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償い
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償いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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設定自体に無理がある。 医師の仕事が分かっていない。 以前の同僚が最後のあたりで出てくるが、出てきた理由がわからない。 題名の意味も不明。 言いたいことが色々出てくる作品でした。どうなるのかとワクワクして、最後まで読んだが、はっきりいって期待はずれ。 サスペンス作品とは言えない。 東野圭吾の方が10倍いい。 矢口ファンにはいいでしょうが、そうでなければお勧めしません。 | ||||
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人の肉体を殺したら罪せられるけど、 人の心を殺しても罰せられないのだとしたら不公平だ。 という台詞がある。 心に永遠の安らぎを与えられるならば肉体を殺しても許される? そんな皮肉めいた逆説的なことを考えてしまう。 全体的に読みやすくて犯人探しのミステリーとしては途中でどう考えても犯人バレバレじゃないか?と思ったけど、最後に犯人が違うというオチ。 伏線の張り方とか上手くて途中までは次が気になって仕方がなかったけど、冷静に後から判断すると一体何が言いたかったのだろう・・・とやや消化不良かも。 根っからの悪人が出てこないというのもなんだかな、って感じ。 | ||||
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力作とは思うが、理解に苦しむ。本当に中学生のやることだと考える主人公についていけない。 | ||||
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ドラマが良かったので、期待したのですが、いまいち人物の心情が描かれてなくて・・・ | ||||
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不審事件が連続して発生するさなか、元医者のホームレスと、彼に幼い頃、 命を助けられた中学生がふとしたことから再会し・・・と物語は進んでいきます。 設定はなかなか魅力的で、哲学的な掛け合いと共に展開されていきます。 それなりに面白かったです。 ただ、感動ミステリーとありますが、感動はありませんでした。 | ||||
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ストーリーに若干の無理がある気がして違和感を感じながら読みました。その違和感の原因がどことなく少女漫画的な設定にある気がします。具体的な事例は控えさせていただきますが、主人公と少年との再会シーン等からして現実性が薄い気がします。最後も、尻切れトンボで、なんとなくスッキリしない終わり方です。このように書くと酷評ですが、全体的な流れとしてはまずまず面白いと思いますので、賛否の分かれる本かもしれませんね。 | ||||
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他人からの承認が生きる力を与えてくれる。 自分というものが他人との関係性で生まれてくるように。 生きていくことも同じなんです。 | ||||
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他人からの承認が生きる力を与えてくれる。 自分というものが他人との関係性で生まれてくるように。 生きていくことも同じなんです。 | ||||
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閉じ過ぎた人間関係の世界が現実味を損ねている、ミステリ的なファンタジー小説。 良く言えば巧く出来ているのだが、ご都合主義なプロットがマイナスに思われる。 文章は読み易いが、描写が淡いことも相俟って、キャラクターには魅力がない。 特徴の薄い、題材選びだけの勝利って感じがする1冊。 | ||||
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家族を死なせたという自責から、将来を嘱望されていた医師をやめてホームレスになった主人公。ホームレスの視点から見る社会は新鮮に映った。罪と罰ということを、丁寧に追求していく作者の誠実な姿勢にも好感がもてる。しかし、わりと早い段階で犯人がわかってしまい、そこが物足りなかった。 | ||||
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社会派ミステリーとでも言えばよいのだろうか。 初めて読む作家だが、高村薫をやや丸くした雰囲気を感じる。 設定も重い。 テーマも重い。 物語に一貫して流れている重さは、現代の「陰」の部分を誇張して描かれているからだ。 脳外科医ながら、家庭を顧みなかった結果が家庭崩壊を招き、ホームレスへと転落していく主人公。 いわゆる学習の面ではトップクラスだが、心にゆがみを持つ15歳の少年。 「人の心を殺すこと」は罪なのか。 そして、その償いとは。 答えは提示されない。 そもそも心は殺されてしまうものなのか。 それとも、心を殺されてしまうような人がいる現代社会を憂いているのか。 著者の投げかける問い自体が重過ぎて、考えあぐねている。 | ||||
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三十万部の超えるベストセラー! ・・・という煽り文句に騙されたつもりなって読んで みましたが、良くも悪くも普通のミステリー小説でした。 文章は読みやすいし、登場人物もそれなりに個性的で、 ラストも破綻なくまとめられており、完成度は高いのでしょう。 だけど、読んでいる最中も、読んでしまった後も、何か物足り ない気分になるのが不思議です。一体何が足りないのか、いくら 考えてもわかりません。結果的には本の内容よりも、著者のプロ フィールの方が強く印象に残っていますし、気になります・・・・。 | ||||
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なかなかどうして、期せずして良かったので嬉しい誤算。ホームレスが、それも医師免許をもつホームレスが主人公とは。。。と思いましたが、展開も良く、伏線も張ってあり、人間の心情の機敏も表現された作品でした。 | ||||
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元々は医者でありながら、ホームレスになった日高英介。彼がこの物語の主人公である。日高は、過去に、誘拐犯から幼児の命を救ったことがある。その幼児が、草薙真人であり、この物語の準主人公である。 日高は、流れ着いた町で、社会的弱者である高齢者やホームレス,障害者が殺される事件に遭遇する。その過程で、中学生に成長した真人に出会う。そして、物語が進むにつれて、事件の犯人は、真人ではないかと疑い始める…というのがこの作品の概要である。 本作品は、“ミステリ”に分類されるのかもしれないが、純粋ミステリとは違う。どちらかというミステリを混ぜつつ、人間が抱える心や精神の問題に迫った作品であり、“社会派ミステリ”と言った感じである。したがって、「トリック」や「謎解き」に注目して、本書を読めば、はっきり言って退屈な作品である。 では、何に注目すべきなのだろうか?個人的には、日高の“心情”が注目すべき点であるように思う。元々は医者でありながら、ホームレスにまでなり、絶望の淵にいる日高の心情,命を救った真人が殺人鬼かもしれないと思った時の日高の心情…。この“心情”が、物語を通じて、どのように変わっていくのか? 少々設定に難があるのは、否めないが、中々、読ませる作品である。 | ||||
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自らが家庭をかえりみなかったため、幼いわが子の命を救えず、妻に自殺されてしまった36才の脳外科医・日高。ホームレスにまで身を落とした彼が行き着いた、東京のベッドタウンで起こった、殺人や無理心中や自殺やホームレスへの集団暴行といった社会的弱者ばかりがかかわる事件の数々。日高はあるきっかけから、それは連続殺人であり、犯人は、彼が13年前に命を救った少年・真人ではないかと疑い始める。彼は知り合いになった刑事の依頼のもと、調査を始めるが・・・。 本書は、通常のミステリーのような犯人探しや謎解きの物語ではない。家族を失い、職場を失ってホームレスになった日高と、他人の心の悲鳴が聞こえてしまうという特殊な能力のために、闇のような絶望にとりつかれている15歳の真人の、邂逅とふれあいと救済の物語なのである。それゆえに読後に深い感動と余韻を残すのだろう。 | ||||
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脳内外科だった主人公がホームレスとなり、連続殺人事件の真犯人は昔自分が救った子供ではないかと思い‥‥。俗に言う社会派ミステリーであり、東野圭吾や貫井徳郎が好きな人にはお奨めの一冊。本当にすらすらと読みやすい作品であり、500ページ近いボリュームは問題ない。 人間の心の傷、トラウマをテーマにした作品であり、物語が進むに従い主人公(昔脳内外科、現ホームレス)に起こった過去と現在の様々な出来事が、エンディングを向かえるに辺り、一本の糸で繋がるように纏まっていく辺りは、旨い作家だと思う。しかし主人公の医者がホームレスになり殺人事件の捜査に協力するといった設定は、ちょっと無理があるように思うし、その部分がこじ付けの様に感じてしまう。その点が残念。 | ||||
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現在、各書店では山積みになって販売されていることから明らかなように、「人の心を殺しても罰せられない」という命題はインパクトがあり、多くの方の共感を得ているものと思います。私も帯につられて買ってしまいました。 しかしながら、個人的には、まさか、この人が犯人なのか・・・という(途中での)もっていき方が強引に感じられ、とてもついて行けず、もやもやっとしたまま終わってしまいました。 また、警察の捜査ってよく分からないからしょうがないのかもしれませんが、 ・浮浪者である主人公がなぜ簡単に警察署に泊められるのか(逮捕されたのか?) ・一介の浮浪者である被疑者を警察署長が取り調べるのか 等々、次々と疑問が浮かびました。刑事手続や事件捜査について、もう少し丁寧な組み立てにしていただければなと思いました。 とはいえ、一読されることをお薦めすること自体は、他の多くの方と同感です。 | ||||
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ミステリの“謎解き”よりも、人間の心象風景が深く印象に残る作品でした。 「人の心を殺しても罰せられないのですか」 という、深遠な疑問に、作品を通じて読者が向かい合うことになります。 ホームレスになった主人公のいきさつは、今は少なくなったかもしれない“仕事人間”のデフォルメ像でもあり、 いかにたやすく“人の心を殺す”場面が日常で起こりうるかを想起させるものです。 ストーリー展開が強引な(説明くさい)箇所があり、全体のリズム感をそいでいる気がしました。 加害者と被害者の立場が、読み進んでいくうちに、ぐるぐると入れ替わる感覚に襲われるのは、作者の意図でしょう。 著者の別作品も読んでみたいと思わせるほどには、楽しませてもらえます。 | ||||
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「人の肉体を殺したら罰せられるのに、人の心を殺しても罰せられないのですか?」 「絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることがあるのか?」 そんな文章と450P近い厚さ。ちょっと覚悟をして読み始めました。 確かに闇を抱え、絶望を感じ、それでも生に執着する人間達がたくさん登場します。 その闇が入り交じり、生み出されていく新たな犯罪。 結末まで読んでスッキリ!という作品ではなく、 自分の中の闇をどこかに探してしまう、そんな奥の深い作品です。 ただ、設定がなんとなく強引で、あまり入り込めないうちに終わってしまった感じが否めません。 | ||||
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人は心に深い傷を負ったとき、自分自身の存在さえ確信できなくなるのだろうか?仕事人間だった日高が受けた心の傷はあまりにも深かった。その彼の前に時々現れる少年真人。次々に起こる事件に、果たして彼は関係があるのか?事件の真相に迫るにつれ、日高は次第に自分を取り戻していく。この日高の心理描写がとてもよかった。人は苦しまなければ生きていけないのだろうか。日高、真人、そして刑事の山岸。彼らはそれぞれ苦悩しながら生きている。果たしてそこに救いはあるのか?「生きていていい。」ラストの、日高の言葉が心に響く・・・。 | ||||
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