■スポンサードリンク
片眼の猿 One-eyed monkeys
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
片眼の猿 One-eyed monkeysの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 三梨幸一郎は、特異な“耳”を持つ私立探偵で、 その能力を駆使した盗聴を主な仕事としている。 現在、ある産業スパイを調査している三梨は、冬絵という女性と知り合う。 いつも大きなサングラスをしている冬絵を、自分と同類 だと感じた三梨は、彼女を探偵事務所にスカウトした。 それから数日経ったある日、三梨が調査していた男が殺害される。 男が殺害された時の様子を、たまたま聴いていた三梨は、 前後の状況から、犯人は冬絵ではないかという疑いを抱く……。 序盤において、読者をミスディレクションしていく会話が秀逸。 (犬の鼻についての話や、ある人物が千里眼らしいという話) 読者は、この段階でまんまと先入観を抱かされ、終盤で驚かされることになります。 また、本作では、先の殺人事件と並行して、七年前に失踪し、のちに、死体 となって発見された、三梨の元同居人・秋絵の事件の謎も解明していきます。 ここにもひとつ、騙りの仕掛けが施されています。 軽ハードボイルドものであり、擬似家族ものでもある本作ですが、 登場人物にデリケートな属性が付与されているため、読了後に、 違和感や不快感を覚える向きもあるかもしれません。 そのあたり、ミステリに何を求めるかで、本作の評価が変わってくると思いますが、 個人的には、細かい趣向を巧みに連鎖させていく作者の手腕が堪能でき、十分、 楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ひっかかりました。最初はちょっとSF風味の非現実的な話かと思ってどんどん読み進めていたら、最後のほうで「だまされた!」となりました。このくらいきっちり現実的に辻褄を合わせてくれると、気分がいいですね。細かいことを言えば、彼女はそんな理由で常にサングラスをかけてるのは、ちょっと子供っぽくない?とか、まああるにはあります。 が、そんなのどうでも良くなるくらい、面白いですね。 アパートの住人たちのキャラクターもとても魅力的で、また違う話でも読んでみたいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 無駄に暗い陰惨な作品よりもこういう作品のほうが読んでいて気分がいいです(前者のような作品が嫌いだと言っているわけではありませんよ)。 伝えたいテーマがあり、それと同時にミステリがあり、謎がある。短い章ふりも手伝って、軽快な作品に仕上がっていると思います。 「複線があからさまですぐにわかる謎」みたいなことを言って憤慨している方がいますが、とんだ的外れです。その形が言わんとしている部分は、きっと謎でない部分のことでしょう。作品中の謎という謎が全て読者のカタストロフィのためにあると思ってかかるのは間違いだし、この場合は謎ですらありません。ただの設定です。ここにも良くない先入観があるように思います。 キャラクターがステレオタイプ、というか、愉快なキャラクターたちで、不愉快な先入観に満ちた世間を笑い飛ばすようでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 何の予備知識もなく、ただ「本の雑誌」で薦めていたのでよみました。とても読みやすく、ペ^ジが進みました。面白かった!!私はミステリファンなので、途中で「見破ったり」なんて思っていたけど、みごとギャフンとやられました。ミステリに興味が無い人、固い文学がお好きな方にはつまらない本かもしれません。でも、「「容疑者Xの献身」見破ったり!!」なんて言ってる人、そう、ミステリ好きの方は読んだら絶対面白いです。ありえるとか、ありえないとか問題じゃないんです。それに、根本にこの作者は人間が好きなんですね。損はしません。読んでみんしゃい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 個性的な性格と顔の作りの登場人物ですが、皆、わけアリの雰囲気を漂わせて物語は進みます。先入観のために、ついうっかりしてしまいがちな盲点をつかれました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 話の冒頭では一見、非現実的な話と思うかも知れない。その手の話が苦手な人は冒頭で敬遠してしまうかも知れないが、最後まで読む忍耐があればかなり良質の読後感を得られる。多少ご都合主義的な部分もあるが、なかなか読ませる秀作である。カードの話も最後まで読めば謎が解けるので、途中で止まらないで読み切る事をお勧めする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ミステリ小説を読んでダマされる快感を久しぶりに味わいました。 個人的にはこの感触がたまらなく好きなんです。 『星降り山荘の殺人』という作品も読了後にかなり衝撃を受けましたが、 あちらと違うのはその伏線(仕掛け)の多さ。 同著者の『シャドウ』もかなり伏線が多かったけど、今回もすごい。 ダマされたと気付いた時には遅く、巧みなミスリードに踊らされていたことに驚きます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 登場人物が、奥ゆかしい。軽くない。味のある、精神的に職人堅気の、人々だ。その度合いは、それぞれの特異性が読者に影響を与えないほどだ。登場人物も多くを語らず、作者も、多くを語らずして、ストリーを進める。上品な作品だ。引き込まれてしまうのは、そのためのように思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ミステリ読者は深読みをする。想像をする。仮説を立てる。それをしなくちゃ面白くない。 小説の場面を頭の中で映像に変換する。当然の作業だ。それを広げれば広げるほどこの作品は面白い。登場人物はいずれも際立ったキャラクターの持ち主だ。シリーズ化してほしいくらいだが、たぶん無理。何故かは読めばわかる。 「このミステリがすごい」の本年のランキング入りはたぶん確実だと思う。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





