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幻惑密室
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幻惑密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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超能力者問題秘密委員会出張相談員の神麻嗣子の第2弾。今回の超能力者はハイパーヒプノティズム(超催眠術)を操り、ある社長宅の外へ出れないという暗示を全員に掛けてしまうのだが、そこに社長殺人事件が起こる。いったい犯人は誰か?超能力者は誰か?おなじみの美人警部能解匡緒とミステリー作家の保科匡緒も登場して、3人で関係者を尋問し、ああでもないこうでもないと推論を出し合う。途中、保科が結構執拗に男尊女卑論を頭の中で繰り広げ、自分でがっくりきてしまうところなどは微笑ましいが、保科自体はなかなかいい人柄だと思うし、能解警部や神麻が保科のマンションのスペヤキーを持つことになって仕舞うのは、心の拠り所として二人に求められているからなのだ。事件の方はなかなか上手いトリックが仕掛けてあるし、どんでん返しがあるのもいい。 | ||||
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西澤氏の初期に顕著なSF設定の本格ミステリーの初のキャラものシリーズとして現在も続くチョーモンインシリーズの記念すべき1作目で、長編である。 3作目の念力密室の短編と時系列が絡まっているが、そのまま最初に読んでもさほど支障はない。 時間SFかと思わせて、意識の誘導が主ネタで、冒頭の奇抜な展開は面白いが、レビューにあるように、アイデア自体は短編向きで長編をやるにはやや薄めのプロットかなという感じがする。 が、それを補うのがキャラものの利点で、標準以上の出来に仕上がっている。 | ||||
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ウルトラワンマンな社長宅で開かれる新年会に、 男女二人ずつ、四人の若手社員が招待された。 四人に共通する接点は特になかったのだが、男二人は 仕事のできないダメ社員、女二人は社長の愛人だった。 新年会に招かれた理由について、四人が思いを巡らせている うちに、なぜか彼らは、外に出ることができなくなってしまった。 電話も通じなくなっており、途方に暮れていた彼らは、 何者かによって殺害された社長の死体を発見する……。 本作で扱われる超能力は〈ハイヒップ(超催眠術)〉。 強烈な暗示を相手にかけて、実際にはあり得ない“幻”を、 あたかも現実のことのように思い込ませてしまう超能力です。 その能力を持つハイヒッパーは、(ヒップワード)を言って暗示をかけるのですが、 暗示を受けた者が、同じ言葉(ベイビイワード)を無意図的に第三者に伝えても、 暗示を波及させることになる、〈ベイビイメイカー〉という力もあわせ持っています。 一見、かなり反則な超能力に思えますが、使用する上での境界条件もキチン と設定(有効時間は一時間。同じ相手に同じ暗示をかけられるのは一回きり。 ヒップワードを重複して使えるのは最高四つまで、など)されており、整合性 とフェアネスは保たれています。 そうした設定を理解した上で、本作の事件を見ていくと、ポイントとなるのは以下の二つ。 母屋にあった死体が階段の下に移動したことと、凶器に社長のネクタイが使われたこと。 一方、動機に関しては、作者独特のセクシュアリティにまつわる思索を読み解く必要があります。 | ||||
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西澤保彦作品と言うことで読みました。超能力という言葉が出てきた時点で都合の悪いものはすべて超能力のせいにする矛盾だらけの作品では?と思っていましたがさすがというべきかおもしろい作品です。超能力というものが存在する設定も読んでみれば全然許せるミステリ作品だと思います。ストーリーはもちろん個性的なキャラに惹る読者も多いのでは? | ||||
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SFっぽい本格ミステリです。設定を許容できるかできないかで評価は変わると思いますが、内容は良質の「本格パズラー」です。それと、水玉螢之丞さんのイラストもかなり良いです。この本の一番の見どころはチョーモンイン大百科かも?(笑) | ||||
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