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受精
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受精の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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寂しさ、心細さ、一体誰を信じたらよいのかわからないという恐怖。 想像以上に壮大な話だけれど、リアリティーがあり、読み出したら止まりませんでした。 | ||||
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この作家、実際にブラジルに行ったことがなくて書いている。ブラジルの事情が間違いだらけ。 | ||||
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帚木蓬生の作品を読んだのはこれで13冊目であり、サスペンスものならかなり面白く読めるとは思うのだが、前半はだらだらとあまり興味深くないような内容が続き、ぱらぱらと目を通すぐらいでページをめくって行った。また、この著書に限らないが、著者自身の白人主義が目に付く。日本のような社会では(残念ながら)問題にならないのだろうが、欧米だったらだたちに人種差別だとつり上げられるだろう。残念である。 | ||||
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受命とともに、帚木ワールドが遺憾なく表されています。多くの人が読んで欲しいエンターテイメントです。 | ||||
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「受精」というタイトルに魅かれて読み始めました。 が、まずは常識ある人間なら考えられないような行動を主人公たちがとってゆく。まず、恋人を交通事故で失った舞子が悲しみをいやすために寺に行くと、そこで僧から恋人は生きていると言われ、白昼夢をそこで見る。彼の子供が埋めるときいて、ブラジルまで出かけることになる。恋人が死んだこおとは事実で、保存精液もないのにやすやすと信じてブラジルに行く決心をするくだり。しかも、渡航費もホテルのような豪華な病院での滞在費も無料だと言われたら、この時点で読者は主人公を「ばかじゃないの」と思ってしまう。さらにそのサルバドール近くにある病院には自分と同じように恋人を失った女が恋人の子供を受胎しにきているという。そんな似たような不自然が何度も重なるとまったくリアリティに書けているとしかいいようがない。結末はヒットラーの精液が保存してあって、ネオナチの一味が各国から女を選んではらませようとしたというところは実にお粗末である。 ツムラという日本人の血が混じっている医師が登場するが、産婦人科の医者なのに患者である舞子を食事に誘うという設定も不自然でありえない。女性は自分の下腹部を診察した医者などと食事をしたり、身の上話の相手には選ばない。 長けりゃいい手門ではない。長くてもありえないことを長々と書いたこの作品はまったくの失敗作である。よくも出版社が出したものだと思う。まともな最後をきたして読み終わって、損をした気持である。 | ||||
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ひとまず読み終えました。 ものすごく長い低空飛行をして、少しだけ脇に反れて安全運転にて終了… 長編ではなく300〜400ページぐらいの物語だったら良かった。 | ||||
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私は著者の作品はわりと読んでいて、ファンとまではいかずとも好きであると思う。 だけれど「妊娠」はただでさえデリケートな問題なのに、著者は思慮にかける部分があると思う。 すべての女性の中で母性と愛と妊娠が関連づいているかは限らない。 愛する人を失い、せめて彼の子供を・・・と思う女性は著者が想像するよりは少ないのではないでしょうか?思ったとしても安易に受精や出産を考えるものでしょうか? 死んだ男の子供がほしい これは男性のロマンではないでしょうか。 そして卍の必要性は、どうなのでしょう。彼らの中で行われていることかもしれませんが、この作品にあえて絡めなくてもよいのではないかと思いました。 試しに、卍の存在を切り取ってもストーリーは展開します。何も世界各地に潜伏している組織はこれだけではないでしょうし。 これもまた著者のロマンなのでしょうか。 他の方も指摘していましたが、固有名詞で先が見えてしまいましたし「余分」以外の何も感じませんでした。 でも一気に読ませるスピード感はよいと思いました。 | ||||
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これまで読んだ帚木作品の中では、ダントツに退屈で面白くなかった。 オデッサ、レーベンスボルン、サイモン・ヴィーゼンタール。 これらの言葉が何を指すか分かる人は、恐らくあっという間にオチが分かってしまうのでお薦めしない。 ブラジルから来た少年。 この言葉の意味の分かる人には、尚更お勧めしない。 で、読み始めてすぐにオチが分かった身としては、明らかにおかしな話を盲信したお嬢さんが南米のリゾート地で楽しく過ごす様を、長い物語の半分も費やして描いているのに呆れ、飽きた。 左卍からアレを連想しないってのも常識を疑う。 | ||||
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たとえば船の長旅のお供には是非おすすめの一冊。 結構なボリュームなんだが、読み出すと止まらないので、船の揺れを忘れる。下手な酔い止め薬を服用して寝込んでいるよか、よっぽど楽しい船旅になること請け合い! ちょっと過激なタイトル、カバーのサミングからは熱烈恋愛小説風。だから、のっけからねちっこいラブシーンが展開したりもする。しかしながら、繰り返される描写の中に一筋、また一筋とセンサーに触れるきな臭さが、読み手を本から離れさせない。その異質な一筋を踏み重ねるにつれ展開の予測は確信へと固まっていく。巧妙に敷き置かれた「布石」は適度に読者の優越感と好奇心を募らせる。恐ろしくドラマチックな展開は荒唐無稽とも言えなくはないが、さすがに科学者・医学者・精神科医としての著者の見識に裏打ちされると、結構興味深い刺激となり得る。ちょうど、鼻水たらして汗をかきかき激辛チゲ鍋をつつくにも似て、「辛い、辛い!」と言いながら平らげてしまう。もちろん、鍋は辛いばかりではない。新鮮な魚介類や野菜がたっぷり使われてもいる。先端の医療、精神科医から見通した「悲しみ」の構造、緻密な歴史解釈。そして舞台は日本からブラジルへ移り、登場人物は日本、日系ブラジル、アフリカ系ブラジル、韓国、仏、独と国際色も豊か。では、なぜ「受精」鍋なのか?いや待て、待て。それを言っちゃー、おしめーよー。あくまでも、独特な手法で読者を誘う著者のミステリー手腕に身を委ねるべし! | ||||
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私は古本屋でこの本をたまたま買って夢中で読みました。もちろんこの著者の本は初めてです。いまだかつて本を読んでこんなにドキドキしたことはありませんでした。評価している人はいまいちだと書かれてますが、この本を主観的に見た場合、科学的なことについて、異国文化について、そして歴史について、本当によく調べつくされているなと感心しました。科学者であるがゆえになしえた業なのかもしれません。帚木氏のファンになりました。 この本の中で「自分が死んでしまえば、彼を覚えている人間が一人少なくなる。」という部分がありました。この言葉に私は一番ショックを受け、また感動もしました。今まで私は自分の愛する人が消えてしまったら自分も消えてしまう、あるいは自分自身の手で消し去ってしまうと信じていました。そうすることが愛の証であると。しかしそれが間違えであること。どんなに辛くても「覚えている」ということが、どんなに大切であることか改めて考えさせられました。 今回このの本に出会って、この著者の本を全部読みたくなりました。どれだけかの人があまりいい評価をされてないようですので、今後読むこの著者の本が楽しみです。 | ||||
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帚木氏の本を最初に手にしようとする方には、この本をオススメできません。何冊か読んで帚木氏の世界にハマった方には「え?」と思えるような内容だと思います。ちょっと物たりない気もします……。 作品の登場人物の「出産」に対する執着には同じ女性として「????」と思うような部分もありますが、不妊症に悩む女性の気持ちとして考えるとこの執着心も納得できます。 帚木氏の本を最初に読むなら「閉鎖病棟」「臓器農場」をオススメします。特に「閉鎖病棟」は超がつくほどにオススメ! | ||||
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帚木氏のファンとしては物足りなさを感じたことは否めないのですが、登場人物たちの出産に対する異様なまでの執着は狂気さえも孕んでおり、見方を少し変えるとそれは、不妊に心痛める親たちの悲痛なこころの闇を映し出しているようでとても恐ろしく感じました。作中では愛する人を失った悲しみを癒すために子を産みたがる女性が描かれていますが、普通であれば憐憫の情を禁じえないこのような心理を増幅し、読み手に狂気として感じさせる著者の巧みな描写に一読の価値はあると思われます。わたしはこの本から「子を産むということは、相手を愛している(愛していた)ということを証明するためだけではない」というあたりまえのことを改めて教えられました。 | ||||
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帚木蓬生ファンとして期待した水準に達しておらず残念。ディティールは上手いが、大きな枠組みの仕掛けで不満が残る。途中から嫌な予感がし、そのままのエンディングを迎える。詳しく語れないのが残念。帚木蓬生の読んでいない作品が他にある方には、おすすめできません。 | ||||
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血のつながった子供。愛した人の子供。それは何にも変えがたいほど欲しいものなのでしょうか?すべてを犠牲にしてまで?私は、この主人公には共感できませんでした。でも、人間とは何か、人間はどの段階で人間と呼べるのか。とても考えさせられました。 | ||||
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