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(短編集)
ララピポ
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ララピポの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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この作者独特のちょいグロなエロ。 気分の悪い時にはおすすめしません。 テンションも高くて、エロも笑って受け止められる日ならば「ふふっ」と笑える・・・かも。 | ||||
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短編の登場人物が少しずつ重なりあい、群像劇をなす。見栄だけを糧に日々をやり過ごす32歳フリーライターはマンションの隣室を盗聴することだけが生きがいで、その隣室の男は女性をキャバクラに送り込むことを生業としている。彼にスカウトされた女はキャバ嬢どころかAV女優にまで堕ちるが、彼女は近所からゴミ屋敷と呼ばれる家に母親と住んでいて……連鎖していく彼らの人生はただでさえまともではない。それが、女子高生との淫行の現場を警察に押さえられたり、近所の家に放火したり、窮地に追いこまれるとますます小心で愚かで情けない本性を露呈する。どの苦悩も端から見ればばかばかしく、必死な姿は滑稽に映る。しかしユーモアとペーソスが表裏一体となるのは喜劇の定石で、この連作もその例に漏れない。ケレンばかりに目がいきがちだが、きっとこの物語の先には愚かな人たちがまだまだたくさん待っているのだろうと思わせる後味は、微苦笑を誘い、悪くない。 | ||||
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この本のラストでララピポがなんなのかを知りましょう。 奥田節全開の内容なので楽しく読めると思います。登場人物がみんなほんと個性的でどうしようもないやつばっかで情けなくて笑えます。 | ||||
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奥田さんの作品は、「最悪」や「邪魔」に見られるようにある程度毒気がありますが、この作品はセックスを主題にしている傾向があるため、ちょっと毒気がありすぎる気がしました。今風に言う「負け組み」の6人の話がなんとなく繋がって展開されるのは面白いのですが、いまいち感動が伴いません。軽い読み物としては及第点でしょうが、奥田作品としては中の下あたりでしょうか。 | ||||
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「インザプール」「空中ブランコ」が余りにも面白かったので、楽しみに読み始めました。新聞の広告などで笑える本という先入観をもって読み進めていくうちに、濃いキャラと予想外の話の流れに私は何だか笑うに笑えず、救いの無さ過ぎな負け組さん達に眉をひそめながら何とか読み終えました。途中ドキドキさせられた犯罪の匂いには最終的に救い?はありましたが、登場人物の負け組さん達の負け組度に痛い程、へこみました。どことなく自分の中にもある、臭い物的な嫌〜な所を見せ付けられたからでしょうか。たまたましんどい時に読んだからか、毒気にあてられてしまいました。元気な時に読んだらもっと攻撃的に笑い飛ばせたかなぁ?? | ||||
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「爆笑小説」とあったため、「インザプール」や「空中ブランコ」のなんともおかしい、でも、愛すべきキャラの登場を期待し、購入しました。帯の「お下劣」コピーやあまりにいやらしい装丁のゆえに、女の私が買うのはちょっとはばかられ、夫にレジに持っていってもらいました。奥田氏独特の読みやすい文体で、あっという間に読み終えましたが、今回は毒が強すぎます。読み終えた時、心にまったりとした澱のような物が残りました。誰しも、本を読む時は日常から逃避し、笑ったり、泣いたり、深く考えさせられたり、はらはらしたり、物語の中で自分も生きていると思うのですよ。ところが、本書では物語に入り込めず、というか、入り込みたくない内容でした。ダメ人間を描くとしても、そこに何の救いもなく、虚しさだけが募っていく。今回この小説で奥田氏は何を読者に伝えたかったのでしょうか?伊良部先生のようなはじけたキャラの、心あったまる作品を是非読みたいです。 | ||||
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「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」に比べて、ダーティな、アウト・サイダーな、どう感じ直してみても、私には憎めないとは言い難い人々に、フォーカスをしている。ほんのりとした温かみを感じた、前記2作に比べて、胸詰まる思いと、おどろおどろしさを、最初から最後まで払拭しきれない。また、吐しゃ物、出血、その他のこうした類の描写が随所に出て来る。前記2作は、喜んで、友人に薦めたが、本書はどうも薦められない。私には、最後の作品も、救いにはならなかった。 | ||||
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