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リピート



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【この小説が収録されている参考書籍】
リピート
リピート (文春文庫)

リピートの評価: 3.60/5点 レビュー 106件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 41~60 3/4ページ
No.25:
(5pt)

傑作

SF的導入〜ミステリー〜恋愛〜サスペンス〜驚愕のラストまで・・・
500ページ超の長尺ですがまったく飽きません。
それから解説はネタバレ大ですので、読後に
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.24:
(4pt)

まあ面白いけど。

読み進んでいくうちに、続きが気になってしまい一気読みしました。
あえて難癖をつけるなら、真相こそ驚かされたものの、さらに読み進むうちに「結末はおそらくこういった方向に進むだろう」と予想した通りで、読後としてはやや残念でした。
また、途中にわざとらしい伏線がありますが、もうちょっと自然に表現して欲しかったと思います。
それらをふまえても、全編それなりに楽しく読む事が出来ましたので高評価に致します。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.23:
(5pt)

みんな腹黒いなー(笑)

『イニシエーション・ラブ』を読んだ時も感じましたが、乾くるみという作家は、人の腹黒さをサラッと書く天才ですね。
多分、育ちのいい人が読むとイラッとくると思います(笑)
しかしまぁ、主要な登場人物がどいつもこいつも腹黒くて、SF的要素よりも彼らの心理戦が楽しかったです。
あと、巻末の大森望の解説中にあるタイムトラベルもののブックガイドも参考になりました。
未読本も結構ありましたので、チャレンジしてみようと思います。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.22:
(4pt)

夢がかなうか、それとも

人生をもう一度やり直せたならきっともっとうまくいくはず。だれしもが一度は考える夢。その夢を主人公たちはかなえる機会に恵まれる。
タイムトラベルものとして、上手に説明をしながら、リピートする面白さと怖さを読者に伝える。
まさかの展開に、最後まで気が抜けません。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.21:
(4pt)

さすがうまい。

乾氏のことだから、普通に読んではいけないな・・・と身構えながら読んでいましたが、
やはり乾くるみ。先読み不能な仕掛けを色々と打ってくれます。
だれでも一度は夢見る「過去に戻れたら」という普遍的な欲望を軸に、ミステリーを
スパイスしてますから、本作は強いですよね。
SF風味なエンターテイメント小説として、恐らく誰でも楽しめる良作でしょう。
ほぼ一気読みでした。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.20:
(4pt)

緊迫のサバイバル・ゲームとミステリーの融合

SFチックな設定ながら、蓋を開けてみればそこは謎めいたミステリーの世界。
誰が?なぜ?何のために?と、とにかくページを捲る手が止まらなかった。
背表紙にある通り「そして誰もいなくなった」を連想させるストーリーだが、
そこにタイムトラベルが加わったところであっと驚きの仕掛けが誕生する。
謎が明かされてから「んんん?そう来たか!」と、もう一度自分の頭の中を整理し、再度理解する・・・そしてまた納得、
「イニシエーション・ラブ」同様にお見事!と手を叩きたくなった。
「そして・・・」のような本格ミステリーではないが、種明かしは十分面白い。
トリックそのものは決して難しいものではなく、むしろシンプル。
しかし、その「仕掛け方」の緻密さがこの作者の凄いところだと思う。
頭を使うミステリーは個人的に好きなので楽しませてもらった。
危険に身を晒されたとき、自分を守るために人はどういった行動をとるのか・・・
互いを疑い合い、騙し合い、出し抜こうと必死になる登場人物たちの心理が、
とてもリアルで作品全体に緊張感を与えているので、中だるみもない。
主人公の青年の中に徐々に芽生える黒い感情、自己愛、そのあたりの変化も面白いのだが、しかしまた恐ろしくも感じた。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.19:
(4pt)

気楽に楽しめる

タイムトラベル物だが、SFっぽくないところが面白い。話のテンポがよく、登場人物のキャラクターもはっきりしていて漫画のように気楽に読めます。
でも後半はドキドキはらはら・・
イニシエーション・ラブで知った作家ですが、こちらもとても面白いです。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.18:
(5pt)

ファンタジー的な要素だけでなく、ミステリ的な展開がおもしろい

現在の記憶をもったまま過去のある時点から人生をやり直すという常識では考えられない現象に対して、自分だったらこのような可能性を疑うとか、過去に戻ったらこうするということが本当にリアルに描かれていたため、とても楽しめた。
また、過去に戻った世界で自分が思うがままに過ごすというファンタジー的な要素だけではなく、過去に戻った人間が狙われる事件が次々と発生するミステリ的な展開もおもしろくて、最後まで飽きずに読むことができた。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.17:
(5pt)

鮮やかな着地をみせる結末

著者がグリムウッド『リプレイ』+クリスティ『そして誰もいなくなった』に挑んだSFミステリ。
〈リピート〉というタイムトラベル現象により、九ヵ月半前の過去に戻った九人の男女。
彼らは、そこで次々と変死したり、殺害されていきます。
彼らが〈リピート〉した人間であることは、彼ら以外知らないため、
彼らのなかに犯人がいると考えられますが、では何のために?
というのが、本作のミステリとしてのキモ。
著者は、逆転の発想により、タイムトラベルを前提とした《ミッシング・リンク》
という斬新なアイディアを、うまく作品のなかに落とし込んでいます。
ただ、その分、事件を支配している黒幕の動機は、いかにもゲーム的というか、
チープなものなので、眉をひそめたり、納得できない人もいるかとは思います。
本作は、一種の思考実験で、登場人物に感情移入するタイプの小説ではない――。
そう割り切れるかどうかが分水嶺でしょうね。
ともあれ、文字通り『そして誰もいなくなった』へと着地させる結末はお見事。
サプライズやツイストを求める人には、物足りないのかもしれませんが、
物語を破綻なく締め括れる著者の手腕は、評価されていいと思います。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.16:
(4pt)

すんごい

結構分厚めの本で、こりゃ時間かかるなって思って買ったたら…とんでもない!!すぐに読み終えてしまいました。。登場人物たちもすごいキャラクターが出てて、その一人一人のキャラクターにのめり込んで行った感じ☆そして読み進めていき、ラストの方は驚きの連続でした!私…結構騙されてたなって感じで。。若干恐かったし!!笑でも面白かった☆またリピートして読みたいもんです!
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025
No.15:
(4pt)

永遠のテーマ

だいぶ昔に著者の「Jの神話」を読んで、なんともいえない
しょっぱい気持ちになった記憶があったので、なかなか二冊目
を取る勇気がなかったのだけど、この本がエンタメの永遠の
テーマともいえる「タイムトラベル」ものだと知り、読んで
みました。
結果、読んでよかったです。素直に面白かったです。
というか、読んでいて常に知的好奇心を刺激される展開で、
久しぶりにワクワクしながら小説を読むことができました。
九ヶ月だけ過去に戻れる。しかも意識だけ。
という設定が、なんとも絶妙です。自分だったら何をするだろう
と、まるで自分のことのように思いながら読めたのがよかったの
かもしれませんね。
「そして誰もいなくなった」を意識したラストはあんまりだった
けど、あれはあれで話の決着としては仕方ないのでしょう・・・。
主人公の彼の、また違った生き方を見てみたい気もしていますが。
とにかく著者の作品への「ためらい」はなくなったので、次は
「イニシエーション・ラブ」を読んでみたいと思います。
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025
No.14:
(5pt)

この作者の作品は飽きないです

純粋に楽しませてもらいました。作者の仕掛けの多様さには脱帽です。
内容は帯にある通り<リプレイ>+<そして誰もいなくなった>という言い方が一番かな、と思います。
この帯の文句にはすごくセンスを感じました。
ただ実際、この文句に偽りはないと思うのですが、
上記の作品のような本格ミステリーといった類のものを期待されてる方はちょっとガッカリするかもしれないです。
所々、展開や場面に歯がゆさや無理やりかな、と感じさせる場面がありますし。
しかし、引き込まれるものは十分にあります。
個人的には著者の作り上げる人物像や青春小説っぽい雰囲気が大好きです。
他の作品にもあるような、なるほどなぁとうなずける作者独特の世界観の描写も顕在です。
この作者の最も素晴らしい所は、他の小説とはひと味違った話が楽しめるというところにあると思います。
そういった本をお探しの方にはお勧めの一冊です。
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025
No.13:
(4pt)

よく出来た小説

久しぶりに乾さんの本を読みましたが、
うーむ、よく出来たプロットだな感心してしまいました。
他の方が書かれているように、
文章は、修飾が恋愛小説のようで、
男の私は、少々まどろっこしいですが。
それをマイナスしても、よく出来た本です。
なお、P436の「ほぐっ−」は、
ホッグ・・・・ですかね。
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025
No.12:
(4pt)

面白いよ・・けど

この人の作品は
ストーリーテラーとしての才能あるけど
文章がまどろっこしいというか歯切れ悪い
(なんだろう句点の多さなのか文章の長さなのか・・)
イニシエーション・ラブと同じくらいおもしろいんだけどね
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025
No.11:
(4pt)

面白いけれども、コピー負けといった感じもぬぐえない。

乾くるみさんは、今では代名詞のように「イニシエーションラブ」が代表作のようですが、本当は「Jの神話」から始まった作家さんなのだから、このような作風のもののほうが得意ではないかと思います。タイムトラベルあり、そして誰もいなくなったありで、作品としてはかなりハイレベルで面白かったけれども、「イニシエーションラブを超える結末」かといえば、うーんわからない・・・・・・・・
  
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.10:
(4pt)

実はサバイバル小説?

 ミステリー小説の中で誰かが怪死を遂げると、「自殺か、他殺か、自然死か」ということがよく焦点になります。では、この『リピート』の“殺し”のトリックとは如何なるものなのか。読み進めていくと、意表をつく真相がやがて明らかになります。
 リピートした人生で、徐々に軌道がずれ始めていく主人公の生活、その後彼が直面する危機と、身を引き裂かれるほどの葛藤、そして幕切れ…。
 
 「リピート」というのは、現在の記憶のまま過去のある時点(約10ヶ月前)に戻って人生をリセットし更新するということで、もし望むなら、何度でもその時点に立ち返って人生を「上書き」し直すことができる。だから主人公は、今のこの人生から“脱出”してもう一度リピートするか、それとも、このままとどまるかの選択を迫られることになる。
 
 この作品のポイントの一つは、作中に出てくる次のセリフに表れていると思います。
 「私たちはリピートを繰り返している限り、歳もとらないで済むし、永遠に死ななくて済む。ですが、同じ一年を何度も繰り返すというのは、想像していただければおわかりになると思いますが、かなり退屈なことでしてね。それで何か、新しい刺激が欲しいと思ったわけです。」
 
 本作は、時間SFと推理小説を融合させた新感覚のミステリーで、底流にはサバイバル的な要素も含んでいる。
 ところで、文庫カバーのデザインが綺麗ですね。かならずしも作品の内容と合致しているとはいえないかもしれないけど、「ありえた現実」を象徴しているかのようで、読了後に見ると、切ない気持ちになります。
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025
No.9:
(4pt)

秀逸なタイムトラベル作品

「あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作」
「あの『イニシエーション・ラブ』より驚けます」
という紹介文につられて読みました。
まず最初に注意しておきますが、衝撃度から言うと『イニシエーション・ラブ』よりは小さかったです。なので「あの『イニシエーション・ラブ』より驚けます」という帯はどうかと思いますが、ただ作品のレベル的にはおそらくこちらの方が上。
『リプレイ』と同じような設定の中で、どうオリジナリティを出すのか、『そして誰もいなくなった』と同じような展開の中で、どうオチをつけていくのか、これは普通に考えるとかなり難しい作業です。特にミステリ小説をたくさん読んだ人には分かると思いますが、この手の本はどうしても「古典」に引きずられてしまう部分がどこかに出てきて、二番煎じ感が拭えない場合が多いものです。ところが乾くるみは古典からの飛躍をサラッとやってのけてしまう。しかもその苦労した(であろう)部分を別段強調することもなく、当たり前のようにサラッと書いてしまう。
見事でした。
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025
No.8:
(4pt)

ジャンル分けが難しい

ジャンル分けなんてする必要はないのでしょうけれど……。
時間ループの設定買いし、元は取れたとは思います。
人々の目論見がそれぞれリアルで、物語の世界にぐいぐい引っ張ってくれます。
リピートAmazon書評・レビュー:リピートより
4163233504
No.7:
(5pt)

人生のリセット

 「もう一度あの時に戻って,一からやり直したい」
 そう思い,願うことは少なくない。
 本書はまさにそうした思い・願いが実現することがハッピーなのか,そうではないのかという,一種の思考実験作品である。
 一からやり直せたら,どんなに幸せだろうかと夢想はするが,現実にそうなったら,それはそれであまりハッピーではないのかもしれない(競馬で多額の不労所得を得たいとは思うが)。
 また,10人の仲間が次々に不審な死に直面したり,周りの人間(自分を含む)の知り得ない事実をリピーターは知っている(そして,その事実を多少なりともコントロールできる)ことへの不安感といった,不安・恐怖もうまく描写できていたように思う。
 とりあえず,本書を読んで,ケン・グリムウッド「リプレイ」を注文してしまった。
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025
No.6:
(5pt)

ダーク

個人的にタイムトラベルものの超傑作です。
装丁からはピュアな恋愛ものが想像できます。恋人に捨てられた主人公が過
去に戻って別の女と関係を作り直す過程で元カノの意外な事実に感動し己の至
らなさ愚かさに失望しつつも立派に成長して元の鞘に戻る。もしくは戻れない虚
しい現実を見る。というエロゲーのような内容では決してありません。
本書はすこぶるダークでリアルな恋愛シュミレーション。そして次々と死者が出
るサバイバルミステリです。
とにかく謎が謎を呼ぶストーリー展開、仮定の構築と崩壊の連続、さらに主人公
の心理面の黒い変化が面白くて中だるみなし!読み始めたら途中でやめられ
ません。種明かしも十分に驚けます。種が明かされてから終盤で展開が加速
し、さらにスリルが増すところなどハリウッドのホラー・サスペンス映画的な醍醐
味があり、たまりません。
巻末で大森望が様々なタイムトラベルものを引き合いに出して解説しているの
がまたうれしい付録です。おすすめです。
リピート (文春文庫)Amazon書評・レビュー:リピート (文春文庫)より
4167732025

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