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ヒトラーの防具



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ヒトラーの防具の評価: 4.27/5点 レビュー 41件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 1~20 1/3ページ
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No.41:
(5pt)

読み応えがあった

徐々に戦争が泥沼化していく雰囲気をリリカルに感じることができた。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.40:
(4pt)

”剣道の防具”をモチーフにした発想は面白い。

日本から剣道の防具一式を贈られたヒトラーは、それを自らの「守護神」と見たて戦争に突き進む。駐ベルリン青年武官の香田は、ユダヤ人女性ヒルデを自室アパートにかくまい戦火が過ぎる日を待つが…
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.39:
(4pt)

皇国日本は、あまりにも“世間”を知らな過ぎた。

三国同盟下、親ヒトラーの大島駐独大使と、一線を画そうとする東郷駐ソ大使。軍部強硬派に引きずられるまま狂気に陥った天皇制日本帝国は、国際情勢に慧眼を持たない現在の自公政権と相似形をなす。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.38:
(2pt)

分量が多いわりに人物が描き切れていない感じ

ベルリンに滞在している日本軍人の目で、戦前戦中のベルリンが描かれる。
分厚い上下2巻組で読みごたえがあるが、その多くが、当時の政治的・社会的状況を登場人物の口から解説させるために割かれている。
この時代のドイツや日独関係をふくむ国際情勢についてあるていど知っている読者にとっては、あまり興味をひかれないと思う。
その一方で、あまり深く描かれない人物が多く登場し、とっ散らかった印象をうける(中心人物の物語は、ユダヤ人との恋だとか精神科医の苦悩だとか、ありがちなもの)。
ラストも、むりやり「ヒトラーの防具」と関連付けようとしているようで、とても残念。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.37:
(5pt)

一番好きな小説

何度も読み返した小説。

第二次世界大戦中のベルリンに赴任した駐在武官が主人公のフィクション。

この小説をきっかけに、当時ヨーロッパにいた日本人の手記を貪るように読んだ。

フィクションとはいえ時代考証も厳密で、当時の日独関係の勉強にもなる。

歴史小説は、フィクションと史実の境界線を探すのが面白いと思う。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.36:
(3pt)

当時のドイツを少し感じられる本

史実とフィクションの区別が難しいところはありますが、第二次大戦前~戦時中のドイツの状況が少し想像できる点や、大島大使の無能ぶりなどは面白く書かれているので、状況下を理解するという点の於いてはとても勉強になります。
小説としてのストーリー性は私にとってはどちらとも評価しずらいものでした。

一方で、日独伊三国同盟に至る経緯をドイツ大使館の目線で書かれているところが良いのですが、もう少し日本本国とのやりとりや日本本国での議論なども載せて欲しいというのが、最初の不満です。
また、日本の視点から見ているため、ナチスの内情などや戦争の推移などの状況が薄く、その点もいささか不満が残る内容でした。

ヒトラーの防具発見という、非常に強いスタートではありますが、総じて、状況を知るという点では良い本というのが率直な感想です(小説にそれを求めるのは酷というものかもしれません)。
もう少し深くナチスの歴史動向の裏側を知りたいと思っていたので、物足りなさを感じています。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.35:
(3pt)

戦時下のドイツの状況が視える本

史実とフィクションの区別が難しいところはありますが、第二次大戦前~戦時中のドイツの状況が少し想像できる点や、大島大使の無能ぶりなどは面白く書かれているので、状況下を理解するという点の於いてはとても勉強になります。
小説としてのストーリー性は私にとってはどちらとも評価しずらいものでした。

一方で、日独伊三国同盟に至る経緯をドイツ大使館の目線で書かれているところが良いのですが、もう少し日本本国とのやりとりや日本本国での議論なども載せて欲しいというのが、最初の不満です。
また、日本の視点から見ているため、ナチスの内情などや戦争の推移などの状況が薄く、その点もいささか不満が残る内容でした。

ヒトラーの防具発見という、非常に強いスタートではありますが、総じて、状況を知るという点では良い本というのが率直な感想です(小説にそれを求めるのは酷というものかもしれません)。
もう少し深くナチスの歴史動向の裏側を知りたいと思っていたので、物足りなさを感じています。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.34:
(5pt)

民族は決して全滅まで戦ってはならない p513

『逃亡』も素晴らしかったが、本書も素晴らしい。

戦時の国際状況(日独ソの関係性)や、同盟国ドイツの当時の空気感もわかるので、本書は強くお勧めできる。

日独間の潜水艦での死の交流は、吉村昭の「深海の使者」に詳しい。

吉村昭は虚飾を極力拝し史実を積み上げることで、読者に考えさせる。

帚木蓬生は史実の中に小説的要素も濃厚で、読者へのメッセージも感じつつ、読みやすい。

三国軍事同盟とあるにも関わらず、日本の大戦戦記の類を読んでもほとんどドイツは出てこない。

日独両国間の地理的距離、不気味なソ連等々で、利害がうまく合致しないままに、結局両国とも

奈落の底に落ちていく。、末期のベルリンがここまで爆撃を受けたとは知らなかった。

開戦自体は避けられなかったかもしれない。しかし、戦局が確定した時点で、方向転換はできなかったのか。

戦争末期に多くの無辜の命が犠牲になる(沖縄戦、各都市への大空襲、原爆)。

一億総玉砕などと、悪魔でも考えないようなスローガンがあった事に、今でも腹立たしい思いがする。

「弱者を理解し、視野を広く持って行動する軍人こそ、本当の軍人」上p241

「真理は常に弱者の中に宿る」上p242

「日本人は自分が見たいものを見るようにしかできていない。見たくないものは見えないのだ」下p84

「自分たちの民族と集団が、他のそれよりも優れていると思うところに、戦争の芽が生じます」下p86

「民族は決して全滅まで戦ってはならない。戦いの矛を収めて生き延びる道を探るのが、

民族の知恵ではないのか」下p513

主人公が好青年だったので、暗い話だが、朗らかに読めた。ヒルデと子供と3人で幸せになって欲しかったなあ。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.33:
(5pt)

タイトルに騙されないで

最初に作家にしてはチーブなタイトルだなぁと誤解しました。しかし筆力、知識ともに確かで、グイグイ読ませます!
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No.32:
(5pt)

下巻で府に落ちた

ストーリー展開はさすがにすごい‼怒濤のラストへ!
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
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No.31:
(4pt)

摩訶不思議な言葉の組み合わせ

知り合いから紹介され、題名にも非常にソソラレたので即読。
「ヒットラー」と「防具」ってまるで関連性のない意外な言葉の繋がりに一発でハマりました。
ここまで言葉の組み合わせに唸ったのは「姫の虎退治」以来でしょうか?あれは本当に言葉の力の凄さを痛感しましたよねぇ。その後は目も当てられない程酷い状況作り出しちゃいましたけど・・・。(笑)
この作品も舞台は第二次世界大戦(ナチス)なので、面白い!っと簡単に述べるのは不謹慎な気もしますが、やはり先が気になって気になって読むのを中断するのが辛い作品でした。
この作品の存在を教えてくれた知り合いに感謝です!
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
4101288097
No.30:
(2pt)

丁寧に書かれているが、出来上がりは残念…

精神科医である筆者の思い入れを感じる作品ではある。ナチスが障害者や精神科の患者を実験動物のように扱った事への義憤が主人公の兄に込められている。凝った描写や綿密な歴史考証にもかかわらず、なぜか現実味の薄い物語になっているのは、筆者の追求するテーマと作品の設定の間に不正咬合を生じているためだろう。戦争中のベルリンの創作物語としては秀逸だが、小説としては筆者の思いのたけが強すぎて透明感を欠く。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.29:
(3pt)

古本愛好者

題名に興味がないとどうしても読む気が進みませんが、同じ作者の作品なので購入しましたが、題名の先入観が間違っていた事が分かりました。
古本購入の際に末尾の新刊お案内などを、参考にして購入していますが、案内が不足していたために、良書の見逃すと、思うと、残念です。
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No.28:
(3pt)

古本愛好者

上巻同様に読み進めて見て初めて、良書に気付き購入をためらった事を後悔し、先入観を取り払うようにしたい思っています。
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No.27:
(5pt)

ヒトラーを巡るスリリングな歴史小説

ヒトラーの時代を詳しく学ばせてくれる歴史書としても優れていて物語の展開につられ日独伊三国同盟を勉強しながらスリルを楽しませてもらいました。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
4101288097
No.26:
(5pt)

ヒトラーを巡るスリリングな歴史小説。

日独伊三国同盟が破綻しヒトラーが亡くなるまでのミステリアスな結末がドラマチックです。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
4101288100
No.25:
(5pt)

おすすめです。

日本が第二次世界大戦に突入していった経緯の側面がわかり、とても興味深いものになってます、
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
4101288097
No.24:
(5pt)

ユダヤの切り口から興味深く読んだ。「二つの祖国」にも通じるメッセージ性に感動。

著者の本を読んだのは初めてだったが、大正解。

ドイツ人とのハーフによる日本軍の中での生き様、ユダヤ人女性との関係、ドイツ政府に対する日本人幹部の複雑な思い、
等々、深いメッセージ性になんともいえない読後感が残る。

「もしかして実話が含まれたりするのか」と考えると、複雑な気持ちになる。
ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈上〉 (新潮文庫)より
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No.23:
(5pt)

さすが、帚木蓬生さん!

今までに帚木蓬生さんの本は、出るごとにみんな読ませていただきました。 特に、「水神」」天に星、地に花」は泣きながら読むほど感動しましたが、この本も同じでした。 ますます素晴らしい本を待っています。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
4101288100
No.22:
(4pt)

本書を通じてナチスドイツ史を追えることが魅力です!

日本からヒットラーに贈られた剣道の防具を題材に、その時代背景を混血の陸軍武官補佐官香田光彦の目を通じて追えることが魅力です。本書を読むまでは、開戦及び終戦時の外務大臣東郷茂徳や駐独大使の大島浩の人物像は殆ど知りませんでした。兄の精神科医香田雅彦が体現するヒューマニズムについても深く共鳴出来ます。但し、ラストのヒットラーと主人公との動きについては、当時そんなことは起こらないだろうと思われ、それまでの流れに共鳴出来て居ただけに、ちょっと残念です。上下巻を一挙に読みました。著者の筆力に脱帽です。
ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトラーの防具〈下〉 (新潮文庫)より
4101288100

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