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償い



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【この小説が収録されている参考書籍】
償い
償い (幻冬舎文庫)

償いの評価: 3.17/5点 レビュー 65件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(5pt)

逝った者達の重さを抱えてよろめきながらも最後まで歩きぬく事

大学病院で教授を目指し家庭も省みず仕事に忙殺される日々を過していたエリート脳外科医が職を失い家族を失い家を手放しホームレスへ。生きる価値を見失い路上生活をするようになり流れ辿り着いた町は、かつて医師免許取立ての春、眼前で起きた幼児誘拐に欲も徳もなく救出・救命した少年の住む町だった。自分の人生で善き事として記憶に残っている唯一の出来事。一家無理心中を図った家の火災の通報をした事からその地域で連続する不審死・殺人・ホームレス襲撃に係わっていく。図書館で言葉を交わすようになった少年の物の考え方に不安を抱き、連続して起きる人の死に少年が係わっているのではとの疑いが膨らんでいく。命を救ったことが良かったのか、それともあの時・・・。人の死が遺された者の心を殺す。「誘拐犯の父親はママの心を道連れにあの世へいっちゃった」と母親の病状を自分の所為と考え自分は生きていてはいけない、幼い時救ったその手で終わらせて欲しいとナイフを首にあてる少年。一心不乱に真意を見抜こうとする少年を自分のこれからの生きる価値を賭けて掻き抱く“男”。果たして少年は連続殺人鬼なのか?
償いAmazon書評・レビュー:償いより
4344001052
No.5:
(4pt)

サスペンスよりもヒューマンドラマ。

今までに読んだことのない小説でした。設定も面白くかなりのスピードで読めてしまいます。また、最後にはドンデン返しもあり、満足させる一冊です。サスペンスというよりもワケありのホームレスと影野のある少年のヒューマンドラマのような感じです。きちんとしたテーマもあるオススメの一冊です。
償いAmazon書評・レビュー:償いより
4344001052
No.4:
(4pt)

償い 矢口敦子さん

30半ばの脳外科医がある事件をさかいに
ホームレスになる.ホームレスに身を落とした男の
流れ着いたある町で連続殺人事件が起きる.
男は事件の真相に迫ろうとするが…

というおはなしです.

読んでいて,そして読み終わって,
浦沢直樹さんが1994年から2001年まで連載されていた
MONSTER とたいへんよく似た作品だという印象を
強くもちました.

はなしとしては,小説中次々に出てくる様々な
事件が小説終了時にはひとつの線でつながれて
いき,腑に落ちる終わりかたでした.

ただ,小説中に登場するひとびとの思考方法が
理解できない場合もあり,読んでいる
うちに彼らが本当にある問題について悩んでいるのか
それとも悩むために問題を作ろうと苦心しているのか
とまどうところもありました.

小説中の人物について,あたかも生きている人間のように,
このひとの思考方法は一体どうなっているんだろうと
考えてしまったのですから,きっと読んでいるときには
ずいぶんこの小説の世界に浸かっていたんだろうと
思います.

おすすめです.
償いAmazon書評・レビュー:償いより
4344001052
No.3:
(4pt)

償い 矢口敦子さん

30半ばの脳外科医がある事件をさかいに
ホームレスになる.ホームレスに身を落とした男の
流れ着いたある町で連続殺人事件が起きる.
男は事件の真相に迫ろうとするが…
というおはなしです.
読んでいて,そして読み終わって,
浦沢直樹さんが1994年から2001年まで連載されていた
MONSTER とたいへんよく似た作品だという印象を
強くもちました.
はなしとしては,小説中次々に出てくる様々な
事件が小説終了時にはひとつの線でつながれて
いき,腑に落ちる終わりかたでした.
ただ,小説中に登場するひとびとの思考方法が
理解できない場合もあり,読んでいる
うちに彼らが本当にある問題について悩んでいるのか
それとも悩むために問題を作ろうと苦心しているのか
とまどうところもありました.
小説中の人物について,あたかも生きている人間のように,
このひとの思考方法は一体どうなっているんだろうと
考えてしまったのですから,きっと読んでいるときには
ずいぶんこの小説の世界に浸かっていたんだろうと
思います.
おすすめです.
償い (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:償い (幻冬舎文庫)より
4344403770
No.2:
(5pt)

元エリート医師と少年を救いたい気持ちになった

36才の日高は子供の病死と妻の自殺でエリート医師からホームレスになった。流れついた街で弱者ばかりが殺される連続殺人事件が起きる。かつて自分が命を救った15才の少年・真人が犯人ではないかと疑いはじめる。「人の心の泣き声が聞こえる」という少年は「不幸な人は死んでしまえば、もう不幸は感じずにすむ」と言う。ふたりと彼らを取り巻く人たちの心の葛藤がよく描かれていて、少年を包む悲しい空気が伝わってくるように感じました。あっという間に読めました。
償いAmazon書評・レビュー:償いより
4344001052
No.1:
(4pt)

難しい問題ですね。

「優しさが引き起こした殺人なのか。」エリート医師からホームレスへ転落した日高は自分が昔、誘拐されそうになっていて助けた少年が、殺人鬼になってしまったのではないかと疑う。「自分がこの子を助けなければ、多くの人が死なずに済んだのではないか。」と。少年は人の心の悲しみが聞こえると言う。その悲しみの声を聞いて、その人をもう悲しまずに済むように殺人を犯すという。果たして日高と少年の運命は?結構考えさせられるテーマの小説でした。
償いAmazon書評・レビュー:償いより
4344001052

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