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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 41~60 3/6ページ
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ラノベのラノベたる所以か.登場人物がすべて漫画チック.その点にさえ耐えられれば良作.会話もテンポが良いし,ミステリーに用いられるトリックも(倫理的にはともかく)物理的には納得のいくものだ.シリーズが文庫化されるようなので,これから先の作品も楽しみにしている. | ||||
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『化物語』の西尾維新の原点的な作品。 全6タイトルの『戯言』シリーズの一作目。 初読みだけど想像を絶するミステリ小説でした。 感想としては良くできている、です。 主人公の「ぼく」こといーちゃんは友人の玖渚友といっしょに孤島に招待される。そこには様々な分野の天才たちが集められていたが、そこで殺人が起こる。しかも亡骸の首の上にはあるハズのものがなかった・・・ってのがストーリーだけど、私はそこそこ楽しめた。 西尾維新と言ったら「言葉遊び」だけど、デビュー作というのもあってかキレはまだあまりない。だが、逆に玖渚をはじめとする5人の天才たちの多彩な個性とそのキャラクター性はとてもよく描かれていると思う。そしてトリックにしても動機にしてもこの作者だからできた、と思わせるほど凄まじいものであった。 講談社ノベルスのでかくて持ちづらいと思っていたのでこの文庫化は素直に嬉しい。 ただ問題はこのキャラクターたちへの感じ方。 「ついて行けない」か「おもしろい!」の2つだろうが私は後者。 登場人物も作者自身からも強烈な個性を感じられた小説です。 | ||||
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ミステリーと云うと殺人事件が起こって、気持ちの悪くなるような描写があっったり、そしてつまんない常識人がこの事件はどんな方法で創られたかを永遠永遠と論議するだけで、全く面白さを感じられなかったり、正直云ってつまんないものばかり……と云う印象が私は強かったです。 しかし、この《戯言》シリーズはそのイメージとミステリーではない焦点からぶっ潰してくれた或る意味改革的な作品であると思います。 これ以降の作品においては、ミステリーが重視されていなかったりして、ミステリーから遠ざかりライトノベルに最終的には近くなりますが、ミステリーの持つ特性を上手く利用して、ミステリーの謎が作品を創っているという構造を持っていて、ミステリーレーベルから出ている作品のシリーズとしては最高に良い意味で《飛んでくれちゃった》作品だと、私は思います。 で、ここまでは《戯言》シリーズ全域に対して書いてみたのですが、ここからはこの作品に対して、話してみようと思う。 この作品「クビキリサイクル」は、西尾維新のデビュー作あって、ミステリーが中心の新人賞(メフィスト賞)に応募した作品なので、新本格と呼ばれるミステリーが採用されていて、全体的に云えば、他のシリーズ作よりも劣っていると云われても仕方ない作品となっている。 しかし、これまでのミステリーの現状を考えながらこの作品を見ていけば、最高傑作だと私は思う。 これまでの作品はキャラクター性を前面にどっか〜ん♪と云う勢いでは押していなかった。 なのに、どうだろうか。 この作品は新本格ミステリーのトリックに重きを置きながらも、ライトノベル風味で上手く味を付けている。 それを踏まえ、今までの新本格ミステリーの味を生かしながらも、ライトノベルとしてやらかした挑戦は、ミステリー界に更にはそれに繋がる、全ての業界に良い意味で影響を与えた作品だと思う。 そして、私にとって最大の読書時間を掛けて読んだ、初めて感動した作品だった。これ以上に感動できる作品は、私にあっただろうか、と率直に思ったものだ。 | ||||
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今まで読んだ本の中で、一回読んだだけで飽きてしまったなどという本はありませんか? 私が読んだ感想としては、戯言シリーズは飽きません。話のテンポが悪くてイライラするようなことはないし、だからといってすぐにオチが分かるようなつまらない話でもない。長い話が苦手な人でも気軽に読めると思う。内容としては、題名からして、ひどく残酷なシーンがあるように思えますね。 でも、マンガとは違って直接的にそれが訴えられるということはないし、表現もおさえてある。むしろ「残酷な本」というイメージは残らないほどのものだと思います。 読む価値は大です。 | ||||
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はじめこの本を読んだ時、「不思議な本だ」と思いました。しかし読み進んでいくうちにこれが「戯言」なのかと気づきました。 やばいです。面白いです。2巻目の「クビシメロマンチスト」にくらべ読みにくいと思いますがめげずに最後まで読むとこの本の面白さに気づけます。 ちなみに自分はこのオチ(起承転結の結)に気づけませんでした | ||||
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☆5つです。 私はライトノベルという部類の本には、中々馴染めず購入したら古本屋に売り飛ばすという 金の無駄遣いをしていました。 でも、最後まで読めて続きが読みたい!と思ったのはこの作品が初めてです。 主人公と共感できる所が多々あり、色々考えさせられる内容もいいです。 | ||||
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まだ読み終わっていないので、あえて☆4つ。 でもこの本は、今までに私が出会ったことのないような世界観がある お話なのですごくすごく楽しいです。 登場人物が個性的で、なにしろ天才達がたくさん出てきますね! 読み出すと止まらなくなる本です。 友達が、「西尾さんの本を読んでから、世の中の世界観が変わったわ」と 言っていたけど、なんか分かる気がします・・。 | ||||
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僕は、この作品好きですよ。この本のキャラクターや、事件の内容、推理などは、あくまでも物語として楽しむ【モノ】であり、作者が【見て欲しい(伝えたい)】ことでは、無いでしょう。この本の本質は、【天才】についてでしょう。それを念頭において読むと凄く楽しめる作品だと思います。 | ||||
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きみとぼくに比べれば格段にミステリー色が強いですね。時代背景は近未来のようですがSFというほどではなく、特に気にせず読むことができます。SF入ったミステリーってあんまり好きじゃないんですよね。 正直、最初の密室トリックくらいまではなんとかわかったんですが、それからはヒントもらいながら必死に追うだけで精一杯。 それでも、いーちゃんの種明かしレベルまでなんとか追えたので、よっしゃ!と自己満足してたんですが・・・。 潤さんにしてやられました。そんなのわからないよ・・・。 これが戯言の魅力なんですけどね。 | ||||
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正直に述べると、この一冊はさして面白くなかった。 トリックはチープだし、主人公はやる気ないし、 登場人物はエキセントリックだし、世界観は奇抜だし、 なにより文体が他の作家からかけ離れ過ぎていて読みづらい。 とても読みづらい。 ではなぜ星5つなのか? 続編が巻を追うごとに面白くなるからだ。 この一冊はつまらないが、この一冊で西尾維新に見切りをつけてしまうのは勿体無いと思うあまりの星5つ。 この一冊は、既にビッグネームとなった西尾維新のデビュー作で、代表作の第一巻に当たる。 デビュー作だけに、大人しく書いていて作者が弾けていないのだ。 これで弾けてないのか?と思われる方もいるだろう。 一見すると、審査員の目にとまる為だけに無理やりに独自性を打ち出そうとして奇抜になったような印象を受けるだけに、とても抑えて書いているようには見えないのだから仕方ない。 しかし、後の西尾維新フリークたちから見れば、このデビュー作は西尾維新の特色・魅力がまるで出きっていない作品なのだ。 ライトノベルにありがちな商法として、 『第一巻はそこで打ち切られてもいいように一冊でまとめる。人気が出たら続編を出す』 という手法がある。 この手法の欠点は一冊目が大人しく纏まってしまって、後の巻の足を引っ張る事がある事だが、 この作品も一冊目だけに大人しい。 では大人しくなくなるとどうなるのか? 1:変な知り合いがどんどん増える。(と言うか、まともな人がいない) 2:登場人物が人命をなんとも思ってない。 3:二つ名を持ったインモラルな奇人・超人・殺人鬼・天才がどんどん出てくる。 4:主人公が上記の人達にモテるモテる。モラルがないからその内ハーレムを作るに違いないほどモテる。 5:主人公が毎回身体を張って怪我するので生傷が絶えない。病院に担ぎ込まれる事も珍しくない。 6:主人公が言葉遊びに執念を燃やす。 この辺が、このシリーズに限らず西尾維新の作品にほぼ共通した特徴と言える。 ・・・本当だってば。 このシリーズも2冊3冊と読んでいくと中毒になるが、どうしても一冊で西尾維新を判断したいならこの作品よりも『きみとぼくの壊れた世界』を推す。 | ||||
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自分はそこまで文章は読む人間ではないですが、 そんな自分が読み進められないほど難しい文章でもなく、 あくびが出るような幼稚な文章でもなく、丁度良い按排の読み物だったと思います。 一応ミステリーのようですが、推理内容自体は、 コナンや金田一で全く推理が当たらない自分でもそれなりに予想がつくものでした。 推理に歯ごたえを感じたい人には、あまりお勧めでは無いかもしれません。 個人的に面白かったのは、語り手である「ぼく」の内面の掘り下げや 周りの人物との軽い問答めいたやり取りがなんとも小気味が良く、自然と読みふけっていたように思います。 星5つでも良かったのですが、物語の途中「ぼく」がやたら罵倒(?)されるシーンがあり 結構自分は「ぼく」に似ているタイプの人種だったので、 自分が罵倒されているみたいで少し気分が悪くなってしまったので、−星1ということで・・・。 ちなみに「戯言遣い」などと言うので、最初はそういう超能力で戦う物語だと思っていました^^; 実際は違うのでご安心(?)を(こんな戯言めいたことを思ったのは自分だけかもしれませんが・・・) | ||||
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友達の紹介で読んだ初めての西尾維新。読み終えた後は正直やられた。ミステリにしてはとにかく一人一人のキャラが凄い。(シリーズ通して言えるが)自分が読みたいと思ったものを書いてくれてるよと感服。(実際そんなはずはないが)言葉遊びが楽しい一冊。 | ||||
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内容は、文句のいいようがないです。 ですが、ヒロインの一人称が微妙なので星四つにさせていただきました。 キャラクターはかわいいのでそこらへんはオススメできます。 値段は少し高めですが、値段に値する内容になっています。 ただ、戯言シリーズは続きものなので、結構な出費になるかと・…。 ですが、西尾維新さんの織り成すストーリーが、ドキドキはらはらしておもしろいです。 | ||||
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表紙につられて読んでしまった戯れ言シリーズ第一作 読了後の感想は「キャラクターがいい」 これはこのシリーズのどの回にも言えることだが この小説に登場するキャラクターはほとんどの人間に好感を持てる箇所を持っている その中でも人類最強の請負人、哀川潤は最高。 このキャラクターなしでは話の主軸は掴めなかったのではないか? そう思える 「クビキリサイクル」ではほとんど登場しないが(ネコソギラジカル意外はあまり表立って登場しないが)それでもしっかりと見えない所で事件に絡んでいる そんな意味も含めて人類最強を生んだ西尾氏には感服です またタイトルも読み終えて「ああ」と思える 読む前は「クビキリ」「サイクル」と切っていたが別の切り方をするとこれはトリックのことを表していた。 おそらく読む前からなんとなくでこのことに気付いた人は「いーちゃん」並にひねくれたものの見方をする人じゃないだろうか? | ||||
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読み直しての感想。 ネタも展開もわかってながらも夢中に読んでしまった。 特に中だるみも無く軽快に読めた辺りに、 ミステリーとしてのトリックの稚拙さだとかが、 如何にどうでも良いことかが判る。 さてさて、中身に関してだが… タイトルの通りに「クビキリ」の「サイクル」。 言うまでも無く「首切り」「連続」殺人なわけ。 しつこい位に伏線を張り巡らせ、ついに起こる一つ目の事件。 トリックに関しては金田一少年の事件簿とか、 「ミステリー」と言うものが悉く判らない私が初見でわかるくらい単純。 なぜ登場人物の十数人がその場に居て判らないのかも不思議だが、 判ったところでそれが何の解決にもならない設定は凄いと思う。 そうこうしているうちに起こってしまう二つ目の事件。 話は急展開し、強引に収束し、伏線を残したまま終了する。 残されたモヤモヤ感は、最後に完膚無きまでに解決される。 実際は本題となるべき殺人事件の部分よりも、 ラストのその部分で、「あ、そうか!」という解決… 爽快感が得られる作品でした。 | ||||
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第一印象は最悪でした。 登場人物紹介にメイドが4人、天才が5人いることが書かれていた。 特に天才5人が並んでるのはシュールでした。 それからプロローグを読み、あぁ苦手な文章かもしれないと思った。 だけど本編を読んでるといつのまにか引き込まれて最後まで読んでしまった。 特に終盤の勢いはかなりのものでした。 あとヒロインエロ可愛い。 | ||||
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おもしろい。ただ純粋に、おもしろい。 主人公と「天才」と呼ばれる人物たちが集まった屋敷で起こる殺人事件がメイン。トリック自体はなんてことないものだが、ガッカリすることはなくむしろ気持ちいいくらいの反則ぶり。そして事件解決からさらに二転三転する結末は極上のエンターテイメント。ここまでやるか。 マンガ的アニメ的キャラクターも魅力的。マンガ好きの自分は特に現実離れした人物たちが好感を持てる。なのに話は軽くならない。 キャラものであり、ミステリーもあるが、やはり特筆すべきは言葉遊び。ぼく、玖渚友、哀川潤。徹底的に作られたキャラクターが織り成す会話劇。どこまでが本当でどこからが嘘か、それとも全て戯言か。信じてたものに裏切られるおもしろさがある。 この物語において、犯人や犯行動機を予想することに意味はない。しないほうがいい。事件以外のところも含めて、ただただ最後まで驚かされながら読んでほしい作品。 | ||||
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とにかく“凄まじい”というより他はない。あらゆる事柄を過剰な誇張で過剰な凄絶さを表している。作者のボキャブラリー量の半端無さも相まって、言葉の遣い方が上手。かつ、言葉の配置が絶妙。特にこの作品の最後の一文がエクセレント。西尾維新らしいと言えるのかもしれない。主人公(というか語り部)の名前を一切出していないところも最高に良い。このアイディアは素晴らしい。 『クビキリサイクル』は戯言シリーズの中で最も完成度が高いと思う。まだ萌えの要素も少なく(デビュー作なので多少遠慮したのかもしれないが)、そういうジャンルに抵抗のある方でも比較的読みやすいかもしれない。 私自身は戯言シリーズが人気があるというのを知り、「人気があるのならそれなりにおもしろいのだろう」という軽い気持ちで読むことにした。正直『クビキリサイクル』というタイトルはセンス悪いなと思ったのだが、読了してみるとタイトルの意味を納得。そして些かの感動を覚えた。 | ||||
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ライトノベル風なミステリー小説、といえばいいでしょうか。好きな人はサクサク読めるでしょうが、アクのある文章とクセのある内容に不快感やどっちつかずな感想を持たれる方も多いと思います。が、どうかここで読むのを止めないで下さい!シリーズ全てを読んで、初めてこの作品の価値が分かると思います。あくまでもこの話は「一話目」にすぎないのです。是非とも踏みとどまって、シリーズを読み続けて下さい。 | ||||
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ライトノベルと普通の小説の違いってなんでしょうかね? 個人的なには、アニメ的かどうかってことだと思うんです。普通の小説はもうちょっとシリアスというかリアルっていうか。 ストーリーや登場人物が極端にデフォルメされているんです。 アニメ世代はそこに違和感を感じないんでしょう。 ちなみに私もアニメ世代(R30です)なので大変楽しく読ませて頂きました。 そうじゃない人にはお勧めできません。 | ||||
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