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(短編集)
鋏の記憶
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鋏の記憶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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日常の合間に読むミステリーにピッタリ。 どの話もひねりがあって続きが気になる! | ||||
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一時期流行ったサイコメトリーものです。 刑事のところに居候している女子高生がサイコメトリーの能力を持っていて、 その力によって事件の謎を解いていきます。 4編から成る連作集ですが、 どのエピソードにも今邑さんらしさが盛り込まれており、 とても良かったです。 | ||||
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もともと中公から単行本で出て、長らく角川ホラー文庫で出ていたが、同じ角川ホラー文庫で出ている氏の蛇神シリーズとは全くテイストの異なるライトタッチのミステリーである。 主人公がサイコメトリー能力を持っているという設定であるため、ファンタジー色の強い作風かと思いきや、あまりサイコメトリー能力は活躍せず、いつものよく出来たプロットの今邑短編ミステリーである。 ちょっと新趣向を・・・という程度のサイコメトリー能力の採用のように思われ、あまりそういった特殊能力系本格SFミステリーだと思って読むと肩すかしをくらうのは確実なので、普通の従来通りの短編ミステリー集として読んだ方がしっくりくる。 | ||||
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私は読んでませんので!もういいですか?文字数まで指定するな! | ||||
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サイコメトリーの能力を有する主人公紫。 刑事である兄を手伝いながら、事件を解決していく4編の連作短編集。 切ない事件の中でも、人の温かみが感じられる事件も多く、 読んでいて決して嫌な気持ちにならない。 紫のキャラクターがもう少し立っていれば、より面白い小説になったと思うが、 それでも十分に楽しめ、肩を張らずに気軽に読めるミステリー小説。 | ||||
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4編の中で一番印象に残ったのは「鋏の記憶」だ。鋏の中に秘められた母親の 心を思うと、胸が痛くなった。その母親がついに語ることのなかった真実が 暴かれた時は、ちょっと衝撃的だった。悲劇的なラストでなかったのが救い だったが。「弁当箱は知っている」は、一人の男の哀切を見事に描いた作品だと 思う。彼が守りたかったものがどんなにむなしいものであったか・・・。弁当箱に 向き合う彼の姿を想像すると、あわれさを感じる。残る二つも面白かった。全体と してよくまとまった作品だと思う。読後も満足♪ | ||||
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4編の中で一番印象に残ったのは「鋏の記憶」だ。鋏の中に秘められた母親の 心を思うと、胸が痛くなった。その母親がついに語ることのなかった真実が 暴かれた時は、ちょっと衝撃的だった。悲劇的なラストでなかったのが救い だったが。「弁当箱は知っている」は、一人の男の哀切を見事に描いた作品だと 思う。彼が守りたかったものがどんなにむなしいものであったか・・・。弁当箱に 向き合う彼の姿を想像すると、あわれさを感じる。残る二つも面白かった。全体と してよくまとまった作品だと思う。読後も満足♪ | ||||
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本書は角川ホラー文庫ではあるが、ホラー性はあまり無く、むしろ推理とSF的要素が楽しめる傑作だ。本書は4編の中編から成るが桐生紫(ゆかり)を中心とした登場人物や背景はどれも同様である。サイコメトリーと呼ばれるある種の超能力を持つ紫が事件の真相を語るが、その内容がある時は切なく、ある時は予想もしなかった結末をもたらす。著者の作品では複雑な人間模様が織りなす心理描写が非常に繊細であるにもかかわらず、時に凄惨な事件が起こったりする。本書も例外ではない。 「3時10分の死」では、時計が何故この時間を示して止まっているのかという謎解きが面白い。 「鋏の記憶」は様々な心情の交錯する中、意外な結末が提示されるが、30年以上も前の事件の真相を探るヒントが得られたのは紫のサイコメトリーによる。最後はハッピーエンドとなっていてほっとする。 「弁当箱は知っている」での切ないサラリーマンの行為には共感が得られる。 「猫の恩返し」は犬とは正反対で忠誠を尽くす事の無い猫が恩返しをした(のかも知れない)という興味深い物語だ。 本書のブックカバーに描かれている時計や鋏などの絵は物語の内容を表している。 著者の多くの作品の中でも、傑作の一つだ。 | ||||
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本書は角川ホラー文庫ではあるが、ホラー性はあまり無く、むしろ推理とSF的要素が楽しめる傑作だ。本書は4編の中編から成るが桐生紫(ゆかり)を中心とした登場人物や背景はどれも同様である。サイコメトリーと呼ばれるある種の超能力を持つ紫が事件の真相を語るが、その内容がある時は切なく、ある時は予想もしなかった結末をもたらす。著者の作品では複雑な人間模様が織りなす心理描写が非常に繊細であるにもかかわらず、時に凄惨な事件が起こったりする。本書も例外ではない。 「3時10分の死」では、時計が何故この時間を示して止まっているのかという謎解きが面白い。 「鋏の記憶」は様々な心情の交錯する中、意外な結末が提示されるが、30年以上も前の事件の真相を探るヒントが得られたのは紫のサイコメトリーによる。最後はハッピーエンドとなっていてほっとする。 「弁当箱は知っている」での切ないサラリーマンの行為には共感が得られる。 「猫の恩返し」は犬とは正反対で忠誠を尽くす事の無い猫が恩返しをした(のかも知れない)という興味深い物語だ。 本書のブックカバーに描かれている時計や鋏などの絵は物語の内容を表している。 著者の多くの作品の中でも、傑作の一つだ。 | ||||
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今邑さんの本を読むのは、この本で数冊目なんですが これは他の作品とは違っていたため、こういう雰囲気のものも書くんだと意外でした (ノリがコバルト小説のようなライトノベルに近い) 刑事をしている親戚と同居している主人公の紫が、その特殊な力を使って事件を解決していくのが大筋ですが 4作中2作は紫が関わってなくとも解決したであろうといったもので 謎解き要素はほとんどありませんしあっと驚く展開も特にないです。 ただ、こういった能力モノにありがちな、主人公がその能力で苦悩したり 迫害されるようなシーンがないため(前者は全くないわけではないですが) 気分が暗くなったりせず、さらっと読めます。 なかなか楽しめたけれど、何かしら引っ張る要素が欲しかったかな? シリーズ化してもおかしくない感じだったので、これで終わりなのはちょっと残念かも。 「人間が他人と分かち合えるのは、幸福より不幸かもしれない」 この一文が印象的でした。 | ||||
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今邑さんの本を読むのは、この本で数冊目なんですが これは他の作品とは違っていたため、こういう雰囲気のものも書くんだと意外でした (ノリがコバルト小説のようなライトノベルに近い) 刑事をしている親戚と同居している主人公の紫が、その特殊な力を使って事件を解決していくのが大筋ですが 4作中2作は紫が関わってなくとも解決したであろうといったもので 謎解き要素はほとんどありませんしあっと驚く展開も特にないです。 ただ、こういった能力モノにありがちな、主人公がその能力で苦悩したり 迫害されるようなシーンがないため(前者は全くないわけではないですが) 気分が暗くなったりせず、さらっと読めます。 なかなか楽しめたけれど、何かしら引っ張る要素が欲しかったかな? シリーズ化してもおかしくない感じだったので、これで終わりなのはちょっと残念かも。 「人間が他人と分かち合えるのは、幸福より不幸かもしれない」 この一文が印象的でした。 | ||||
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桐生刑事と居候の紫が事件の謎を解いていく短編ミステリー。ここまでだと普通だが、紫には物に触ると、その物の記憶を読み取ってしまうサイコメトリーの能力を持っているところがオモシロイ!! | ||||
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桐生刑事と居候の紫が事件の謎を解いていく短編ミステリー。ここまでだと普通だが、紫には物に触ると、その物の記憶を読み取ってしまうサイコメトリーの能力を持っているところがオモシロイ!! | ||||
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角川ホラー文庫のホラーってサラサラからドロドロまでなのねと思った作品。 もちろん、サラサラです。サイコメトリー(残留物感知能力)を持つ高校生を主人公に未解決事件を解いていく表題作を含む中編四編。 超能力なんて物が出てくると妙にSFっぽくて、話の流れが急につまらなくなりがちだが、そんな嫌な感じはせず、ミステリーとしてまとまりがある。 超能力を持っているからといって万能ではない所が妙に普通っぽくて親しみも湧いた。 | ||||
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角川ホラー文庫のホラーってサラサラからドロドロまでなのねと思った作品。もちろん、サラサラです。サイコメトリー(残留物感知能力)を持つ高校生を主人公に未解決事件を解いていく表題作を含む中編四編。超能力なんて物が出てくると妙にSFっぽくて、話の流れが急につまらなくなりがちだが、そんな嫌な感じはせず、ミステリーとしてまとまりがある。超能力を持っているからといって万能ではない所が妙に普通っぽくて親しみも湧いた。 | ||||
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