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真夜中のマーチ



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【この小説が収録されている参考書籍】
真夜中のマーチ
真夜中のマーチ (集英社文庫)

真夜中のマーチの評価: 3.80/5点 レビュー 66件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 61~66 4/4ページ
No.6:
(4pt)

これも奥田ワールド!

「最悪」や「邪魔」のようにシビアな作品に対して、「マドンナ」のようにユーモア満載の作品。どちらにも共通するのは「人生は思い通りにいかないやあ。」的な「不条理」の世界。これを描かせたら奥田英朗の右に出るものはいないだろう。今回は「マドンナ」的なユーモア作品。なんだかあんまり評判が良くないみたいだけど、随所に笑いがあり一気に読ませてしまう。個人的には十分に楽しめる作品だった。
真夜中のマーチAmazon書評・レビュー:真夜中のマーチより
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No.5:
(5pt)

続編を期待させる奥田ワールドここにあり!!

 奥田英朗作品は間違いない。「このミステリーがすごい」2000年度第7位の『最悪』、同2002年度第2位の『邪魔』などは言わずもがな、『イン・ザ・プール』なども秀作であろう。本書はそんな前述の3作品を混ぜ合わせた感じの作品となっている。具体的には、『最悪』『邪魔』などのように無縁の生活をする人々がいつの日か運命共同体になっていく様子と、『イン・ザ・プール』のように笑えるドタバタ喜劇風と3作品のいいとこ取りといったところである。 内容は、汗水垂らして働くことが格好わるいと思っているお見合いパーティー主催会社社長のヨコケンこと横山健司。三田物産の三田というだけで三田一族の御曹子と勘違いされる一般ピープルのミタゾウこと三田総一郎。港区以外の空気は吸いたくないとち?うわがままがお似合いな美貌の持ち主のクロチェこと黒川千恵子の3人がひょんなことから10億円を強奪する計画を立てることに。南の国でロングバケーションを夢見るミタゾウ。事業を拡大し、さらに濡手に粟を目論むヨコケン。オープンカフェをだすというクロチェ。しかし、3人の夢はすんなりと叶わない。事態は二転三転し話がややこしくなるが、最終目的は10億円の強奪。果たして3人の計画は成功するのか‥‥。 この3人のドタバタ喜劇がいつしかクセになってる。書評子の個人的な思い入れをふんだんに取り入れて、最後にクロチェがミタゾウに宛てた手紙の中でまた二人を招集することが書かれていたことを深読みさせていただくと、続編があるのでは!?
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No.4:
(3pt)

面白いがそこそこ。タイトルもね…。

奥田英朗は「最悪」「邪魔」で結構衝撃的にあらわれた作家である。下町の中小企業主や主婦、女子高生などを生き生きとまさに活写して読者をひきつけた。前作の「マドンナ」は中年中間管理職の日々の生活や心の機微を、マドンナ女性社員をポイントに上手く仕上げていた。まさに現代の気分を表現する作家である。「東京物語」では本人を彷彿とさせる予備校生の東京生活が描かれ、「イン・ザ・プール」ではサイコな精神科医を主人公にした。最新作「真夜中のマーチ」はどちらかといえばデビュー当時のテイストに近い、現金強奪もの。だが、主人公は25歳の男女3人であり、全編に“今”の雰囲気が漂っている。お見合いパーティのセッテイングでしのいでいる、半グレのヨコケン、会社ではお荷物扱いの商社マン、そして元モデルで超美人のクロチェ。この3人がクロチェの父親であり、骨董商、しかも半分詐欺師の白鳥から10億円を強奪しようとするストーリー。気の利いたひねりはないが、まあ楽しめる筋立て。キャラクターは「イン・ザ・プール」の伊良部医師に比べれば、ありきたりな造形。エンディングにどんでんがえしは、なし。という訳で、ちょっと期待外れの作品かな。いや、面白いんだが。いまいち迫力に欠けるんだよなあ…。タイトルもつまんないしさ。
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No.3:
(4pt)

「最悪」、「邪魔」に続く3部作・・ではなかった。

期待してすぐに注文。むさぼり読んだ。のめり込んだ。面白い。登場人物、ディテールの妙は映えている。軽快でアップテンポだ。ストーリイもいい。極上エンタテインメント。しかし、クライムノベル前2作で打ちのめされたときとは違った。個々人のメンタリィティ、とくに緊張感に欠ける。脇の下に汗をかくことはない。著者も当然承知の上だろう。作風が違うのだ。いまごろ3部作の構想を練っているのだろうか。
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No.2:
(4pt)

いいですね

まさに『奥田 英朗』の世界ですよね。お金を奪わせたら、この人に勝る人はいないのでは(笑)?ヤクザや半グレたちが出てきても、軽妙かつコミカルなタッチは老若男女、広い層に受けることでしょう。ハードボイルドなノワールを求める人には物足りなく感じるかもしれませんが、読んで楽しませてくれることは間違いありません。悪事を爽やかに楽しませてくれるこの作品。秋の夜長にピッタリでしょうね。
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No.1:
(3pt)

すごいガッカリ・・・

~間違いなく面白いんです。だから星は3つなんです。ですが、奥田英郎にしてこの内容はありなのかな。言ったら何だけど、この程度かとすら感じられた。~~それが狙いなのか分からないけど、ステレオタイプすぎる三人のキャラクター。セリフ。ドタバタ。文章の軽快さは奥田さんの絶対の魅力なんだけど、今回はそれがすごく鼻についた。なんだろう。この本がそうだとは絶対に言わないが、文章を舐めている人の本を読んだ時の読後感によく似ていた。~~直木賞、取るのかなぁ。取ったら嬉しいし、取って欲しいけど、この本ではイヤだなぁ。~
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