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ヒトラーの防具
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ヒトラーの防具の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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徐々に戦争が泥沼化していく雰囲気をリリカルに感じることができた。 | ||||
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日本から剣道の防具一式を贈られたヒトラーは、それを自らの「守護神」と見たて戦争に突き進む。駐ベルリン青年武官の香田は、ユダヤ人女性ヒルデを自室アパートにかくまい戦火が過ぎる日を待つが… | ||||
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三国同盟下、親ヒトラーの大島駐独大使と、一線を画そうとする東郷駐ソ大使。軍部強硬派に引きずられるまま狂気に陥った天皇制日本帝国は、国際情勢に慧眼を持たない現在の自公政権と相似形をなす。 | ||||
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何度も読み返した小説。 第二次世界大戦中のベルリンに赴任した駐在武官が主人公のフィクション。 この小説をきっかけに、当時ヨーロッパにいた日本人の手記を貪るように読んだ。 フィクションとはいえ時代考証も厳密で、当時の日独関係の勉強にもなる。 歴史小説は、フィクションと史実の境界線を探すのが面白いと思う。 | ||||
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『逃亡』も素晴らしかったが、本書も素晴らしい。 戦時の国際状況(日独ソの関係性)や、同盟国ドイツの当時の空気感もわかるので、本書は強くお勧めできる。 日独間の潜水艦での死の交流は、吉村昭の「深海の使者」に詳しい。 吉村昭は虚飾を極力拝し史実を積み上げることで、読者に考えさせる。 帚木蓬生は史実の中に小説的要素も濃厚で、読者へのメッセージも感じつつ、読みやすい。 三国軍事同盟とあるにも関わらず、日本の大戦戦記の類を読んでもほとんどドイツは出てこない。 日独両国間の地理的距離、不気味なソ連等々で、利害がうまく合致しないままに、結局両国とも 奈落の底に落ちていく。、末期のベルリンがここまで爆撃を受けたとは知らなかった。 開戦自体は避けられなかったかもしれない。しかし、戦局が確定した時点で、方向転換はできなかったのか。 戦争末期に多くの無辜の命が犠牲になる(沖縄戦、各都市への大空襲、原爆)。 一億総玉砕などと、悪魔でも考えないようなスローガンがあった事に、今でも腹立たしい思いがする。 「弱者を理解し、視野を広く持って行動する軍人こそ、本当の軍人」上p241 「真理は常に弱者の中に宿る」上p242 「日本人は自分が見たいものを見るようにしかできていない。見たくないものは見えないのだ」下p84 「自分たちの民族と集団が、他のそれよりも優れていると思うところに、戦争の芽が生じます」下p86 「民族は決して全滅まで戦ってはならない。戦いの矛を収めて生き延びる道を探るのが、 民族の知恵ではないのか」下p513 主人公が好青年だったので、暗い話だが、朗らかに読めた。ヒルデと子供と3人で幸せになって欲しかったなあ。 | ||||
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最初に作家にしてはチーブなタイトルだなぁと誤解しました。しかし筆力、知識ともに確かで、グイグイ読ませます! | ||||
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ストーリー展開はさすがにすごい‼怒濤のラストへ! | ||||
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知り合いから紹介され、題名にも非常にソソラレたので即読。 「ヒットラー」と「防具」ってまるで関連性のない意外な言葉の繋がりに一発でハマりました。 ここまで言葉の組み合わせに唸ったのは「姫の虎退治」以来でしょうか?あれは本当に言葉の力の凄さを痛感しましたよねぇ。その後は目も当てられない程酷い状況作り出しちゃいましたけど・・・。(笑) この作品も舞台は第二次世界大戦(ナチス)なので、面白い!っと簡単に述べるのは不謹慎な気もしますが、やはり先が気になって気になって読むのを中断するのが辛い作品でした。 この作品の存在を教えてくれた知り合いに感謝です! | ||||
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ヒトラーの時代を詳しく学ばせてくれる歴史書としても優れていて物語の展開につられ日独伊三国同盟を勉強しながらスリルを楽しませてもらいました。 | ||||
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日独伊三国同盟が破綻しヒトラーが亡くなるまでのミステリアスな結末がドラマチックです。 | ||||
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日本が第二次世界大戦に突入していった経緯の側面がわかり、とても興味深いものになってます、 | ||||
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著者の本を読んだのは初めてだったが、大正解。 ドイツ人とのハーフによる日本軍の中での生き様、ユダヤ人女性との関係、ドイツ政府に対する日本人幹部の複雑な思い、 等々、深いメッセージ性になんともいえない読後感が残る。 「もしかして実話が含まれたりするのか」と考えると、複雑な気持ちになる。 | ||||
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今までに帚木蓬生さんの本は、出るごとにみんな読ませていただきました。 特に、「水神」」天に星、地に花」は泣きながら読むほど感動しましたが、この本も同じでした。 ますます素晴らしい本を待っています。 | ||||
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日本からヒットラーに贈られた剣道の防具を題材に、その時代背景を混血の陸軍武官補佐官香田光彦の目を通じて追えることが魅力です。本書を読むまでは、開戦及び終戦時の外務大臣東郷茂徳や駐独大使の大島浩の人物像は殆ど知りませんでした。兄の精神科医香田雅彦が体現するヒューマニズムについても深く共鳴出来ます。但し、ラストのヒットラーと主人公との動きについては、当時そんなことは起こらないだろうと思われ、それまでの流れに共鳴出来て居ただけに、ちょっと残念です。上下巻を一挙に読みました。著者の筆力に脱帽です。 | ||||
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ありがとうございました。第二次大戦前のフィクションをもとに、おもしろい話でした | ||||
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この本を、集団的自衛権などと言っている馬鹿な政治家に読ませたい。 | ||||
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(上)(下)を購入しました。(上)を読み終え(下)を開いたらプロローグとあるではないか、これほど悔しいのはなかった。再度(下)を購入した。ヒットラーを暗殺できる傍で居合切りするところは面白い発想であった。 | ||||
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上記は下巻の後半以降に出て来ます。 第二次世界大戦の戦火の中、光彦の身近な人々が犠牲になっていき、日に日にベルリンが凄惨な状態になっていく…タイトルのコメントが出てくるまで、少し淡白な感じで下巻を読んでいてけど、ここから一気に読み上げた。 光彦がヒルデのお墓の所に着いて本編は終わっており、その後エピローグに続いています。そのエピローグに書いてあるのですが、光彦はドイツのいずれかの土地で生きていたと思う。 とにかく後半以降!よかった!戦争に関わる本を読みたい方がいれば一番に紹介したいです。 | ||||
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人が見る場所と立場が変わればどうであろうか? 光彦がドイツへ行き大使館の仕事をやっている… 彼が戦前の兵隊であったり、日本に居てドイツとの付き合いをしていたら彼はどうであったであろうか?なかなか面白い作品である。 が、上巻の感想かな?中途半端なコメントすいません。上巻の前半位から兄マサヒコが出て来て、後半にヒルデが出て来ます。 作品を道してかなり重要です。下巻も必読です。 | ||||
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帚木蓬生の作品は世界の歴史の様々な側面を詳細にかつ公平に描いており、一気に読まざるを得ない魅力がある。この作品も期待通りの深さがあり、素晴らしい。第二次世界大戦をドイツの視点、日本の視点を巧妙に描いており、上下巻飽きさせなかった。 | ||||
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