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永遠の仔
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【この小説が収録されている参考書籍】
永遠の仔の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全148件 81~100 5/8ページ
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| 数多いるミステリ作家の中でもこの作家は頭一つ抜けていると思います。 ストーリーの重厚なこと重厚なこと! 人間関係ひとつとっても泥臭さ、生臭さがリアルきわまりない。 文句なしに今年読んだ本の中では一番の出来でした。 一つ難癖をつけるとしたら、伏線の張り方があけすけであること。 弟が脳障害で息を引き取る際、直前に面会した姉が彼の異変に気付かなかった理由付けのためでしょうが、少年時代の彼をくどいほど洟垂れにするのは如何なものかと・・ それだけが惜しい。あとは文句のつけようがない出来栄えだった。 | ||||
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| 児童虐待がテーマで 涙なしでは読めない作品。 ハッキリ言ってすごく重い作品。 その他にも、アルツハイマー、介護問題、等 決して他人事ではない問題も描かれていて。 こういう話、今の時代 きっと現実でも起こっているんだろうなぁ…と思うと 哀しくて辛くて切なくてたまらない気持ちになってしまう。 かなりの長編だけれど 感情移入してしまうので、全然長さは感じず 一気に読み進むことができた。 読み進むうちに 10年ぐらい前に見たドラマのシーンが 頭の中に浮かんできて ドラマの内容なんて忘れていたはずなのに それぐらい印象に残ってた作品だったのか、と驚かされた。 後書きに書かれていた 「子」ではなく「仔」にした理由。 それを読むと、また涙があふれてきた。 「優希」も「笙一郎」も「梁平」も 本当に存在していたような錯覚に襲われる。 本編の最後の2行 声を大にして3人に伝えてあげたかった。 もう一度見てみたくて ドラマのDVD借りました。 またじっくり観直そう。 | ||||
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| ボリュームのある上下巻。 読み終えるまで、私はたっぷり2週間かかりました。 約10年前にテレビドラマを見てしまったので、 原作には手を付けませんでした。 そろそろその記憶も消えた今、新たな気持ちで読んでみましたが、 そのなんと重いこと。 特に上巻は子ども時代の描写がつらく、 読んでいない時も気持ちがふさがれるほどでした。 子どもは親を選べません。 人間としてどんなにダメな親であっても、子どもは自然に求めてしまいます。 主人公三人は、幼少体験が悲惨であったが故に、 いつまでも理想の親を捜し求め、大人になることがかなわなかった、 そんな気がします。 ”私がこの子達だったら”、”私が親だったら”と、 自問自答せずには読むことの出来ない作品でした。 色々な世代の方におすすめしたいです。 | ||||
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| 作品はすばらしいですが、タイトル通りです。誰が悪いと言うのは簡単ですが、人間の作り出す社会は、こんなにも残酷なのだなあと思ってしまいます。救いがなく、読み終わって、じゃ、親として、子として、どうすりゃいいんだと深み落ち込んでしまいます。まあ、それがテーマの小説なのかもしれませんが。 一つだけ、気になる点とすれば、第8病棟の英語のニックネーム。ちょっと凝りすぎ。誰かそういう凝った名前をつけたがる登場人物が出てくるならいいんだけど、あんなニックネームは自然とつくとは思えないです。 | ||||
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| 子供をめぐる痛ましい事件のニュースを目にする度に、この本を思い出します。 親の人生の歯車がどこからずれ始めたかは、それぞれですが子供たちに大きな傷を負わせ、”負の連鎖”という言葉が頭の中をよぎります。 悲しく重い内容ですが、最後に僅ながら光が差し込みます。 人間が背負う業を取り上げながら、何処かに救いがある遠藤周作の小説を思い起こします。 作者の後書に編集者への謝意が述べられていました。 天童 荒太氏がこの小説を書き上げる為、心身共にどれだけの労力を費やしたか想像も付きませんが、編集者の強い想いもあって始めて成立した力作でしょうか。 | ||||
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| 今年の直木賞を受賞した、天童荒太の作品。 前から気になっていた作家でした。 行きつけの古本屋で上下¥200で発見。即買い。 しかし、¥200で購入したことを申し訳なく思わされるような、素晴らしい作品でした。 この「永遠の仔」。 単行本は二段組みで、上下2巻。 結構な厚さですが、2日間くらいで読み終えました。 読んでないときは、 何をしてても話の続きが気になり、手に付かない。 読んでいるときは、 病院で順番待ちをしているときも、自分の名前を呼ばれても気付かない。 周りの音が一切、入らなくなるような不思議な感覚。 それほど、この本の中に入ってしまうのです。 そして息を詰めるように読みすすみ、優希、モウル、ジラフの生き方を見つめる。。。 この作品は、ミステリーなのでしょうか? 私にはもっと違うように思えます。 長い長い物語を読み終えたのは渋谷の喫茶店。 こみ上げてくるものもありましたが、一番は 切ない。 切ないよ。 生きるって、こんなに切なかったっけ? 本当に読みごたえのある作品でした。 おすすめです。 | ||||
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| 「悼む人」を読んで著者を知り、本書を読んだ。 内容、完成度ともこちらのほうが遥かに高いと思う。 読後は爽快感よりもモヤモヤとした霧の中にいるような、 感想を言葉で表現することが難しい、いろいろと考えさせられる本である。 いわゆるインスピレーションを与えられる、優れた良書だと思う。 子どもの心がいかに繊細で傷つきやすく、また大人になってからも 子どもの頃に感じた様々が、いかに影響を及ぼすもので あるかということを思い知った。 哀しくて痛い内容だったが希望もあった。 そしてそれはどんな状況におかれても消えることのない 人生の、生きるうえでの灯だと思う。 | ||||
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| この本に出遭えたことを感謝したいです。 これまで、自分はあまり小説など好んで読む人間ではなかったのですが、 あるラジオがきっかけで興味を持ち、読ませていただきました。 読み進める上で、人間の奥に潜む欲望・葛藤、そして醜さや脆さといった部分をすべて見せつけられているような、しかしその一方で、「生きること」の意味を深く考えさせてくれるような感じを受けることができました。ここまで心を揺さぶられた本は初めてです。 ぜひ一読してほしい作品ですが、特に、20前後の(自分のような)多感な時期である方にはぜひ読んでほしいと感じました。 | ||||
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| 虐待の恐ろしさを書いているだけだったらここまで引き込まれないと思う。 私が一番好きなのは森の中のシーンです。 まるで自分が一緒にいるかのような、子供としての気持ちに返り、 息が詰まるような切なさ、苦しさ、本を読んでる事を超える臨場感。 読んだ後、しばらく衝撃で動けなかったです。。。 ぜひ虐待を受けた方は、最新のカウンセリングを受けて、克服して頂きたい。 じゃなきゃ悲しすぎる。 相手を超えて、ゆるしていかないと(ゆるすのは相手のためではなくて自分のために) 幸せにならなければ一生虐待側の思うつぼではないでしょうか。 虐待の連鎖を断ち切る、苦しみを断ち切ることがこの本の意味ではないかと。 自分の子供は大事に育てたいと思いました。 | ||||
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| 優希は下山途中、2人の少年と父親を殺した。17年後に、2人の少年と偶然の再会をし、当時の記憶が強く思いだされる。第1巻では再開までのストーリーが描かれる。作品に強く引き込まれる。 | ||||
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| 少し重い内容です。 分厚い上下巻の本ですが、 分量の割には比較的読みやすいと思いました。 構成も良く、 少しずつ明らかになっていく事実が、 心にのしかかってきます。 終盤は少しあっさりとしている気がしましたが、 全体的にみて大変良くできていたと思います。 虐待、介護など、 読んでいて考えさせられ、 決して明るい内容ではないです。 好き嫌いが別れる内容だと思いますが、 個人的には読んで良かったです。 評価は星5つで。 | ||||
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| 5巻という気の遠くなる小説かと思いきや、皆さんのレビューにあるようにあっという間に読みきった。 早く読みたいなと気が気でなく。 優希の父親・母親を、幼少の優希の立場から描写される前半では、どんなにひどい人たちなのかと思っていた。 途中、父親の苦しみや、優希への愛情、家族への愛情がありあまるほど。それにも勝てない父親の心の弱さの露呈。 最後で判明する母親なりの苦しみ。今までの言葉の意味。 優希・ジラフ・モウル、この心に闇を持つ3人に共通するのは、幼少期に関連した親の心の弱さ、未熟さ、にある。 それでも、子供は親を求める。 子を持つ親となる時、子供らの幼少期のこの繊細な感情を思い出し、子供の心に闇をつくらないように努めたい。 優希・ジラフ・モウル、最後は幸せに終わってほしかった。 あんなに苦しんだのに。 負の連鎖を断ち切るにはどうすればいいのだろうか。 現実に起こっているであろう社会問題に心が痛んだ。 | ||||
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| よくこの作品は感動巨編と書かれたりしているが感動はしない(僕はしなかった、衝撃は受けたけど)。緻密に練られた伏線がだんだん一本の太い線になっていく展開力はすごいし、読んだらほとんどの人がハマって、寝る間も惜しんで読んでしまう作品だと思う。 ただ、ラストが結局誰一人過去のトラウマを本当の意味では乗り越えられなかった事が非常に残念だ。同じような体験をした全ての被害者の為にも誰か一人でも完全にトラウマに打ち勝ち今を生きる姿を見せて欲しかった。 | ||||
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| 天童荒太の他の作品が読みたくて、 古本屋にあったこの作品にしました。 話題になった小説だったのに、 まったく内容を知りませんでした。 またしても負の文学。 あまりにもすっきりとした文体。 さわやかささえも感じられるその文体。 にもかかわらず、書かれている内容の醜悪さ。 リアルな分だけ、背筋が凍る。 謎の一つは、 ほぼこの1巻でわかってしまったが、 過去と現在の行き来が見事で、 ガンガン引き込まれました。 | ||||
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| 思うとおりになんかいかない。 そんなに高い望みだとは思わない。 けれども、それもかなわない。 これだけの内容を無責任に書けるわけもなく、 おそらく徹底した取材で、 かなり研究しているのだろうと思う。 その分のリアルさが、 鳥肌が立つほどの深い感を誘う。 幼児虐待、DV、殺人・・・、 もちろん言い訳もできない犯罪である。 あらゆる犯罪において、 もっとも被害を受けるのは、 いつでも社会的弱者である子どもたちである。 保護されるべき、 保護されたい子どもたち。 その子たちが、 保護者によって歪められた。 どんなに彼らを取り巻く状況や、 保護する側が言い訳しようと、 子どもたちのとってはつらく冷たい記憶にしかならない。 そして、 その記憶は、 彼らの生きる支えにはならない。 すべての人がそんな苦い記憶を持っているわけではない。 しかし、 何らかの、共感・共苦があると思えてしまう。 そしてきっと、 人はだれも、 誰かに抱擁されたい、 そう思っているに違いない。 | ||||
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| 文庫版で全5巻。最初は気が遠くなるほどの長さ、と思っていたんですが、読み始めたらそのテンポのいい展開にすぐに読めてしまった。 ストーリーは一人の少女と二人の少年を主人公に、過去と現在が交互に進められていくというもの。幼児期に受けた虐待からある事件を起こした彼らが、一度は別々の道を歩んだにもかかわらず、運命の糸に手繰り寄せられるかのごとく再び出会い、止まったままだった時間が動き出す。 二転三転する展開と心の葛藤を描く描写力、飽きさせないスピード感はなかなかのもの。リアルさに欠ける部分は多々あれど、この作品はあくまでミステリー小説、散りばめられた伏線は後半収束し、そして見事に着地する。長さを感じさせない傑作だと思う。 | ||||
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| 似たようなタイトルで「大地の子」という山崎豊子の大河小説がある。こちらは「子」だが、本作品は「仔」の字をあてている。 山崎作品では、二つの国・二組の両親に挟まれた主人公が、成長と共に自己の存在を位置づけていく自立した人格として「子」の字が使われたのだと思う。一方、天童の作品では、親の庇護の元で存在する場所を与えられている子、さらにいつまでも自立できない精神的な子どもである大人を象徴して「子」の傍らに親が寄り添う「仔」の字なのではなかろうか? または「子」を独立した人格として認めて、お互い理解し合う存在としての友人を象徴する他者として、「人」が寄り添っているのかもしれない。 主人公たちを取り巻く環境は辛く悲惨である。そん中で、親子関係では構築できない信頼感や、救済されない気持ちが、閉ざされた空間で出会った異性の友人との間で成立するというのは一種のおとぎ話にも思える。また誰もが自分や家族に対して真剣に考えていて、それを相手にたいして真摯に語り、自分の考えや気持ちを伝え理解を得ようとする場面がある。これも現実ではなかなかあり得ないだろう。おとぎ話の形でしか救済の物語が描けないほど絶望的な状況に我々はいるのだろうか。思わず、身近な誰かに問いかけたくなる。 「生きていてもいいんだよ」というメッセージに辿り着いたとき、本書を読めて良かったなと思った。 | ||||
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| これ以上の作品はないと思いました。ミステリーの中では私の読んだ中で一番です。 心を病んだ者の心情を丁寧に描いています。嵐を避けて、大きな木の下の穴で「生きてていいんだ、生きていいんだ」を3人で繰り替えすシーンは、最も好きな箇所です。 ミステリーとしての物語も完璧で、最後は「あっ」と叫ぶほど、驚きでした。絶対のお勧めです。長編ですので、まとまった長い休みにじっくりと読むことをお勧めします。 | ||||
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| 2000年度版このミス10 1位。 1999年文春ミステリーベスト10 2位。 2000年 第53回日本推理作家協会賞長篇部門 第121回直木賞候補作品 作者の代表作品。 直木賞の選考では、選考委員の大先生方に「作品が長すぎる」「子供同志の会話が子供らしくない」等々の評価を受けたようであり、実際読んでみると、なるほどその通りである。しかし、その不器用さゆえ、読者に強いメッセージが伝わっているように思う。作品自体は過去と現在に起きた殺人事件を軸に展開するミステリーとなっているが、まず作者が作品を通して伝えたいメッセージがあり、その表現方法としてミステリーを選択したように感じた。とにかく「力」がみなぎった作品である。 | ||||
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| 2000年度版このミス10 1位。 1999年文春ミステリーベスト10 2位。 2000年 第53回日本推理作家協会賞長篇部門 第121回直木賞候補作品 作者の代表作品。 直木賞の選考では、選考委員の大先生方に「作品が長すぎる」「子供同志の会話が子供らしくない」等々の評価を受けたようであり、実際読んでみると、なるほどその通りである。しかし、その不器用さゆえ、読者に強いメッセージが伝わっているように思う。作品自体は過去と現在に起きた殺人事件を軸に展開するミステリーとなっているが、まず作者が作品を通して伝えたいメッセージがあり、その表現方法としてミステリーを選択したように感じた。とにかく「力」がみなぎった作品である。 | ||||
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