで、しかもあんな詳細な夢を見るなんて無理がありすぎます。江南くんも言っていましたが、登場人物が結局どうなったかちゃんと説明して欲しかったです。気になります。特にあの姉妹とか。全体的に本格ミステリーというより、ホラーとしか思えず読む人を選ぶでしょう。ただ、最後のどんでん返しは素晴らしいし、館シリーズのファンなら感慨深くなります。読んで損はないはずです。それにしても劇中の矛盾点や伏線にはほとんどきづかなかった。相当注意深く読まないと・・ | ||||
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