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湯殿山麓呪い村
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【この小説が収録されている参考書籍】
湯殿山麓呪い村の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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youtube オカルトエンタメ大学でナマニク先生が、最恐ヒトコワ映画5選の五番目に、湯殿山麓呪い村を選んでいたので、原作がkindleunlimitedだったので読みました。個人的には、あまり怖くはなかったですが、推理小説としては面白かったです。密室トリックも結構良かったです。ただ、最近の小説と比べると、中盤過ぎるまで、結構、スローペースで進むので、読むのが大変でした。 | ||||
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当時、横溝正史等のいわゆる伝奇推理小説にハマっていた時期に読んだ一冊です。映画化もされていますが、映画はハッキリ言って自分的にはイマイチでした。この後名探偵滝連太郎を主人公としてシリーズ化されますが、この作品がストーリー、トリックとも1番面白いです | ||||
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その昔、映画化された折にそちらを先に観て、あまりの鬱展開にゲンナリして読まずに済ませてしまった本。40年近く経って、ひょんな気まぐれからkindleで読んでみました。 ミステリーとして読むと、トリックにも、その解明にも、とびぬけた点はなく、おそらくは作者の山村先生にとって「どうだ!」というお気持ちだったはずの犯人の設定にも、驚かされることはありませんでした。 あまり好きな言葉ではありませんが、「伏線」という点でもわざとらしすぎるところがあり、仮に映画を未見で犯人を知っていなかったとしても、ミステリー擦れしている方なら上巻の前半までにだいたいの察しはついてしまうのではと思います。 その点、山村先生ならではの人の好さ(ミステリー作家の方にこの形容は大変失礼かもしれませんが)が滲み出ていて、逆に変な納得をしてしまうところさえありました。 それ以外の点でも、本筋とあまり関係のない(ペダントリーとしても意味のない)蘊蓄や描写がかなりあって、その部分を圧縮すると1冊本でも十分まとまったのではと思いますし、そもそも2件しか起こらない殺人が、上巻の前半と下巻の結末直前に離れているために、どうにも間延びした感じです。 探偵の滝連太郎にしても、山村先生としては懸命にキャラクターを立てようとしているのがわかるのですが、あまりうまくいっておらず、空回りしている部分が多く残念です。 ただ、それらのマイナス点をかなりの部分で補っているのが、即身仏や出羽三山の信仰にまつわる記述の面白さで、今の視点からは物足りない部分があるのかもしれないものの、当時としては十分に怪奇ミステリー、民俗学ミステリーとしての雰囲気づくりに成功していると思います。 そして、180年前に無残な死を遂げた過去の登場人物の影と、現代のねっとりした人間同士の絡み合いが、つかず離れず(結局は、つかずなのですが)陰惨なハーモニーを奏でている……その手際も、すんなりとしていないせいで却って生々しい印象が、悪くありません。 と書くと、くさしているのか、褒めているのか、はっきりせいという感じですけれど、そういう隙だらけで、かなり冗長で、でも山村先生の熱意だけはじわじわと伝わってくるのがいい。 読んでいて、70年代前半の横溝翁のブームから80年代初めの新本格の台頭にいたる5年ほどの間の、社会派でもなく、トリック&謎解きオンリーでもなく、プログラム的な娯楽感も出し切れない、不器用だけど愛すべき作品が多かった当時のミステリーの手触りを思い出し、個人的な思い入れから星4つを付けた次第です。 それはちょうど、のちに安易なシリーズ化やパターン化によって、ミステリーというジャンル自体を完全に消費し尽してしまう以前、まだ「お茶の間で映画並みの作品を」という気概とクオリティに満ちていた頃の2時間サスペンスの黎明期のイメージとも重なる、泥臭い味わいとでも言えばいいでしょうか。 映画との比較でみると、原作自体はあれほど鬱な展開ではありませんし(内容としては十分に鬱なのですが)、一方で山村先生がねらったはずの結末のやり切れなさも十分効果をあげているとは言い難いところがあります。 また、殺人自体は2件しか起こらないにもかかわらず、クライマックスで死体がゴロゴロ発見、被害者以外の登場人物もバタバタ死んでいくという流れは、ねらってのものに違いないとはいえ不自然で、せっかくのドロドロした男女・親子関係(それ自体、気分が滅入ってくるような復讐劇になっています)も偶然に頼り過ぎているきらいが強いことと並んで、弱点となるでしょう。 それでもやはり、現在の最先端ミステリーについていけなくなったロートルファンには、そんなところを含めて愛すべき作品ではあるのです。 と言いつつ星1つを減じたのは、すでに書いたような多くの弱点ゆえではなく、あまりに不用意な章タイトルの付け方に対してのもの――さすがに、あれはないでしょう(笑)。 担当編集者の資質を疑わせる、大チョンボだと思います。 | ||||
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思った感じでした。 ありがとうございました。 | ||||
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子供の頃にテレビで見た話が忘れられず、Kindle版が出ているのを見つけて購入しました。テレビで見た内容はおぼろげですが、やはり小説の方がはるかに深みがある内容で買ってよかったと思います。おすすめです。 | ||||
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角川映画化作品としても有名な山村氏の伝奇ミステリーでおどろおどろしい陰鬱な怪奇推理もののように思えるが、実際は結構探偵役がキャラが濃かったりと、ユーモアな雰囲気もあり、一方日本らしい出生の因縁や戦時中の悲劇を絡ませていて、ハッピーエンドでもないが、読後はさほど重い感じはしない。 風呂場の密室殺人などトリックは本格推理趣向が強く、ホラー風味は殆どない。 ミステリーとしてはトリックだけ見るとさほど優れているとは言えないものの、即身仏の伝承をうまくストーリーに絡ませて雰囲気を盛り上げており、一気に読ませる。 | ||||
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週間文春1980年 総合5位 出羽三山 即身仏信仰で名高い大師村出身の素封家、淡路家にミイラ化した人の指が送られた。程なくして、当主 剛造が、密室の中で、殺害されているのが発見される。犯人と目されたお遍路姿の人物は、現場から消失していた ・・・ タイトルがとにかく印象的。伝奇ミステリの位置づけらしいが、当初想像していたより、本格ミステリである。即身仏信仰を背景にし、超常現象を想起させる、人間消失や、密室殺人を扱っているが、純粋に謎解きを楽しむことができる。探偵が警察の捜査に介入していく等、現実感はないが、虚構としてわりきれる方にはお薦めである・ 名探偵役 滝廉太郎は、クイズ王にして2メートル大男で、大食漢という設定。滝のひょうひょうとした振る舞いが、本作が不気味さ一辺倒になるのを防いでいる。金田一シリーズを想起させるが、当時の横溝ブームの便乗のように受け取られはしなかのだろうか。 真犯人が判明してからの、ラストは重苦しいため、好き嫌いは分かれると思う。 | ||||
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縁あってこの作品に廻り合い、読んだら一気にはまってしまいました、山形県の即身仏信仰、二次大戦の話、昭和五十年代の話等が見事にこの物語をつむいでます。この作品は語るべし、聞くべし! | ||||
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縁あってこの作品に廻り合い、読んだら一気にはまってしまいました、山形県の即身仏信仰、二次大戦の話、昭和五十年代の話等が見事にこの物語をつむいでます。この作品は語るべし、聞くべし! | ||||
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