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孤独なき地 K・S・P
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孤独なき地 K・S・Pの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| なんだかなあ。 イントロでの狙撃シーン、進んでいく捜査などインパクトはあるが、驚く様な展開はない。新宿歌舞伎町で暴力組織が抗争を開始する、という展開も手垢にまみれているので、よほどの変化球でなければ耳目を集める事はできない。この辺は誉田哲也の『ジウ』三部作と同じだ。惹句やあらすじ、ストーリーの裏で動く計画なんかは非常に大がかりなものがあるのだろうけれど、それがどの様なものでどう大変なのか、伝わってこないのだ。サスペンスもないし、登場人物の心理描写も過多気味だ。盛り込みすぎ、と言えばちょうどいいだろうか。魅力的なキャラクターがいるにも関わらず、展開は物語を綴る事にイマイチ慣れていない人間のそれだ。小説に必要な伏線は広げるだけ広げているが、回収はしきれていない。 とっ散らかった展開が好みであれば問題はないのかもしれないが、パズルのピースがかちかちとはまって謎解きや伏線回収を行うミステリー的な快感を求める読者にはおすすめしない。ミステリーじゃなくてハードボイルドだからいいじゃねえか、という声も聞こえそうだが、散らかっていればハードボイルドではない、と筆者は思うのだ。 | ||||
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