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デッドソルジャーズ・ライヴ
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デッドソルジャーズ・ライヴの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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想像出来ない事を想像する天才山田正紀。 今回のモチーフは植物知性というかナノマシンというか死後の意識で、 テーマはエロスとタナトスである。 ブロローグの人間が滅びた未来世界の描写に打ち震えたが、 メインは現代でのセークス描写らしいw セクースして男を免疫不全にして殺してしまう女と、 死ぬと判っていてもセクースしてしまう男達のドラマ。 哲学ネタは主知哲学のベルグソンがメインだが、 分析哲学の話題も語られる。 人間の意識をセンサーとして組み込んだ機械知性(植物知性の戦闘ユニツト)の 話をメインで読みたかったな。 脳死(脳幹死)の人間の意識を探るメカとか、 脳だけをナノマシンに変えた人間とか、 アイデアは満載だが、 全ては脳死で死に行く人間が見ていた夢という解釈も成り立つので、 夢の世界を描いたにしては最初の方が整合性があり過ぎて逆に不自然。 同じ名前のキャラが別人として出てくるあたりから、 描かれている世界がなんかおかしいとは感じられるが、 夢の世界の登場人物がこれは夢だと気づいてはあかんだろ。 一人の夢ではなくて、複数の人間の夢が融合した世界だが、 楽譜も出てくるので、アルフレッド・ベスター の『ゴーレム100』 みたいに、 もっと弾けて欲しかった。 セクースシーンに必然性のあるSFが読みたい人にはお勧めかもしれない。 あと、洋楽マニアにもお勧め。 『デッドソルジャーズ・ライヴ』のライヴとはミュージシャンのライヴの意味でもある。 | ||||
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想像出来ない事を想像する天才山田正紀。 今回のモチーフは植物知性というかナノマシンというか死後の意識で、 テーマはエロスとタナトスである。 ブロローグの人間が滅びた未来世界の描写に打ち震えたが、 メインは現代でのセークス描写らしいw セクースして男を免疫不全にして殺してしまう女と、 死ぬと判っていてもセクースしてしまう男達のドラマ。 哲学ネタは主知哲学のベルグソンがメインだが、 分析哲学の話題も語られる。 人間の意識をセンサーとして組み込んだ機械知性(植物知性の戦闘ユニツト)の 話をメインで読みたかったな。 脳死(脳幹死)の人間の意識を探るメカとか、 脳だけをナノマシンに変えた人間とか、 アイデアは満載だが、 全ては脳死で死に行く人間が見ていた夢という解釈も成り立つので、 夢の世界を描いたにしては最初の方が整合性があり過ぎて逆に不自然。 同じ名前のキャラが別人として出てくるあたりから、 描かれている世界がなんかおかしいとは感じられるが、 夢の世界の登場人物がこれは夢だと気づいてはあかんだろ。 一人の夢ではなくて、複数の人間の夢が融合した世界だが、 楽譜も出てくるので、アルフレッド・ベスター の『ゴーレム100』 みたいに、 もっと弾けて欲しかった。 セクースシーンに必然性のあるSFが読みたい人にはお勧めかもしれない。 あと、洋楽マニアにもお勧め。 『デッドソルジャーズ・ライヴ』のライヴとはミュージシャンのライヴの意味でもある。 | ||||
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