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無理
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無理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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「最悪」「邪魔」の流れの中で、この本が一番おもしろくない。 いつもの引き込まれる感じ、疾走感があまり無い。それでも最後までは読めますけど。 | ||||
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這い上がれない、底辺を描きたいのか、群像劇による描写をしたいのか。よくわからない。 この内容とボリュームなら、3人くらいまでに抑えるべき。各人の描写が浅い。 結末もこじつけ感があって、いまいち。 | ||||
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まさかまさかの、オチが某映画からの引用で、びっくり。 題名から、これは確信犯だなー。と思ってしまった。 でも、この複雑な物語をどんなふうに料理するか、 ものスゴク期待したのも確かで、ちょっと裏切られた感もあり。 ただ、地方都市のダークな面や問題を露にしているんで、 そこは救いかなとは思う。 | ||||
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最近の奥田英朗は、格差社会の負け組と称される人々に関心があるようで、専らそうした人々を題材にした作品は、「ララピポ」、「オリンピックの身代金」に次いで、この「無理」が、3作目となる。私は、このうち、「ララピポ」とこの「無理」を読んで、特に感じるのだが、奥田英朗は、こうした人々を、冷めた目で、「こうした境遇からは、絶対に這い上がれない人」と、突き放して見ているような気がしてならないのだ。少なくとも、この2作品の行間からは、奥田英朗が、こうした人々を暖かい眼差しで見ているとは、とても感じられない。 大半が格差社会の負け組に属するこの「無理」の主な登場人物は、一人残らず、出口の見えない迷路に迷い込み、未来への希望が全く見えない絶望的な状況に陥ってしまっているのだ。そんな彼らが最後に交差する最終場面の後に、一体、彼らに、どんな未来が開けているといえるのだろうか。こんな絶望的な未来を描くことによって、奥田英朗が読者に何を伝えたいのかが、私には、さっぱりわからないのだ。 現代社会には、現に、負け組に区分される人々が少なからずおり、また、今は、取りあえず、その反対側にいる人でも、いつ、自分も負け組に転じるかもしれないという、先の見えない不安な時代に生きているのだ。そうした多くの読者が、この小説を読んで、そのあまりの後味の悪さに、気が滅入ってしまうのではなく、一筋の希望や光明を見出すことができる作品にすることはできなかったのだろうか。 ところで、この作品は、実質的には、5人を主役とする1話単純平均で約100ページの連作短編集といえる。しかし、最後に5人を交差させる構成自体は上手いのだが、「ララピポ」のような1話完結方式にせず、5話を交互に描く手法を取ったがために、物語のテンポが5倍遅くなってしまっており、読む側としては、かなり集中力を削がれ、イライラさせられたことも付け加えておきたい。 | ||||
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淡々と500ページ。 さすがの筆力で最後まで読ませてくれますが、読後は物足りなさが残りました。 期待が大きすぎたかなぁ。 奥田氏の著作は全て読んでいますが、残念ですが平均点以下の評価です。 「奥田ワールド」未体験の方は、是非「邪魔」と「インザプール」からどうぞ。 | ||||
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昨今の社会状況を散りばめながら、それぞれの立場における物語を進めながら、最後に登場人物が出会うって手法にちょっとうんざり。 邪魔、最悪、のほうが面白かった。いろんな意味で無理って思いました。 奥田さん、がんばれ! | ||||
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平凡な地方都市の、小説としては平凡すぎるショートストーリーが同時進行していく。どこかで交わることもなく、淡々と進んでいく。たいした話でもないのに最後まで読ませる筆力は認める。地方都市の閉塞感も、脚色が過ぎるにしても感じられる(生活保護なんて不正受給者だらけかと勘違いする人がでてくるかもしれない)。でも、ここには『最悪』にあった読者がイライラさせられるような感情移入できる要素もないし、『ららぴぽ』の意外性もない。伊良部シリーズのユーモアもウィットもない。結末は、とってつけたようなものにしか思えない。相互に独立した話を無理矢理終わらせたって感じ。結局、閉塞感はそのままだし。奥田作品にしては凡庸に思う。 | ||||
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舞台に読者を否応無しに引きずり込む力は凄いのですが・・・ 「書ききれていない」感じがした。 「それで終わり?」「起承転結の最後が無い」みたいな読後感だった。 「最悪」「邪魔」ともに、各々の運命の意図が絡み合った顛末もかかれていたと思うのですが、ひどく拍子抜けする終わり方に感じられて。残念の一言。 | ||||
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