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ヒトラーの防具



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ヒトラーの防具の評価: 4.27/5点 レビュー 41件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21~40 2/3ページ
No.21:
(5pt)

はし

ありがとうございました。第二次大戦前のフィクションをもとに、おもしろい話でした
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.20:
(5pt)

戦争のもたらす悲劇と狂気

この本を、集団的自衛権などと言っている馬鹿な政治家に読ませたい。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.19:
(4pt)

悔しかったが

(上)(下)を購入しました。(上)を読み終え(下)を開いたらプロローグとあるではないか、これほど悔しいのはなかった。再度(下)を購入した。ヒットラーを暗殺できる傍で居合切りするところは面白い発想であった。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.18:
(3pt)

スラスラ読めない

帚木蓬生の本は大好きです。逃亡とか三度の海峡などは最高でした。医療系の本もかなり良かったです。しかし、この本はスラスラと読み進められませんでした。登場人物の軍人もたくさんで覚えられず、主人公の行動も理解できないところが多かったです。悪くはなかったのですが、他の本に比べたら、☆3つになりました。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.17:
(5pt)

生き延びるということです

上記は下巻の後半以降に出て来ます。

第二次世界大戦の戦火の中、光彦の身近な人々が犠牲になっていき、日に日にベルリンが凄惨な状態になっていく…タイトルのコメントが出てくるまで、少し淡白な感じで下巻を読んでいてけど、ここから一気に読み上げた。

光彦がヒルデのお墓の所に着いて本編は終わっており、その後エピローグに続いています。そのエピローグに書いてあるのですが、光彦はドイツのいずれかの土地で生きていたと思う。

とにかく後半以降!よかった!戦争に関わる本を読みたい方がいれば一番に紹介したいです。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.16:
(4pt)

光彦から見たドイツ

人が見る場所と立場が変わればどうであろうか?

光彦がドイツへ行き大使館の仕事をやっている…

彼が戦前の兵隊であったり、日本に居てドイツとの付き合いをしていたら彼はどうであったであろうか?なかなか面白い作品である。

が、上巻の感想かな?中途半端なコメントすいません。上巻の前半位から兄マサヒコが出て来て、後半にヒルデが出て来ます。

作品を道してかなり重要です。下巻も必読です。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.15:
(5pt)

歴史の様々な側面を知る

帚木蓬生の作品は世界の歴史の様々な側面を詳細にかつ公平に描いており、一気に読まざるを得ない魅力がある。この作品も期待通りの深さがあり、素晴らしい。第二次世界大戦をドイツの視点、日本の視点を巧妙に描いており、上下巻飽きさせなかった。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.14:
(5pt)

戦争の産み出す悲劇

日本人武官、香田を通して語られる、大戦中のドイツと日本、そしてなにより戦争に巻き込まれ無残に死んでいくベルリンの人々。
実に深い感動を持って読了した。いくど涙をこらえたことだろう。
決して情緒に走らない記述が、かえって心に訴えかけるものがあった。
香田は記録があり、こうして語られることになったが、記録に残らない多くの人々にも同じようにかけがえのない人生があり、それが戦争によって無残に奪われていく。それは、ベルリンだけでない。空襲のあった日本の都市、広島、長崎も、もちろん、中国も朝鮮半島も東南アジアも同じである。

前後に現在を描くことで、決してこの物語は過去のものではなく、現在につながることを示した書き方も素晴らしい。また、戦争が単に一部の指導者のみに責任を負わせるものなのか、という暗に示される帚木氏の主張にも首肯する。
また、ネオ・ナチの描写が象徴することは、先の戦争は侵略でなかったという政治家と通底する。

文句なし、素晴らしい作品である。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.13:
(3pt)

(上)(下)纏めてお読み下さい

この作品は(上)(下)からなっています。正しく読み込むためにも、必ず上下合せてお読み下さい。私は(下)の方にまとめてレビューを書きましたので、そちらをご覧下さい。
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No.12:
(4pt)

等身大の人間としての良心

第2次大戦下のドイツを、ベルリンに駐在した日本人(とドイツ人のハーフ)の目を通して語る歴史小説。
油断するとノンフィクションなのではないかと間違えそうな詳細な史実の記述によって、フィクションの存在である「サムライ」的な主人公の生き様もまた事実であったのではないかと錯覚させる優れた作品だと思います。個人的に言えば少々勧善懲悪的傾向が強すぎる気がするのと、ラブストーリーの部分が若干安易に感じられはしました。しかしそれを補って余りあるのが、スーパーマンになりすぎずに等身大の人間としての良心を貫く主人公のあり方に対する共感。タイトルの由来が明かされる前後の葛藤と、そこから導かれる結論もかなり納得です。
余談ですが、元々は「総統の防具」というタイトルだったそうです。本書の趣旨から言えば、「ヒトラー」という現代の視点からの呼び方よりは、当時のドイツの視点に立った「総統」の方がふさわしいのではないでしょうか。
もちろん「ヒトラー」の方がよりキャッチーなので、多くの人にこの良書をお届けするという点では優れていることは疑いようがありませんけどね…。
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No.11:
(4pt)

飽きさせない歴史フィクション

正直なところ、著者の文章力には疑問を感じた。これで小説家なのか・・・?
まぁ実はお医者さんだと言うことを知らずに読んだのだが、文章のまずさにも
かかわらず、実は一気に読んでしまった。
本書の主な登場人物は、第二次世界大戦下のドイツに生きる一般人だ。もちろん
主人公は軍人(日本人)だが、世界の大局に対してはまるで無力であることは、
大家さんや兄や、その他の主要人物と変わらない(アドルフ・ヒトラーなども登場
するので全員ではないが)。激動の時代の中で一市民として、より良く生きようと
模索し、苦しむ人々の姿が胸を打った。ドラマとして非常に一本筋の通った構成で、
これで読むのを止めることが出来なかったのだ。
ところで最後のほうに出てくるヴァン湖はドイツ語では「ヴァンゼー」、その
湖畔でナチス幹部がユダヤ人の「最終解決」を相談した場である、ということを
心得ておくと、結末が身にしみてくる。
前後の現代(東西ドイツ統一直後)編は蛇足なような気もするが、主人公の
行く末を描くためには不可欠だったのだろう。また、個人が歴史の中に埋もれて
いくさまは、当然とはいえ、切なくもあった。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.10:
(3pt)

真理は弱者の側に

東郷大使と香田の兄の口から異口同音に語られた言葉――真理は弱者の側に宿る――が強く印象に残った。作品全体としては、添え書きに終わった「現在」や終盤での突然のサスペンス的展開に心がついていかなかったり、香田のあり方に歯がゆさを感じたり、個人的には大満足とはいかなかったのだが、ストーリー云々以前に、根底に流れる著者のこのような人間理解に深い共感を覚える。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.9:
(5pt)

戦争のもたらす悲劇を切々と描いている

ドイツ人の父と日本人の母を持つ香田は、ヒトラーに剣道の防具を贈呈する
ためにドイツにやってきた。駐在武官補佐官としてドイツに残ることに
なった彼は、「戦争」の悲惨さを目の当たりにすることになる。ナチスの
ユダヤ人迫害、そして香田の兄が体験した病院での悲惨なできごと。狂気の
沙汰としか思えないこれらのことも、当時は平然と行われてきた。それらに
逆らう者のたどる運命は、悲劇のひと言に尽きる。香田の兄、香田の
アパートの大家であるルントシュテット夫妻、そして香田に深く関わる
ヒルデ。彼らの生きざまにも涙を誘われる。どんなときもどんな場合も、
決して戦争をしてはならない。戦争がもたらすのは、悲しみと絶望だけでは
ないのか!
二つの国を結ぶ存在になりたかったであろう香田。彼は何を思いどのように
生きたのか?孤独の中に身を置く彼の姿が見えるような気がして、読後も
切なさと悲しさが残った。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.8:
(5pt)

日本の少年たち、これからどう生きるのだという時代に逆行。

何とも懐かしい我らの少年時代を思い出す。「日本人はどう生きるべきか」という、古典的命題に達する。
敗戦後の日本国、このような命題の少年向けの小説は舞い散っていた。少年たちは、我らの「アイデンティティ」を、探し求めていたのだ。この作品は、昔、懐かしき時代を彷彿させる。ドイツのヒットラーは悪、ナチスは悪、日本のやってきたことは全て悪。現在のシンプルな価値判断で我らは育たず。
錯綜した価値観の中で敗戦前、敗戦後の日本を捉えさせられ、これからの社会の価値観を問われ続けていたと言っても過言ではない。それに、ピッタリの作品がこれだ。日本とドイツ。その中で生きてるエリート軍人の姿は、我らを少年時代に一気に戻してくれる。そして、今を考えさせられるのだ。日本のこれからは...?ハハキギも同世代だったのだるう。
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4101288097
No.7:
(5pt)

奪われることの悲哀

このような作品こそもっと広く読まれるべきである。心の底からそう思います。戦争という個人の力を大きく超えた酷烈な状況の中で、それでも人としてあるべき生き方を忘れない主人公。極限状況下で初めて人は「なにが正しいのか」ということを深く知ることになるのかもしれません。作中に出てくる「真実は弱者の側にある」という言葉が忘れられません。
ただ、あまりに悲しい。読後には深い感動と共に胸を締め付けられるような悲しみの想いが残りました。
ストーリ構成の点もすばらしい。これほどの分量にもかかわらず読者を飽きさせないところに帚木氏の力量のすごさを感得できます。
単なる戦争文学を超えた大作。長く読み継がれるべき作品です。
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No.6:
(3pt)

もうすこしサスペンス性の高い展開を期待したのだが・・・

戦時中に日本からヒトラーに剣道の防具が送られた。という設定を軸に、日独混血の香田少尉の視点から戦争と国家を描いた作品。この設定自体は非常に面白く、優れていると思うのでが、作品の展開が史実をおいすぎている気がした。私としては、もうすこしサスペンス性の高い展開を期待したのだが・・・よい作品だとは思うが、私としては「逃亡」のほうが好きである。
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No.5:
(5pt)

親愛なる…

本作品を読み終え、あと残す所数冊。の箒木作品となりました。正直な所、上巻とほぼ同時に読み始めた同著者作である『薔薇窓』に気をとられはしたものの、下巻に入り久々に胸ときめいてしまったのは語り手である“香田少尉(昇進してゆきます)”。著者の思惑は全く別な視点であると承知の上ですが、女性ならこの『ヒトラーの防具』という歴史小説、思想哲学とも言えるこの作品を支える語り手に、心を奪われるのではないでしょうか?!
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.4:
(5pt)

よく練られた快作、手塚治虫:アドルフに告ぐを思い出しました。

著者の作品は「閉鎖病棟」「三たびの海峡」「逃亡」などみな読み応えがあって好きですが、この「ヒトラーの防具」がいちばん好きです。ナチズムと日本の帝国主義が手を携えて破滅に向かって進むさまを日独ハーフの血が流れる在独の日本武官コウダ・ミツヒコの目から緊張感あふれるテンポで描いていきますが、戦時下の精神病院にスポットをあてる視点は医師でもある著者らしいと思いました。前半部分は、ナチ政権下急速に戦時色を強めるベルリンに、エリート軍人として赴任した主人公と、その兄で精神科医のマサヒコが、精神病院におけるナチの「ある政策」を、弟に明かし日本が協力関係を結ぼうとするナチスはどのような集団なのかを問いかけるダイアローグがひとつのクライマックスになっています。兄の強烈な人間愛、正義感に突き動かされ、弟ミツヒコは日本軍人として自分のとるべき道に想いを致すようになりこの辺りからまず巧みなストーリー展開に引き込まれますが、中盤以降はミツヒコにおこった「ある出来事」をきっかけに急激に物語が転回します。史実にも詳しい言及がありますが、フィクションとのミクスチュアが絶妙でだらだらした記述はなく、最後まで面白く読めました。テンポの良い歴史フィクションものと言えば、小説とコミックスで分野は異なりますが、この小説と同じようなプロットの作品で手塚治虫さんの「アドルフに告ぐ」を思い出しました。(こちらもお薦め「星5こ」です)
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No.3:
(5pt)

一気に読めます

1930年代、ドイツにナチズムが吹荒れる前夜に、主人公の陸軍武官はベルリンに到着する。そして、ナチズムの狂気に翻弄される日本人・ベルリン市民・精神病患者・ユダヤ人等を目の当たりしていく。やがて主人公自身もその剣の腕前から、ヒトラーの親衛隊に直々に指名されるという数奇な運命を辿る。作品全体を通して緊張感があって、読んでいて全く飽きなかった。史実とフィクションを実にうまく絡めたすばらしい作品だと思います。戦争という極限状態の中でも、人としての心を失わない人達がこの作品では多く登場します。彼らの存在が本書を読み終わった後も、深く心に残っています。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.2:
(5pt)

近代史お勉強しなかった方にはお薦め!

旧東ベルリンで発見された”ヒトラーへ日本人から贈られた険道用防具”(コレは事実)。同時に見つかった”ソレを送り届けた日本人武官の日記”(コレはフィクション)仕立ての小説。近代史って、歴史の授業の時間切れでほとんど教わった記憶無し。その後も自ら学ぼうとはしなかったので、この本は随分とありがたいものでした。歴史書の様に難しく無いし。お薦めしま~す。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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