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天窓のある家
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天窓のある家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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短編集。第一話が一番面白かった。が、二話目以降は私にはちょっと合わなかった。物語自体は決して悪くはないが、どこか観念的であり、情緒的な印象が強く、怖さや恐ろしさ、ミステリー性がどこか薄く、また女性目線での色合いがどこか色濃く、そんなものだと割り切れればよいのだが、沼田かほる作品と比べてもどこか崇高過ぎて、そのため合わなかっただけ。作品自体は決して悪いわけではない。 | ||||
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病んでる精神構造だけど、経緯をみると納得してしまう感じ。楽しみました。 好みからいうと「友と豆腐とベーゼンドルファー」がイチ押しですねー。我慢に我慢を重ねたら、はじけた時は「報復」までちゃんとしないと気持ち悪いからw 「密会」も結構好み。が、こちらは「言い掛かり付けられた若い娘」の憤りは、代理の謝罪とデパートの包み程度じゃ治まらない気がするけど。「あの人の奥さんは異常」って言い立てて、「旦那の社内での立場悪くしてやる」位の報復されてもおかしくない。ストーカーまがいの事して「赤っ恥」程度の認識って、紛う事なく「おばさん」の思考だなー、と思ってしまいました。 | ||||
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さまざまな風味の9編が収録。ホラー、SF、ハートフルストーリー、女性の生き方の形を問うもの・・・。 一見まとまりがないが、それぞれがいろいろな「女の怖さ」を描いている。それは「強さ」とも言い換えられるものであり、見方を変えれば「あたたかさ」でもあると思う。 好きなのは「友と豆腐とベーゼンドルファー」。主人公にすごく共感して一緒に怒りながら読み、ラストの行動にものすごく爽快感を感じた。いいねー潔いねーそうでなきゃ! 青臭いことをぬかして胸を張っている、この「夫」のような人にこそ、読ませたい。 「密会」もよい。母親の控えめさがかわいらしい。妻の気の強さとねちっこさも、嫌らしいけど微笑ましくもある。 「パラサイト」の結末のつけ方は意外だが説得力があり、考えさせられる。 「野犬狩り」は中年女性の「性」への執着の悲壮感が、意外な側面から描かれ、怖い。 「誕生」は角川ホラー文庫のアンソロジー「かなわぬ想い」にも収録されている。 | ||||
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