匣の中



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

10.00pt (10max) / 1件

7.29pt (10max) / 7件

Amazon平均点

3.70pt ( 5max) / 10件

楽天平均点

2.91pt ( 5max) / 13件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
4pt
サイト内ランク []A総合:1609位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

70.00pt

6.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1998年08月
分類

長編小説

閲覧回数5,699回
お気に入りにされた回数3
読書済みに登録された回数10

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

匣の中 (講談社文庫)

2006年05月16日 匣の中 (講談社文庫)

探偵小説愛好家グループの中心人物・伍黄零無が謎の言葉を残して密室から消失。その後もグループの一員・仁行寺馬美が書くモデル小説どおりに密室殺人が連続する。衒学的な装飾と暗号。推理合戦の果てに明かされる、全世界を揺るがす真相とは!?新本格の聖典『匣の中の失楽』に捧げる華麗なるオマージュ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点10.00pt

匣の中の総合評価:7.64/10点レビュー 11件。Aランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

匣の中の感想

タイトルや目次の構成を見れば明らかなように、本作は四大奇書の一にして孤高の傑作「匣の中の失楽」へのオマージュとして描かれた作品です。
一方で原典が推理合戦や衒学趣味、暗号に密室トリックとミステリのさまざまな要素を濃厚に横断しつつ、その構造的な特性から幻想小説としての側面を強くしそれが大きな魅力となっているのに対し、本作もそれを踏襲しながら、とある仕掛けによって幻想小説ではなく本格ミステリとして成立させている点が非常に素晴らしいと思います。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

AliceinAbyss
RG0JBP5M
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(4pt)

私は楽しめました。

乾くるみ作品は文庫本になったものはほとんど読んでいると思いますが
低評価も多く、版数も少ないので、随分後回しになってしまいました。
不思議に思いながら読んでみましたが、評価が分かれるのも納得しました。
乾作品の中でもかなり異色ではありますし、正解も示されません。
私自身真相にたどり着いているのか不明ですが、色々考えながら楽しめました。
違和感=ヒントが解けること、理工系の知識が前提となっていることが
人を選ぶ理由だと思います。
匣の中 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:匣の中 (講談社ノベルス)より
4061820389
No.9:
(3pt)

メタミステリ?

ミステリマニアのリーダー格が失踪し,引き続いて起きるメンバーの密室殺人. 残されたメンバーは謎解きに乗り出すが・・・. 普通のミステリーだと思って読み始めると, およそトリックとは関係ない謎かけのうんちくのオンパレードでとまどうだろう. ラストにちょっとしたどんでん返しがあるものの 謎かけの答えや真犯人の正体など,奇をてらいすぎてくどい感じがする. ”奇書”風の作品ももはやそれ自体がジャンルと化してしまった印象がある. 好きな人もいるのかもしれないが,少なくとも一般受けする作品ではない. そういう意味では作者の自己満足の1冊と言えるかもしれない.
匣の中 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:匣の中 (講談社ノベルス)より
4061820389
No.8:
(4pt)

著者の作品の中でも屈指の異色作

乾くるみ氏の長編2作目で、匣の中の失楽にオマージュを捧げた壮大な意欲作。
かなりの長編で、蘊蓄満載の中、一種の作中作という体裁で繰り広げられる推理合戦。
まぎれもなくミステリーではあるが、常識外の落ちといい、現実感のない動機といい、好き嫌いははっきり分かれるタイプの作品だが、一読の価値はある作品である。
匣の中の失楽は読んでないので、原典と比較して云々は全く分からないが、作品のテーマやネタが山口雅也氏の奇遇とかなり共通するものがある。
匣の中 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:匣の中 (講談社ノベルス)より
4061820389
No.7:
(2pt)

登場人物の知識量に違和感あり

乾くるみ氏の作品は結構気に入っており、これで5作目だったと思います。
が、その中では本作が一番低い評価となります。

この本を読んでいて終始違和感を感じていたのは
登場人物達のの年齢に不相応な知識量と生活感でした。

グループの主体は大学生ながら、高校生・中学生も混ざっているのに
ほぼ全員が膨大な知識量を持ち、専門家でも空では説明できないような内容をスラスラと説明してしまうところ。
みなさんスーパー超人なのですか?
しかも各々が推理と称して、自分勝手に独自の知識をひけらかして、自己満足に終わっているような印象しか残らない。

さらに違和感があったのが全員学生の割には
財力・生活パターンに現実感が無いところ。
夜中に自宅の書斎でグラスを片手に物思いにふける?
煙草をふかしながらビリヤード?
もはや中年のオヤジにしか思えませんでした。

本書の最後に明かされた驚愕の事実というものも
別の心理学の本で読んだような内容で肩すかしを食らったような印象でした。

もっとも、他のレビュアーの方によれば
本書の中のさまざまな要素が隠された真相に繋がっているとの事。
私もその真相にたどり着ければ、この本に対する評価も変わるのでしょうが、
残念ながらそれだけの知識と時間がありそうにないです。
(ロジスティック写像の漸化式とか、その辺の話も全て関係してるのでしょうか?? さっぱり想像がつきません)

「なるほどねー」と思えたのは血液型因子の件くらいでしょうか…
匣の中 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:匣の中 (講談社ノベルス)より
4061820389
No.6:
(2pt)

あたしはだめでした。

んんん?匣の中の失楽へのオマージュ作品と言うことで、手に取った作品。乾くるみさんの作品はリピートやイニシエーションラブなんかも読んで、結構パズルと言うか凝った作品が印象的だったので、期待して読む。しかし。ありえない頭の中学生の理論も面倒だし、彼女が殺されてのんきにくだくだとコトバ遊びを繰り広げるカレシ。昔のいわゆる本格推理もののノスタルジーもなく、かといって今の小道具もまったく生かされず、ひたすら中途半端でだるい。うーん、これで今年の読み納めはやだなー。
匣の中 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:匣の中 (講談社ノベルス)より
4061820389



その他、Amazon書評・レビューが 10件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク