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アフリカの瞳
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アフリカの瞳の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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国民の10人に1人がHIVに感染。毎日200人の赤ん坊が、HIVに感染したまま生まれてくる国。ここではエイズという絶望すら、白人資本に狙われる…。いまわれわれに生命の重さを問う衝撃作。 | ||||
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帚木さんの作品、大好きで新刊が出るたび必ず読んでます。この最新作は南ア共和国(多分)を舞台に、エイズ渦に苦しむ貧しい人々と日本人医師のふれあいを描いたもの。自身が医師であるだけに医学的バックグラウンドの記述はさすがで、ストーリーも面白いのですが、いちファンとして言わせていただくなら帚木作品としては「そこそこに」面白いというレベルです。高価な薬品を購入するお金のない貧しい患者の「治療」を装い、未認可薬品を投与、治験=人体実験を繰り返す欧州製薬会社。新薬の副作用を目の当たりにした日本人医師が製薬会社の不正を暴く・・・というプロットかと思いきや、物語は意外な展開に。帚木作品ならではの感動がそろそろクルそろそろクル、と期待しつつ読んでいくといつのまにか&あっけなく終わってしまいました。読み返しても涙が出た「閉鎖病棟」「三たびの海峡」「ヒトラーの防具」。自分が逃避行をしているような錯覚に陥るほど見事な筆致の「逃亡」。これら作品に比べてしまうと、本作品もふくめ「国銅」「空山」など最近上梓された作品群は凡庸な印象を受けます。 | ||||
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