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三たびの海峡
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三たびの海峡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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たまたま筑豊で生活する機会があり、この作品に巡り合いました。 良かったですが、帚木さんはどの人物のどんなところに共感されたのか、 伝わらなかったのが残念です。 もちろん私自身の読み込み不足もありますが… | ||||
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話しが重すぎる割に内容が乏しい。 全きの期待外れの内容でした。 | ||||
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韓国人が大好きな方はぜひお読みください。 そうでない標準的な日本人にとっては、全く持って退屈極まりない作品です。 戦争体験も炭鉱労働も実体験のない作者の「妄想小説」です。 | ||||
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作者は冷静に事態を綴るふりをしているが、かなり感情的。読者はまず、筆者の思想的背景を理解してから読書に取りかかった方が良い。でないと、心酔気味の筆者に洗脳されてしまうからだ。 本書は、一応朝鮮人による強制連行を書いてはいる。ただし、強制連行が日本人によるものと思いこんで読む場合には、強制連行の酷さに照準が当たり、「どこの国の人間が実際に強制連行を行ったのか」を読書中に忘れてしまいそうになる。大宰治の人間失格にのめりこむメンタルあたりの読者は簡単に「さも、日本人が、連行を行った」かのように読んでしまう危険が高い。 よく読めば、強制連行の後の日本での待遇は、在日または通名と思われる人間がしたとの記載はある。だが、労働場所が日本企業としている点で、卑劣な行いを労働者に働いた人間が、まるで日本企業の命令の元に労働者への仕打ちを黙認したかの印象を与えられる。 他、同作者の「逃亡」も読んだ。こちらは、日本内部での国家の命令に従っていた人間が使用済みになると同時に、逆に忠誠心を誓った国家から追われる羽目になる不条理な話である。確かに、現代でも同様なことは企業でも起こっているだろう。 だが、両作品に共通する問題は、日本または日本の責任者を弾劾するために、個人のネタ、真偽かが定かでない点をまことにしやかに語っている点である。 とにかく、仮に読むなら、メンタルの上で一線をひくか、歴史的な事実にそこそこ造詣を深めた後に読むべきだ。でなければ、著者の狙い通り、自虐的史観点を植え付けられる危険がある本書である。 | ||||
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強制連行という空想を広げたいのか 知っていてわざとやっているのか この小説の内容を本気で信じているという人が いることが問題。 たとえば、ミステリで殺人が起こっても 現実の世界では起こっていないということを 知っている。 しかし、この作品を読んで強制連行を本気に してしまう。 これはあってはならないことだ。 | ||||
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「主人公がどのような人生を送ってきたのか、そしてその体験に基づいた今の心境の変化」というミステリ的なプロットがが現在パートで、「強制連行されてきた主人公がこれからどうなっていくのか」という驚きに満ちた回想パートが、ある一点に向かって集約していく作りになっている。このような作品の構造と扱っている題材から、読者が想像するであろう教条的なオチに対して、どれだけ描かれている人間ドラマと結合できるかに本作の成功がかかっているとも言えなくもないのだが。作品の後半は、勧善懲悪的な人情ドラマが描かれると共に、強引に教条的な結論を提示して終わってしまう。あとは、作者の綿密な取材が浮いている気もするな。なんというか、結局のところ、おそらくこの構成の欠如は、本作が!雑誌連載等で、無軌道に執筆されたと想像するに難しくない。それと、後半の展開は、日本人がこの題材を扱う時に「真摯」であればあるほど、空回りしてしまうというひとつの例にも見て取れる。うーむ、ある文化圏に属する人間が、関わりのあった(ある)他文化を主観的に描くのは本当に難しい。直接的な表現に踏み込めば歴史・文化の解釈の差が生じるし、本作のようにあえて単なるメロドラマにした場合には、奇妙な寓意が生じるとでも言えばいいのか・・・。 | ||||
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