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ノルウェイの森



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ノルウェイの森の評価: 3.82/5点 レビュー 812件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全90件 81~90 5/5ページ
No.10:
(3pt)

生きていくこと

この小説に登場する人間は三つのグループに分けられると思います。一つ目はリアルを嫌い、「現実」と向き合わない人間。二つ目はリアルと向き合うことはできるが、タフでない人間。三つ目にそれと向き合い、それに耐えうる人間。リアルは恐ろしいもので我われの世界ではつねにオブラードに包まれています。死がよい例です。みんな死なないと思って生きている。しかし、実際はそうではない。この小説にあるように、死は生の一部であり、それは事実なのだ。リアルを避けて生きるべきではない。ごまかして生きてはならない。そして、「現実」に耐えることができるようにわれわれはタフになっていかねばならない。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.9:
(3pt)

登場人物を上手く使っている。

村上作品で思うのは、いつも登場人物がいいタイミングで現れ、いい効果を残して消えていく、という限のよさだと思います。そのため、登場人物を忘れるということも少なくなり、読みやすさが飛躍的に上がるのです。そういう意味では、村上さんは上手いと思いました。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.8:
(3pt)

ついさっき読み終えました。

私は現在十九歳でたった今この小説を読み終えたのですがこの本は個人的にすごく評価のしづらいものでした。ものすごくくだらない小説にも感じるし逆にものすごく奥の深いものにも感じました。主人公は私と同じ十九歳で共感できる部分もいくつかあり、読んでいて考えさせられるものも多々ありました。ただ緑といい直子といい永沢さんといいこんな特質な人間が知り合いに多くいることがまずありえないと思いました。話の展開もあまりに現実離れしすぎていて、正直それで読者を驚かさせて売り上げを伸ばそうと思ったのでは?と思ったほどでした。この小説がとりあえず個性的な登場人物が多くて、くさい台詞や展開があるためそれが理由でベストセラーになったのか?それともこの小説のもっと深い部分に良さがあってそれで売れたのかが気になりました。私がもう少し幼かったらこの小説の内容に感化され、絶賛していたかもしれませんが正直それを狙ったというか少し安っぽさを感じます。もちろんまだ十九の私ですから後にこの考えはかわるかもしれません。ただ作者の意図がどうであれ私がこの小説を読んで色々考えさせられたのは事実です。そういった意味で読んで損はないものだと思います。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.7:
(3pt)

もろく不安定な年代

生と死とそのメタファーとしての性を
うまく描いている。
不安定でアイデンティティロストと必死に戦う
20年初期を非常にうまく描いている。
僕も今ちょうどその年だからそこの印象が強かった。
ただ、この本が万人受けするかと言えば違うと思う。
そしてその必要も無いと思う。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.6:
(3pt)

面白いだけに、気がかり・・・・

独特のキャラクターや性描写等が、非日常的でとても面白い。しかし・・・・出だしが37歳ではじまり、永沢との卒業後の再会を予感しつつ読み進めた。ところが、ラストは相変わらず学生で、雑踏の公衆電話で話が終わってしまったのは残念でとても気がかり。また親友や恋人の自殺の因果関係が結局分からなかったことも含め、読み終えた後は煮えきらず、「この後続きがあるのだろう」と問合せしたい気持ちになった。恋人の友人38歳と20歳の主人公が、恋人の為の私的な葬式後、発情して4回SEXしたこと、別れぎわに接吻したのはやり過ぎでは?(せめて1回だけなら)後半は、親友キスギは死を選び、自分(主人公)は生を選んだとある様に、そこからの展開を進めて欲しかった。できれば、「ノルウェーの森(下)特別編」とか、もう一つの物語を作って欲しい。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.5:
(3pt)

悲しい恋愛小説

読んだ後、何ともいえない喪失感に襲われました。胸が締め付けられるような恋愛小説が好きな人にはお薦めです。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.4:
(3pt)

う~む・・・

自分が未熟だからなのだろうか。他のレビューを書いている方のような印象を持つことが出来なかった。この本がそれほど「人生において何かが変わる」とかそういったものは感じなかった。第1章と他の部分のつながりが見えにくい。またドイツかといった出だしがありますが本文中とまったくつながりがない。井戸の話は結局何の意味があったのか。そういった点があちこちに見受けられ、文章が完結している気がしなかった。数年後、読み返してみようとは思うが今とは違う想いをはたしてもてるだろうか。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.3:
(3pt)

ノルウェイの森

あいかわらずの村上ワールドは健在で、全体を通して何を伝えたいのかが見えずらい。それでも、村上春樹の文章はひきつけられるものがある。この本では、人が他人と生きていく上で不可避な人間関係の悩みや難しさを伝えると同時に、他人と生きていくことの大切さを伝えようとしている。難しい本というより肩の力を抜いて読める本。他人の生活を覗き見しているような感覚で読める本だと思う。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.2:
(3pt)

生と死への葛藤

恋愛小説という分類をなされているがこの小説はそれだけをテーマにしている安直なものではない。深い思考を繰り返す主人公。最初からその思考は生と死に関してのものだ。それは最後まで続く。キャラクターも描写が視覚的で細かく、一人一人が個性的で好感がもてる。しかし他の人々に比べると主人公の個性のなさが気になった。それと、主人公は思考が内にこもっており多少個人的すぎるのではとも思う。例えば直子が死んだとき、直子の家族の感情は・・?など疑問も残る。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1:
(3pt)

してやられたり…。

初読はもう10年以上前になりますが、これは本当は著者が書かなくてもよかった作品のような気がします。作者が、後に「アンダー・ザ・グラウンド」等の作品へと至までに、自身でこなさなくえたはならない通過儀礼のような作品。装丁も作者自身の手になるものと聞き、納得。赤と緑の「補色の関係」は、最も人の目に、心に残像を残すものだから。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925

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