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オルファクトグラム
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オルファクトグラムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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二段組の小説でとても分厚いのでまだ読み終えていませんが、きれいな本で満足しています。そして早く届きましたので驚きました。 | ||||
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意図的にゆっくり話を進め、主人公があたらしい登場人物に出会うたび実験と説明を繰り返す 上巻の長さの原因ではあるが、これによって読者はじっくりと嗅覚の視覚化を刷り込まれる。あたかも新生児が視覚を獲得するように 下巻まで一気に読みたくなるでしょうからまとめて購入をおすすめします | ||||
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全く独立に制作された作品だと思いますが、ウクライナのTVドラマのスニッファーの誕生譚として繋がったら面白いなぁ、などと妄想しつつ楽しみました。スニッファーは日本でもリメイクされて放映されたとか by Google この二作を原案にした映像作品があったら楽しいのになぁ〜 | ||||
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魔法使いの弟子たちが面白く、続いて購入。期待以上の面白さでした。 分厚い本の上下巻なので1週間ぐらいかかるかなと思っていましたが、徹夜で2冊とも完読。 いやー、面白かった。 | ||||
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結論で言うと、とても面白いです。そして読みやすい。ファンタジックなテーマはミステリー初心者でもとっつき易い 尋常じゃない嗅覚によって、匂いを視覚的に捉えるという能力を手に入れた主人公が、 その鼻を使って犯人を追うというストーリーです 度肝を抜くような、二転三転する展開とかは作中を通してありませんが、 そもそもテーマが普通じゃない上に、その主人公を取り巻く嗅覚の世界の描写に凄く力が入ってるので全く凡長な感じはせずに楽しめます。 主人公によって見える匂いの描写はとても美しいです。 ただストーリーは割と順当に進んでいく感じですね。 これはミステリーなのかな?サスペンス? ミステリー初心者なので、推理してみたいなぁと読む前に思っていたのですが、あまり推理要素は無かったように思えます 犯人が読者にはわかっている所に、登場人物たちが謎を追ってついてくる感じでした。 人間が犬並みか、もしくはそれ以上の異常発達した嗅覚を持ったらどうなってしまうのか 犬は一体どのような嗅覚の世界を見ているのか僕らは実は知らない 何故犬は飼い主の気持ちを察したりすることがあるのか、それは実は嗅覚によってのものだったりする 感情によって微妙に変化する匂いを感じ取っていると言うのだ そんな、嗅覚を手に入れた主人公を取り巻く今までに無い世界を、しっかりとした人間描写と科学的考証に基づいて、著者の世界観で描写しています (あとがきには参考にした、たくさんの嗅覚関連の書籍と大学の研究者などへの謝辞があり驚きました) 面白かったのですが、主人公のために役立つ小道具をつくってくれたりした、主人公のバンド仲間の友人の一人が序盤だけしか出てこなかったのがちょっと気になりました。 個人的には主人公とバンド仲間の彼と、もう一人の女の子で謎を追っていくのかなって思ってたんですけどそうでもなかったですね。 主人公が入院してたときにお見舞いに来てくれるような友人なのに、何故かあまりにも蚊帳の外過ぎて逆に笑えました。 ラストシーンでも結局出ずじまいだったことが少し気になりましたけど。読後感はよかったです 王道展開で意外とあっさり読めるけど、緻密な描写がとても濃い内容にしている小説。 とても面白い。 | ||||
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バンド活動に打ち込んでいた稔は、自分たちが初めて作ったCDを仲のいい姉に聴かせようと自宅に持参した時、姉の凄惨な殺人現場に居合わせ、自分も犯人に襲撃されて大怪我を負い、意識不明の重態になってしまう。長い昏睡から目がさめてみれば、彼は匂いを”見る”ことができるようになっていた。それはたぶん犯人に脳を強打された時に負った損傷のせいかもしれなかった。彼はその能力を利用して、姉を殺した犯人を捜し、追い詰めようとする・・・というストーリーです。 私事で恐縮ですが、自分には少しだけ共感覚らしきものがあります。数字や文字にそれぞれ固有の色が見えるのです。見えるというのは、実際に文字に色がついて見えるのではなく、文字が頭の中で色と一致して浮かぶといったような感覚です。共感覚では他には、音楽に色が見えるという人、つまり聴覚と視覚が重なる人など、いろんなパターンがあるようです。この小説の主人公に突然起きた変化は、嗅覚と視覚が一致するようになった、ということです。 上巻では、一般にはわかりにくいその感覚がどういうものであるかが、主人公の体験、まわりの人物の反応を通して丁寧に描かれています。匂いが”見える”という世界がどのようなものか、作者は読者にまずしっかりと理解してもらおうとしたしたのでしょう。ただそのために、犯人を追い詰めるハラハラするミステリを期待して読んだ読者は、じれったく感じてしまうかもしれません。そこを我慢?しながら読み進めると、下巻にはいきなり話がスピーディに動き出します。 ネタバレするので詳しくは書けませんが、ラスト、その感覚が究極まで進んだ主人公は、超人類を思わせるような存在となり、かつ平穏で独特の世界を手に入れます。このような世界観を作り出せるなんて、すごいと感じました。ぜひぜひ読んでみて下さい。おすすめの作品です。 | ||||
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何回か買いなおした名作ですが、2002年頃WOWOWで映像化しているらしい、ちょと出来上がりが想像できない。 | ||||
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まだ読んでないですが楽しみです。 続きが気になり本屋には売ってなかったので購入。 | ||||
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「臭い」を扱うという、小説ではかなり難しいと思われるジャンルを、見事に扱った作品。全体の展開が、同著者の「魔法使いの弟子たち」に近い部分はあるのだが(これは、超能力者物ではやむを得ない展開なのかも知れないが)、そんな事は関係なく十分に面白い。一読の価値はある。 | ||||
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おそらく、岡嶋二人時代から振り返っても、井上夢人氏の作品としては、今のところ最長と思われるページ数の大長編であるが、読みだしたら最後までアッと言う間に最後まで来てしまう抜群の読みやすさである。 嗅覚が単に敏感になったというのではなく、匂いの粒子を視覚で見れるという設定が本書の最大の肝であり、ミステリーとしては犯人探しの過程などははっきり言ってとりたてて斬新ということではなく、かなりシンプルなのだが、この主人公の視点で新たな視覚聴覚能力を得ていく過程が興味深く生き生きと描かれている。むしろ本書はそちらに主眼を置いて書かれているのだろう。 井上ソロ作品としては、本書は最も岡嶋二人時代のようなワクワクするようなサスペンス的プロットが味わえる作品。 | ||||
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上巻は意図的に物語をスローにすすめてる。下巻は物語が走り出す予感・・・。上巻だけでなく下巻も買っておくことをオススメ!読みたいところでバツッっと切れてるから上巻。 この作者が一番上手いのは上巻下巻の切り方だと思う。 | ||||
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異常に高いレベルの嗅覚を持った人間が殺人事件の犯人を追うと、その設定だけ見ると どうしても凡庸な印象を受けてしまうが、この作品では嗅覚で得た情報を視覚で表現するという 奇抜な内容になっており、実際に読んでみると中々インパクトのある作品になっている そしてただ嗅覚を利用して犯人を追い回すという地味な展開だけではなく、 嗅覚が強い人間が日常生活においてその能力がどう発揮されるのかということを考慮した描写が多く、 そういった部分の方が事件よりも面白い また、その一方で科学的なアプローチも試され、奇抜な設定に説得力を持たせようとしてる点も魅力的だ ただ残念な点もいくつかある まず第一に犯人の殺害方法に何らかの理由付けがなされてないことだ おかしな人間にもおかしな人間なりの論理があって然るべきなのだから、これは説明して欲しかった 第二に匂いの形の解明が終わらずに作品が終わってしまったこと あれだけ主人公がそのことに拘っていただけにやや肩透かしを食らってしまった それならそれで『気になることだが解明するのは無理だろう』ぐらい言って欲しかった 第三に恋愛展開が速すぎるところだが、これは個人的な感想だから 人によっては気にならないかもしれない そういった欠点はあるものの傑作と呼ぶに相応しい作品で、興味がある人は買うのも悪くないだろう | ||||
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460Pある下巻ですが、疾走感はハンパないです。 物語が一気に動き出す!! 連続殺人鬼が冷酷で、ミノル側も窮地に追いやられるため、 先が気になって仕方ありません。 究極の嗅覚でどう乗り切るか、まさかの結末。 | ||||
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上巻は、ゆっくりと物語の世界観が出来上がっていく感じ、 下巻は、結末に向けてストーリーが一気に進んでいく感じ。 結末はやや意外でしたが、楽しめました。 上巻だけ先に買ったのですが、上手いところで切れていて、下巻が待ち遠しかったです。 購入するなら上下セットでどうぞ(^o^)/ | ||||
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事故により脳に損傷を受けた主人公が回復したあとに持った「能力」。 それはあまりにも「特殊」なため、説明もできなければ共感も得られない。 しかし亡くなった姉のため、「能力」を使い犯人を捜そうとするが・・・。 難しい設定のはずなのに、読みながら頭の中に「光景が浮かぶ」文章はさすが井上夢人である。 上下巻一気読みできますよ。 | ||||
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先に読んだ知人が「これはちょっと・・・」と言っていたので期待していなかったら面白かった。 ネタバレになるので詳しくは書かないけれど、上巻で気になっていたことがラストでちゃんと解決?してて良かった。 | ||||
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初めての作者~さすがこのミス! 途中で止められず、読んじゃいました。 | ||||
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この作者の本を初めて読んだのですが、とてもおもしろく、 一気に読んでしましました。 | ||||
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アイデアは良かったが匂いの見え方に対する説明が多すぎて 中間冗長になってしまった感は否めない。分厚めの1冊でいけたのでは。 ラストはスリルがあって良かったと思います。 | ||||
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姉の殺害事件をきっかけに、後遺症で犬並みの嗅覚を持った 主人公が、'嗅覚'で犯人を追っていく・・・ 設定だけで、斬新で魅力的。 単行本発売時に雑誌にっていた載ったわずかな紹介文の記憶 だけを頼りに、タイトルも作者すらわからないまま、 ずっと探し続けていた本でした。 そして、諦めずに探し続けた甲斐があったと感じた1冊です。 ミステリーとしてのストーリーもさることながら、 五感の一つである嗅覚をここまで文字で表現した 小説があるだろうか?というくらい、 目で見ることのできない、言語化しにくい感覚を 全編に渡って独特の表現で味わうことのできる稀有な作品。 ぐいぐい進むストーリーを追いかけながら、 普段無意識に使っている嗅覚という感覚を、 文章で味わうという快感。 文庫でも上下巻にわたる長編ながら、 一気に読めてしまうこと請け合いです。 最後の最後まで結末がわからない、 そして、安易な大団円には納まらない。 どこか切ないラストも含めて、ずっと手元に置いておきたい本。 | ||||
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