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生贄を抱く夜
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生贄を抱く夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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超能力者問題秘密対策委員会(通称チョーモンイン)の神麻継子とその周辺の人々が、超能力絡みの難事件に挑む超能力シリーズの7作目にあたる短編集。著者自身が「番外編的な色合いが強い」と言っている通り、おなじみの面々(神麻継子、保科匡緒、能解匡緒、神余響子)は登場するものの、どちらかというと脇役的存在。 7本の短編のうち「一本気心中」は神余響子と保科匡緒が、「共喰い」は神余響子と彼女の協力者である刑事・叶宮邦明が事件について話し合う形ですが、残る5本は事件の当事者である一般人や超能力者自身が主人公。中には超能力事件がメインにならない作品もあり、シリーズを通して読むときは良いアクセントになると思われます。 | ||||
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神麻嗣子シリーズの第7弾。6つの短篇+αが収められている。 なんだかイマイチな作品が並んでいる。ミステリとして不満が残り、物語として無理があり、キャラクターの魅力も物足りない。 あえて言うなら、動機に見るべきものがある。人間の心に巣食う憎悪とか怨恨とか、醜いものが赤裸々に描かれており、ぞっとする。 | ||||
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作者はSF的設定の中である縛りを設け、その縛りの中で謎を論理的に解くというロジカル・ミステリの大家。本作は「神麻嗣子」シリーズの短編第4段で、超能力の存在を前提にチョーモンイン委員会(読まないと分かりません)の美少女嗣子、美人警部の能解さん、売れない作家の保科の3人が力を合わせ事件を解決する点が見もの。事件によって、嗣子の同僚でウリ二つの響子、保科の元妻聡子も活躍する。作者の言に依ると、本作はレギュラー陣側からではなく、事件当事者の視点で書いた由。 「嗣子と響子のコンビがDツール能力者に対抗するノーマル物」、「予知夢の能力を持つ淫乱女の起こす錯誤事件」、「発火能力を持ったイジメを受ける学生の転落を描く異色作」、「主従関係にある若い2人の女性とテレポーテーション能力の組み合わせ」、「念写能力を持つ男の覗き趣味が描き出す奇妙な事件」、「サイコキネシス能力を扱う男達の偶然過ぎる犯罪」、「テレポーテーション能力を持つ女のセコイ目的」。 マンネリを防ごうと言う作者の意図は分かるが、一つ一つの作品の自由度が高過ぎて従来からの読者には違和感を感じさせる。内容も「奈津子もの」に近いものが多く、遊びが過ぎるように思われる。「これは!」というトリックとその解決も見当たらない。今後を期待したい。 | ||||
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