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吐きたいほど愛してる。
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吐きたいほど愛してる。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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第一話のインパクトが最強でした 冒頭よりヤバイヤバイ感が強烈でしたが、まさかここまで・・・という程 振り切ってくれました。 最後には余りの気持ち悪さに笑えてくるほど徹底ぶりです。 素晴らしいです。女性は読むのやめた方がいいかも(笑) | ||||
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新堂冬樹の作品の中でも、かなり好きな作品です。グロい表現が多いので人によっては苦手な方もいると思いますが、反吐がでるような主人公の思考や、行動には圧巻です。まさに「吐きたいほど愛してる」唯一、三作目だけは救われた気がしました。人間の自己愛や自己陶酔、自己中心的な思考が盛りだくさんですが、気持ち悪いと思いながらも、どこか人ごとではないような、身近さを感じます。この作品、好きです! | ||||
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帯にある何から何まで「迷惑な妄想逆ギレ男」が、夫の浮気を知って「壊れた妻」が、耳の聞こえない「可憐な美少女」が、虐待を受ける「寝たきり老人」が、とてつもなく後味の悪い4つのストーリーを展開します。 読み始めると胃液が逆流し、こめかみが痛くなり、落ち着かなくなります。人によっては食欲がなくなるかもしれません。 それでいて、いやそれなのに文章から目を離すことができません。怖いもの見たさというよりは、怖いものに直面してしまって動けなくなってしまったように、気がつくと頁をめくってしまっています。 爽快感はありません。恐怖というのも違います。とにかく、誰か助けて欲しいと思ってしまう「嫌」で「魅力のある」小説です。 | ||||
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「食事前には読まないで下さい」という内容の解説が付けられている。 なるほど、この猟奇的描写の連続を読んでいると、表題どうり、吐き気すら催す。 しかし、本書の猟奇性は、天ぷらで言えば、衣に過ぎない。 きわめていびつな形ではあるが、これらも一種の純愛と呼んでも良い。 特に「まゆかの恋慕」は、猟奇的ではあるが、しみじみとした、本物の純愛だ。 精神的に病んでいると感じさせられる作品であっても、共感または了解出来る部分も多い。 四篇の作品は、読了してみて、なるほどと感じさせられ、どれも印象に残る。 著者の手掛ける分野は、企業小説から純愛小説に移り、最近はクライムノベルも手掛ける。 本書は、純愛小説であり、同時に、クライムノベルでもある。 ただ、猟奇性の度が過ぎる点を減点し、星4っつとした。 | ||||
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新堂氏の作品は「無間地獄」や「底なし沼」に代表されるような金融(裏金融)ネタの作品を読んでいただけに本作品(短編集)もその類かと思ったが、全く違っていた。 全編に共通するメインテーマは歪んだ愛が招く悲劇。 文章・内容は以前と比べとても進化した(洗練された)感があり4編とも一気に読み終えた。 特に良かったのは「まゆかの恋慕」。 この作品はグロい表現が含まれている中にも、一途な恋心が描かれており、涙を誘うものがあった。 本書は新堂氏の今後の可能性を強く感じた1冊となった。 新堂氏の作品を読んだことのない方にも自信を持ってお薦めできます。 | ||||
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この作品は電子書籍で初めて読んだのですが、衝撃のラストに全部ビックリしました(*_*)特に『まゆかの恋慕』では久々に小説で号泣してしまいました…(:_;)どの作品も、先が読めない展開なので、心臓バクバク状態で読んでました。私は短編小説だと感情移入しない内に終わってしまうので長編小説派ですが、初めて短編小説にハマりました〜♪唯、かなり吐きたくなるグロテスクな内容です。特に虫が嫌いな方は厳しいかもしれないですよ〜f^_^;(私も虫大嫌いでしたが)他の新堂先生の作品も読む予定です★ | ||||
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作者の表現力が素晴らしい。 しかし、素晴らしすぎる。 リアリティに欠ける話なのに、状況が安易に想像できるのだ。 読んだことを後悔するが、この作者の本を読めてよかったと思える作品だった。 | ||||
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『さすがは新堂冬樹!!』という作品でした。 人物の心の動きの細かな描写力は一流です。他に類を見ない才能です。 この作品は本当に残酷の塊です。ハッキリ言って8割5分は残酷描写の連続です。 しかしながら、そこで新堂ワールド炸裂。むご過ぎて次に進みたくないと思いながらも 何故か手が止まらずページをめくってしまいます。 | ||||
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これぞ新堂文学。 後味の悪さはこの上もありません。 詳細はいえませんが、特に最後の「英吉の部屋」は実に後味の悪い、救いのない話です。 最初の「半蔵の黒子」を読み切る強靭な精神があれば、この世に恐いものはありません。これを読んだ後食欲がなくなりますので、覚悟して読みましょう。 | ||||
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タイトルのとおりいろいろな愛の形っていえばそうなのかもしれない短編集です。 かなりエグいシーンが多くて、後味も悪い作品でした。 でもページをめくる手を止められなかったです。 どう結末をつけるのか気になって気になって。 で、結末読んで、わー気持ちわるー、いやーってなるんですが、おもしろい。 ゲテモノを食べるシーンが3箇所ほど出てきます。 リアルで吐きそう | ||||
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メタクソな気分に陥る恐怖の短編集。かの「溝鼠」級のダークワールドが延々と描かれています。 最近の純愛路線が続くなかでの、久々の毒気満載の、ある意味久々の新堂ワールドの新作と呼べるものでしょう。「半蔵の黒子」読むと気がおかしくなりそうです。「お鈴が来る」最後の一行に戦慄の寒気を覚えます。「まゆかの恋慕」とても涙なくては語れない悲劇です。この本唯一の救いの短編。「英吉の部屋」とどめの精神攻撃です。主人公の思考回路に反吐が出るほど滅入ります。 どぎつい表現も多いので、読む際にはご注意を。トラウマになるかもしれませんので・・・。 いやあ、ある意味さすが新堂冬樹、と呼べる本ですけどね。 | ||||
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四つの短編からなる作品集。物語の登場する人物は、自己超過大評価の妄想男、妻の異常行為に悩む夫、アパートのドアの前で怪我をして座り込む謎の少女、虐待される寝たきりの老人。どのキャラクターも強烈で感情移入がしづらいですが、文章が諧謔に富んでいて、深刻な話でもおもわず噴出して笑ってしまうことがたびたびありました。 ただ、どの作品もグロいです。肉蛆虫チャーハンやゴキブリを食す場面の描写は筆力が巧みで想起しやすく、吐きそうになりました。食前食後は読まないほうがいいかもしれないです。 | ||||
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新堂冬樹の最新刊。一昨日購入して、早速読みました。読み出したら止まらないってわけで、2日間で読了。今回は、中編4編を収録した作品集。いずれも「小説新潮」に掲載された作品。これまでに過剰な愛、勘違いの愛情表現、凄惨な愛情等々、様々な愛の形を描いてきた氏ですが、この作品群には今までに無かった愛の形が伺えます。それが帯に書いてある「自己の中心で愛を叫ぶ!」と言う表現が表している通りの愛の形。人それぞれ愛情表現は違うだろうけど、ここまで自己中心的な人は居ないだろう、と思う。しかし、最近の世相を見ていると、ちょっと心配になったりもします。ともかく凄く極端な愛がここにあります。著者最凶傑作(帯より)を楽しんで下さい。 | ||||
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