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天窓のある家
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天窓のある家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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一気に読んでしまい、とてもおもしろかったですが、アメリカ発祥のネットワーク で購入する企業にイヤな思いが、あるんでしょうか(^o^) | ||||
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短編集。第一話が一番面白かった。が、二話目以降は私にはちょっと合わなかった。物語自体は決して悪くはないが、どこか観念的であり、情緒的な印象が強く、怖さや恐ろしさ、ミステリー性がどこか薄く、また女性目線での色合いがどこか色濃く、そんなものだと割り切れればよいのだが、沼田かほる作品と比べてもどこか崇高過ぎて、そのため合わなかっただけ。作品自体は決して悪いわけではない。 | ||||
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登場人物と同世代が読むと、心臓にくる。マジで洒落にならない。でもまぁ、結局は生きるってこった。生きるしかない。「世紀頭の病」だけは毛色が違ってホッとできた。読んでるうちにだんだんオチが読めてきて、ラスト数行からは、おい、やめろ…おい…で、ブハッ!となった。篠田節子のこういうセンス大好きだ。 | ||||
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ディテールにこだわっているのに話の展開が強引で少しも共感を得られなかった。小金持ちをうらやむ主婦の異常行動、団地でピアノ教室、実家の母のところに行くのを妻に言いそびれる男。設定に無理があり、読んでいて楽しくない。ありそうでない話を上手につむいでいくのが小説なのに、読んでいるうちに感情移入できずにしらけてしまう。奥田英朗の『無理』くらいぶっ飛んでいれば楽しめるのに、本著はどれも中途半端である。 | ||||
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病んでる精神構造だけど、経緯をみると納得してしまう感じ。楽しみました。 好みからいうと「友と豆腐とベーゼンドルファー」がイチ押しですねー。我慢に我慢を重ねたら、はじけた時は「報復」までちゃんとしないと気持ち悪いからw 「密会」も結構好み。が、こちらは「言い掛かり付けられた若い娘」の憤りは、代理の謝罪とデパートの包み程度じゃ治まらない気がするけど。「あの人の奥さんは異常」って言い立てて、「旦那の社内での立場悪くしてやる」位の報復されてもおかしくない。ストーカーまがいの事して「赤っ恥」程度の認識って、紛う事なく「おばさん」の思考だなー、と思ってしまいました。 | ||||
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短編9話。半分以上は恐怖小説。 友と豆腐とベーゼンドルファー :ピアノを買うことに拍手。 パラサイト:誰が甘えているのか。 手帳 :恐い手帖依存症。 天窓のある家 :近所づきあいもほどほどに 世紀頭の病 :長編にしてもいいかもしれないくらい深い病気。 誕生 :怨念? 果実 : 薔薇。 野犬狩り :恐い。本当に恐い。 密会:実家に毎週寄ることを言えない状況がいま一歩理解できていない。 | ||||
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状態が「非常に良い」だったので購入したのですが、表紙は擦れまくりで角は擦れて色落ち、かなりくたびれており、本自体も一部まとまったページが折れている始末。正直状態は普通でした。あくまで中古と言い張るのでしょうが、「非常に良い」はもっと状態のいいものに使うべき評価だと思います。今後ここの状態の評価はあてにしません。「非常に良い」買い物ができました、ありがとうw | ||||
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こんな女いるって共感できます。人間って悪だなぁと感じる作品でした。だれもが持ってる心のドロドロ感を書いてました。真面目でも幸せにはなれないって感じですね。女性にありがちなねたみや見栄を表現してる作品でした。 | ||||
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作者の音楽作品は、あまりにも無知で読んででいて気分が悪くなる。 この小品集の一作目が「友と豆腐とベーゼンドルファー」ですが、これだけで星一つになりました。 他の作品も一通り読みましたが、一作目だけで後は覚えていません。買ったからもったいないので読んだだけで一作目があまりにもひどいので他の作品も心に残らなかった。 作品自体は文体も読みやすく悪くないですが、私は音大出のピアノ教師なので、このありえない設定だけでこの人の作品全てそうなんだろうかと思ってしまい、興味をなくしました。本当に音楽のこと何も知らずにイメージだけで書いてるんだって分かってします。作家ってもっと勉強して書くと思っていました。 まず、ベーゼンドルファーのコンサート用は軽く一千万超えるって書いてありますが、今では2千万します。この本は初版が平成18年ですからそんなに古い時代の話じゃないですよねえ。中古の小型サイズでもニ百十万円なんてありえません。アップライトの新品で500万以上なんですから。 外国産のピアノは中古でもそう値下がりしませんから、そんな値段で売っているなら今すぐ私が買いに行きますよ。その程度のちょっと調べれば分かることをなぜ分からないのでしょうか? それからどんなに受けのよい先生であっても、団地でアップライトピアノで教えている先生のところにベンツに乗っているうちの生徒は来ないでしょう。きっとそのお宅にはスタインウェイがあってそちらに出張なさるでしょうね。まあ、先生が超有名な国際コンクールで優勝でもなさっていれば話は別ですが、そういう先生は、40人も生徒みてる暇ありません。演奏活動忙しいし、団地なんかに住まないでしょうよ。それに防音をきちんとしていないのに朝から深夜までレッスンしていたら、苦情の嵐で仕事は出来ません。 とにかく音楽に関するありえない設定だけで、そのほかがどんなに良く描けていても私にはだめです。 作者の作品「賛歌」「マエストロ」も、まあとにかく突っ込みどころ満載でした。作者はアマチュアの弦楽器弾きらしいので、まだ弦楽器ものなら少しましでしたが、自分の拙い知識のみで作品を書いていることに違いはありませんでした。「カノン」はピアノらしいので買うのやめました。というより、音楽には詳しいからおかしいって分かるけど、勉強していない作家の作品読んで間違った知識を持つの恥ずかしいので、この作家の作品を読むこと自体やめました。 読書って楽しみの一つだけれど、読むことによって自分の知らなかった知識が深まる意味もあるのではないでしょうか。イメージだけで作品かいてるとしか思えない。勉強不足もいいとこです。 とにかく音楽に詳しい方は、この作家の音楽作品は読まないほうがいらいらせずに済みますね。 | ||||
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なんていうか、救いようのない世界。 9篇の短編集なのですが、 それぞれに問題や不幸を抱えた女たち。 特に、題名となった、「天窓のある家」 不幸な女の妬みの怖さ・・・ 結局、幸せというのは本人の心の持ちようが大きいのだなと。 後味が悪いので、あまり女性にはお奨めできないです。 女性の心理の勉強に、男性が読むには、最適かも。 | ||||
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なんていうか、救いようのない世界。 9篇の短編集なのですが、 それぞれに問題や不幸を抱えた女たち。 特に、題名となった、「天窓のある家」 不幸な女の妬みの怖さ・・・ 結局、幸せというのは本人の心の持ちようが大きいのだなと。 後味が悪いので、あまり女性にはお奨めできないです。 女性の心理の勉強に、男性が読むには、最適かも。 | ||||
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篠田氏の女性を見る目の鋭さに脱帽の書。女性なら誰にでも持ちうる感情を見事にえぐりだしています。 特に印象に残ったのは、表題作の「天窓のある家」。友人の夫の不貞を許せない秀子が、常軌を逸した行動に出る。その感情の移り変わりを読みながら、秀子の怖さとともに、自分の中にも巣食う少しの共感にぞっとするのです。 「密会」は夫の安らぎの場が、年老いた母の家だったという、ありそうなお話。しかし、そのラストはやはり毒を含んだ終わり方で、その後の不幸を考えさせられます。 中年女性が読む際には、引きずること覚悟で読みましょう。 | ||||
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さまざまな風味の9編が収録。ホラー、SF、ハートフルストーリー、女性の生き方の形を問うもの・・・。 一見まとまりがないが、それぞれがいろいろな「女の怖さ」を描いている。それは「強さ」とも言い換えられるものであり、見方を変えれば「あたたかさ」でもあると思う。 好きなのは「友と豆腐とベーゼンドルファー」。主人公にすごく共感して一緒に怒りながら読み、ラストの行動にものすごく爽快感を感じた。いいねー潔いねーそうでなきゃ! 青臭いことをぬかして胸を張っている、この「夫」のような人にこそ、読ませたい。 「密会」もよい。母親の控えめさがかわいらしい。妻の気の強さとねちっこさも、嫌らしいけど微笑ましくもある。 「パラサイト」の結末のつけ方は意外だが説得力があり、考えさせられる。 「野犬狩り」は中年女性の「性」への執着の悲壮感が、意外な側面から描かれ、怖い。 「誕生」は角川ホラー文庫のアンソロジー「かなわぬ想い」にも収録されている。 | ||||
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昔、藤子不二夫氏の『やすらぎの館』という漫画を読んだが、 その主人公も、そしてこの短編集の中の『密会』の主人公も、 やすらぎを求める相手は浮気相手の女などではなく、『母』であった。 それはそうだ。この世のどこに、自分の母以外に、 愚かな自分もだらしない自分も、すべてを無条件に受け入れて、 愛してくれる存在がいるというのだろう。 そして最後に主人公は永遠のやすらぎを手に入れたかのように見える。 しかし・・・。 物悲しい余韻を残して物語は終わる。 所詮、人間は永遠に続くやすらぎなど手に入れる事は不可能なのだろうか。 その他、『果実』・・・主人公の澄佳が夫との離婚を思い立ったのは、 バラの花にまつわるある出来事がきっかけだった。 思わずハッとさせられる場面である。 人間の生活は、本当に何気ないことから壊れていくのだ。 『天窓のある家』・・・主人公・秀子が、最後に友人の飼い猫を痛めつける。 そしてそれは、思いもよらない展開で秀子にはねかえってくる。 それはものすごい迫力で、一読の価値がある。 | ||||
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価値観の多様性が叫ばれて、今や自明視されているが、では、実際価値観が多様化されたという前提にたった現代、人のこころの在り方はどうなっているのか。一見その価値観が多様化されたこと、物が豊かになったことで人の生活の在り方は多種多様になった。しかし、その多様な在り方を敵視し、順応できず、生活のためにただ時代の犠牲者だとおもっていた主観は実は人間的な自然な考えが硬直した、思考停止状態なのではないかと。お金も道具である。実態のない価値観にしばられふりまわされているのではないかという背後からの気づきを感じる。 | ||||
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9篇の短編集。著者の長編作品は、著者が女性である事を、あまり感じさせない。しかし、本書に収録されている作品は、女性の心理を掘り下げた作品が多く、女性の視点の鋭さを感じる。特に、表題作の「天窓のある家」は、短編ながら、きわめて密度の高い作品で、強く印象に残る。倫理的に背徳行為を行っている友人夫婦を、見て見ぬふりを出来ない女性。それぞれの倫理観のもと、それぞれの夫婦が生活しているだけで、他人が口出しすべき問題では無い。ところが、どうしても口出ししてしまい、行動がエスカレートしてしまうのにも、著者の筆によって感情移入させられる。 著者の作品の性格は、変幻自在だ。 人生観を揺さ振られる様な凄味のある作品もあれば、 コミカルな作品や、音楽関連作品など多彩だ。 そんな中で、本書は、女性の心理を深くえぐる。 長編作品が中心の著者の短編集として、 十分に堪能出来た。 | ||||
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40歳がそう遠くない私にとってほとんどの作品が、他人事には思えなく、正直、怖かった。中年女性の微妙な心の揺らぎ、また、少しづつ壊れてゆく姿がリアルに描かれています。「リストラ」「パラサイトシングル」「熟年離婚」「介護問題」等の現代社会のひずみをさりげなくテーマとする篠田さんの実力が十二分に発揮された作品群だと思います。女性の孤独・不安・焦燥感がひたひたと迫ってきて「幸せって何なのかしら?」って考えさせられる作品です。 | ||||
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若干偏りはあるものの、いろんな女性の心情がよく描かれている1冊だと思います。援交する若い女性、自分のキャリアと家庭の板ばさみにあう女性、死に直面した女性、主婦業に疲れた女性・・・。女性は共感したり、自分もこうなってしまうのではないかと恐怖を感じたりすると思いますが、これを男性はどういう目で読むのでしょうか。男性の方が恐怖に感じるかもしれませんね。この本を「よくできたフィクションだ」と感じた男性が一番やばいと思いますが・・・。精神的に不安定な女性、更年期障害の女性にはおすすめできません。こわれちゃう可能性大です。つまり、それくらいコワイのです。 | ||||
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「友と豆腐とベーセンドルファー」と「天窓のある家」が特におすすめです。友達って、いったい何だろう?それはひょっとして「そうありたい」という自分自身を写す鏡に過ぎないのかな、などシーーーンと考えてしまいます。ほかにも佳作がいっぱい。たとえば太さや色味、風合いがちょっとづつ違う、魅力的な毛糸で編んだモチーフのような短編集です。短編ですがかなりのところ「人生」を突いています。最近の著者の短編集はストーリーのおもしろさだけで勝負したろ!という思いが見え隠れして、かえってしらけたのですが、今回は違います。生きていくことの本質にかなり迫っています。お勧めです。 | ||||
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女性にしか書けない女性の汚れた心や悲しみが浮き彫りになるお話ばかりです。男性が読んだら女性不信になるかな?「友と豆腐とベーゼンドルファー」「誕生」「果実」は妻としてがんばりすぎる女性たちの決意の物語。「パラサイト」「密会」は家族の有り様を、「野犬狩り」「手帳」は孤独な女性の壊れていくさまを描いています。「世紀頭の病」は作者得意の近未来の伝染病パニックもの。どれも短編にするのは惜しいほどのテーマ&ストーリー展開です。 | ||||
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