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人形館の殺人
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人形館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 41~60 3/6ページ
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異色作とは商業的な安定があるから出来る、作品を媒介としたファンとのコミュニケーションなのだろう。 個人的には、多重人格もののトリックはあまり好みではなく、真相でがっかりした。 小説家がみな精神医学の専門家ではないし、そうである必要もないのだが、 どうしても人物描写が薄っぺらい気がする。 殺人事件のための症状であって彼の人格の中心にあるべきものがないというか。 こういう症状を深刻なひとつのトラウマで片付けてしまう傾向もこういう作品に目立つが、人間理解としてシンプルすぎると思う。 | ||||
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最後のどんでん返しはあるが、薄々犯人に気づきそうで。 でも、そこそこ楽しめました。 | ||||
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最近、館シリーズを順番に読み進んでます。この作品に限ったことではないでしょうが、館シリーズを順番に読んできた人でないと十分に楽しめないでしょう。 読む前から、この作品が館シリーズの中ではかなりの変化球であるということは知っていました。それもあってか、途中で犯人の予想はつきました。しかし、オチではある意味どんでん返しでしてやられたという感じです。オチの展開までわかるヒントはそれまでに提示されているのですが、そこまではわかりませんでした。仮に犯人の予想がついたとしても楽しめる内容になっていると思います。 | ||||
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読者のモリです。 館シリーズは全て読みました。 綾辻先生は凄い。大ファンです。 友人のキンちゃんににも紹介します。 | ||||
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館シリーズというのをはじめて読みました。 なので頓珍漢なことを書いていたらごめんなさい。でもこれが 初めてそのシリーズをここから読んだ人間の感想と思ってもらえれば幸いです。 まず、1980年代に書かれたからと言って、斬新なラストとは言いがたいと思う。 というのは、この手の話はミステリの禁じ手であり、1930年代初頭?には既に名作が 書かれている。1920年代に書かれているのであれば確かにすごい!となるのでしょうが。 あと、館の中に抜け道がうんぬんというのは、「そんなのアリ?」と思った。 日本では評価の高くないアメリカのユーモア推理作家が「実は抜け道があったのだ~!(ゲラゲラゲラ)」なんて 作品を書いていて、「抜け道なんかあっちゃだめでしょ」という先入観が私にはあるのですが。 ただ、この作品を覆う雰囲気というのは、「あー7、80年代のミステリらしいわ」と思ってしまう。 なんかジメジメどろどろしている。真面目に思いつめすぎな主人公、逆に変に快活すぎたり、押しの強すぎる脇役、 妙に気弱で真面目で一生懸命な母(しかし芯は強くない)、どんな理由があるのか知らんが、冷たく愛情のない父。 主人公は三十四歳でただのニート、でもニートって言葉が出てくる前だから「その人にはその人の苦労があるんだろうなあ」的な。 おじいさん、おばあさんもどっかで見たような善人な使用人気質。 あーーー新鮮さがない!! 最後に、「もしかしてここだけ本当だったのか?」と思わせられる記述があるということなのだが 一人称から三人称に移られたからと言って、「それって作者の筋書きを見せられてるだけ」に思えて 小説の中の何が事実として信用していいかわからなくなる。 ちゃんと、「・・・・・・という日記が見つかった」みたいな感じにして客観性を持たせてくれないと。 これがただの幻想小説ならいいんですけどね。 ただ、私は最後の「なぜもっと早く止めなかったんですか」というところ、なんか 水戸黄門とか、わかっているのに手をこまねいて事態をさらに悪化させるこの手の主人公を揶揄しているようで ここだけ面白いと思った。でも墓穴掘ってるとも思いましたが。 あまり余韻がなかったし、たった一行ぐらいでは、やっぱり「本当はこうだったのかな」と 読者に考えさせることも難しいと思う。だって今まで書いてきたことが全部、でたらめでした、と言われたようなものなんですもん。 もう一つ、子供殺しが出てくるのだが、こちらの犯人が別人というか、いきなりの三人称の種明かしには びっくりしてしまった。この種明かしも、探偵が最後に行ってくれるものと思っていたので。 あとは、島田某さんは、私は他のシリーズを読んでいないからだけど 出てきた会話とか、事実と思われる手紙とか、「何だこいつ」って印象しか受けませんでした。 いろいろ、不満が残るお話でした。 筋書きとかいろいろがんばっているだけに、残念。 | ||||
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十角館で感動し、水車館で正統派な内容だなぁ と思ってシリーズを読みましたが 本作で久々にやられたと思いました 肝心の犯人当てより ある登場人物の思惑に衝撃を受けたからです あと、エピローグがとくに素晴らしいですね 館シリーズならではのオチ(ここが特に重要)、 先入観を覆される快感がたまらない | ||||
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確かに異色作でした。 外部に犯人が存在するとしたらKだろうと読み進めていたら・・・あら、そっち行っちゃいます? (可能性は考えてましたけれど・・・) それよりも、屋敷に点在する体の一部が欠損した6体のマネキン・・・これはまるで・・・と思ったら 作中の人物が「アゾート」とか言い出したのにはにやり。 こういったお遊びはいいですねぇ。 あと、解説でも指摘されてませんでしたが、”辻井雪人”は自分のペンネームからもってきてますよね。 | ||||
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今回はある理由から館シリーズの影の主人公ともいえる島田が直接館にいない為ある程度のマンネリは解消されている。 しかしラストまで読んだ感想はなんかどこかで読んだことがあるような…(作者以外の作品で) 犯人も隠し部屋並みにこれをやられてしまうとなあとやはり痛快とはいかない。犯人がわかるまではわりと楽しめました。 ちなみに今までの作品の犯人がわかったときの感想は 十角館「えっ!」 水車館「ふーん」 迷路館「えぇ〜」 人形館「ふーん」 といった感じ。 何だかんだ言って引き込まれるし書ける作家さんだと思ってるのでついついハードル上げてしまいますがもう一息頑張っていただきたい。 | ||||
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商品の品質、取引の対応などすべてにおいて満足のいくものでした。 | ||||
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館シリーズの1つだけれど、これまでの作品とは少し趣向が異なる気がします。 それを狙って書かれてるのかもしれませんが、やはり前3作と比べてインパクトに欠ける印象です。 また、ある過去の事件が徐々に浮き彫りになっていくのですが、読んだ時期が時期だけに、抽象的な表現とは言え、どんな事件なのか早い段階で想像出来てしまい、またあまり気分もよくありませんでした。 館の不気味な雰囲気は良かったのに…。次の時計館に期待! | ||||
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過度な期待は、時として大きな落胆を生む。 その典型的な作品だと思います。 綾辻さんの作品、館シリーズ、 だから面白いはず!と意気込むと、肩すかしを食らいます。 皆さん仰るとおり、犯人と犯人が置かれた状況は途中から見えてしまいます(3人目は気づかなかったですが…)。 読後感が良いものでも決してないですし、 社会的問題を扱った(推理以外に意味を持たせた)作品でもない気がします。 シリーズとしても、必要設定が組み込まれてるって訳じゃなさそうです。 何より島田さんが活躍しないし。 本当に単発の、ものすっごく優しさ込めて言うなら「番外編」として読むべきでした。 そして唐突に登場するあの人の存在価値は果たして本当にあったのか?と思います。 犯行のきっかけで記憶のトリガーとしての登場?ですが、父親と母親の空気が色濃く残る家へ移った時点でトリガーは十分引かれるのではないか?と思いました。 思わせぶり犯人にもなれず、かといって絶対的な重要人物にもなりきれなかったこの人が、ある意味で一番可哀想かな〜w そんなわけで、わざわざ館シリーズに組み込む必要性もなかったし、読後感もさして良いものではなかったし、何かを訴えられている訳でもない作品でした。 でも綾辻さんが好きなので購入しましたし、★は2つ。 | ||||
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新本格の巨匠なのだが、個人的には苦手な作家の一人である綾辻氏の館シリーズ中の異色作。 いつもの館を舞台にしたクローズドサークル内のトリック主体の殺人事件ではなく、叙述系の作品で、出版当時はいざ知らず、今読むとオチも真犯人もほぼ半分も読めばバレバレである。じゃあつまらないのかというと、小説としてはいつもの館シリーズよりも個人的には読ませる部分が多く楽しめた。霧越邸殺人事件とかの評価の高い作品よりもシリーズ中評価最低の本作の方が何故か面白く読めてしまった・・・。 | ||||
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父親の遺産を相続し、父が遺した京都の人形館へと引っ越してきた私こと飛龍想一。その想一に姿なき脅迫者が迫るという、館シリーズの中でもかなり異彩を放つ作品です。 中盤までは割と退屈です。「これ本当に館シリーズなの?」と何度も首を傾げてしまいました。 しかし、驚くべきはやはり事件のオチです。いやはやこんな展開が待っているとは……。この作品が館シリーズの中でも“異質”と呼ばれている理由に納得です。 故に本書を読む前に必ず十角館、水車館、迷路館を読んでおいてください。 この作品は「少しくらい強引でも最後にあっと驚かせてくれれば満足」という考えを持つ綾辻氏だからこそ書けた物語だと思います。 物語に星3、この物語を思いつき書き上げた度胸のある作者に星5ということで総合評価は見ての通りです。 賛否両論がある作品だとは思いますが、私はこの人形館の殺人が大好きです。 ちなみに事件とは関係のないことですが、島田荘司氏の『占星術殺人事件』を読んだことがある方を、「おっ」と楽しませてくれる要素が作中にあります。 | ||||
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異色作とされる人形館の殺人。異色だけに頭に残っています。 おそらく嫌いだと言う人もいるでしょう。星3が多いのもそういうことです。 異色というだけで、ミステリーをかじってる方には予想がついてしまうだろうか…。 でも、クライマックスまで騙しにきます。ぼんやり推理はしても、断定できないかもしれません。 わざわざ文の書き方を分けてある所があります。ここはおろそかにできない。 最後の最後までわからないのか、最後の前にわかってしまうのか、書き方が鍵になるかと思います。 彼の世界をご堪能ください。 | ||||
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面白かった! 犯人は、古典ミステリーにも出てくる(絶対島田潔も愛読)パターンなので、 衝撃、は受けなかったけれども、 その上で、館シリーズを読んでいる人しか受けない驚きがあるというか…。 むにゃむにゃ。 犯人は予想してはいるけれど、 じわじわラストまで首が締まっていくような 話の運びが、面白かった。 ミステリーだ、フーダニットだ、と構えず、 私は『娯楽のための本』として読むのが好きなのですが、 この館シリーズの、 手を変え品を変えのサービス精神、 とりあえず最後まで他の本にに浮気させない腕力は、 ずっと続いて欲しい。 | ||||
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館シリーズの一つではあるけれど、推理しながらという読み方はできない。 作品が書かれた当時ならともかく、今なら途中でこのオチを思い浮かべる人も少なくはないのでは。 ラストはやられたと思うか、残念に思うか、人により極端にわかれる作品であると思う。 | ||||
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シリーズ物の何作目かでこういう物を入れても面白いとは思いますが、 いかんせん、著者が隠そう隠そうと思って書いていても、 オチが途中で分かってしまうのがかなり減点。 映画などでよく使われる手法ですので、 そういう物に食傷気味の人は感づくのがより早いでしょう。 異色作で、館シリーズとしては「もう少しがんばりましょう」な出来。 このレビューの時点で「奇面館の殺人」まで出ていますが、 個人的に一番下の作品です。 | ||||
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Anotherの設定に魅かれて綾辻先生の小説を読み始めました。他に十五冊ほど読んだ感想では、Anotherも含めて、どんでん返しに拘るあまり、トリックの意味が無かったり、描写の薄い脇役が犯人だったり、殺人の動機があまりに希薄、と結末に失望させられる作品もありました。でも、本作は評点が他に比べて低いのですが、Anotherから入られた読者には、最もお薦めできる作品です。 なお、「すぐに犯人がわかった」という感想を書かれる方がいますが、当てずっぽうで怪しいと思った人が、結果的に犯人でも、それは推理ではありません。推理小説の場合、「Aが犯行可能」というだけでなく、B,Cが犯行不能という論理が必要ですから。 | ||||
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私にはあまり合いませんでした。 無駄な部分が少し多く感じられ、オチもあー…そっち系かぁ…とつまらなく感じてしまいました。 これ系のオチは小説に限らずドラマでも何でもだいたいの人が 「ここまっで引っ張っといてソレ!?」 ってなるヤツじゃないですか。 何百ページも読ませてそりゃね〜よ…となってしまいました。 | ||||
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幻想的な世界観と軽妙なタッチの文体でどっぷりと物語に引き込まれる。 犯人は誰なのか、動機はなんなのか、それを考ていたら、あっというまに終盤に辿り着き、推理ショーが始まった。 悪い意味で全く予想外の犯人と動機。毒舌で申し訳ないが、初めて小説を書いた人がよく書くラスト。 うそやーんってなるで。 | ||||
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