翼とざして
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山田正紀は、ミステリー作家である前にSF作家である。氏が初めてミステリーを書いたのはいつだったかと考えるとよくわからない。名著「囮捜査官」は明らかにミステリーであるが、その前は「人喰の時代」か、「鏡の殺意」になるが、「氷河民族」もSF要素を含んだミステリーとも言える。ある意味捉えどころのない間口の広い作家である。 その結果、「篠婆骨の街の殺人」のように純粋なミステリーなのかSFなのかわからないものもあれば、「鏡の殺意」のように精神病理的なものと、読んでいて油断ができない。 今回のこの本も、純粋なミステリーなのか、病理的なものなのか、もしかしたらSFになっているのか、単純にストーリーに入り込んでいけなかった。後書きを読んでこの話の意図するところが理解できたが、真剣に到達点を求める氏の姿勢に頭が下がる。娯楽的にミステリーを読みたい方は、他の作家の作品を読まれた方がいいのかもしれない。山田正紀ワールドに入り込んでしまった人は、氏の目指す奥深いところに一緒に入り込んでいくしかない。 追記 読者の方へ。続編は出ないと思います。 著者へ。続編を書きましょう。 | ||||
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本書と「2006年秋 刊行予定!」だった『サスペンス・ロード(仮題) アリスの国の鏡』で「二部作」になるはずが、対になる作品は刊行されていない。 (著者による「後書き」にも、二部作だと明記されているのに・・・) 全五部作となるはずだったが第一部しか刊行されていない『篠婆 骨の街の殺人』、仕切り直して書かれたが続編の出ていない『ゴースト』、その他いろいろある山田正紀ならではの、中途半端な作品。 二部作の一方だけ読まされる読者の身になれ、10年待っても続編が出ないとは・・・と言いたくなる。 | ||||
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