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残虐記



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【この小説が収録されている参考書籍】
残虐記
残虐記 (新潮文庫)

残虐記の評価: 3.44/5点 レビュー 101件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 21~25 2/2ページ
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No.5:
(1pt)

気持ち悪くて、読めなくなった

新潟県人ということもあり、あの女児監禁事件との関連を思わせる題材にひかれ、手にとってみたものの、こんなに重い気持ちになるとは。ものすごいスピードで読み終わり、再び手にする気にはなれない。本当は星1つも、やりたくない気持ち。読みながら、私は少女の気持ちになり、母親の気持ちになり、成長した被害者の気持ちになり、犯人の倒錯した擬似恋愛にもいくらか共感を示しながらも、今まで感じたことのない、吐き気すら覚える胸くその悪さと、怒りを覚えた。想像力、妄想はひとの自由かもしれない。でも、この本は、色んな性犯罪被害者の心を二度傷つける内容ではないのか?これを読んで初めて、遅くも、被害者の気持ちになりかわることができたような気がする。現実の事件に傷つき、事件の終わった後も周囲の好奇のまなざし、詮索との戦いが待っている。この本を読んだ私も、好奇心で被害者を傷つけた気になった。私には幼い娘がいる。娘を守れるだろうか。もしも娘が被害者になったら(そう考えてしまうほど、世間には幼女を狙った犯罪が多すぎる!)、私は娘の盾になるほど強い人間になれるだろうか。
残虐記Amazon書評・レビュー:残虐記より
4104667013
No.4:
(1pt)

創作活動してほしいです。

グロテスクの後、ほぼ間をおかず読んだせいでしょうか、とても嫌な読後感を持ちました。2作品とも実際にあった事件がモチーフとしか考えられず、いかに小説といえども、こんなふうに事件を描写してよいのかと思えました。何人にも表現の自由というものはありますが、事件の関係者が読めば憤り、また哀しくなる内容だと思うのです。桐野さんの作品はそんなに読むほうではないので断じてはいけないとは思いますが、そろそろ真の創作活動に、何もないところからお話を紡ぐ作業に励んで欲しいなと思った次第です。
残虐記Amazon書評・レビュー:残虐記より
4104667013
No.3:
(1pt)

あなたに愚弄された全ての者から。

モチーフは、著者がなんと言おうと、例の事件なのだろう。この事件を知ったとき、被害者はどれほど好奇の眼に耐えて、人生を送らなければならないだろう、と胸の裂ける思いがした。そして、この本を手にとって、これはもしや、この本を手にした者こそ、その好奇の眼差しの送り本なのだと、自戒したりもした。しかし、読みすすめていくうちに、一番の好奇の眼差しの持ち主は、著者であることを悟った。著者の功名心のみに立脚した作品だ。我を恥じた者すらを、愚弄する作品であった。全てが、好奇の視点により紡ぎだされたストーリーだ。被害者に、新たなる好奇の視点を背負わせるだけの作品だ。読後、どのような心境で書いたのか、たくさんのサイトを渡り歩いた。そして、それを証明する台詞を著者自身が語っていたところに行きついた。「あの事件は、“たまたま”、重なっただけです」著者にとって、モチーフにないでしろ、被害者の暗黒史は、“たまたま”と言う言葉ですまされるものらしい。“言葉”を生業としているはずなのに、それへの感性の欠如に、今後一切、あなたの作品なんて手にするか、と思ったしだいです。果たして、モチーフではない相手であるなら、喚起の対象になる人物と、この作品を間にして、正対できるのだろうか?星ゼロ個を設けてもらえないだろうか?
残虐記Amazon書評・レビュー:残虐記より
4104667013
No.2:
(2pt)

チャチなコラージュ

多くの方がレビューで書いてる様に監禁されてた期間はずっと短いもののあの事件がモデル、というのがすぐ分かる文章内容。ケンジの性に対する倒錯描写なんかは多少面白いと感じましたが、OUTの主婦とヤクザの心理描写には到底及ばないです。それよりも冒頭の、ケンジが成人した主人公に送ってくる手紙の文章が某超有名画家の文体とそっくりなのが気になります。内容も文体も何処かから持ってきてすごく適当につぎはぎした様にしか見えません。書き上げるまでの苦労に免じて本来星1つの所を2つにしておきます。
残虐記Amazon書評・レビュー:残虐記より
4104667013
No.1:
(1pt)

実際の事件を題材に・・

「グロテスク」もそうですが、実際の事件を題材にして誰が読んでも「あ、あの事件のことでしょ!」とわかる題材を選んで、でもディテールは、作者の想像、というのはどうなんでしょうか?読者は「フィクション」とはいっても文字にされると、「ああ、そうだったんだ」と現実と混同してしまいませんか?犯人のことを好きになった、とか、現実にいる被害者家族を傷つけませんかね?「グロテスク」を読んだときは被害者の家族から抗議がこないのだろうか?と疑問だったのですがまた、この手法を作者が使ったところを見ると、その手の批判はないのですかね・・。被害者を二度貶めるような気がします
残虐記Amazon書評・レビュー:残虐記より
4104667013

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