匣の中
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匣の中の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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タイトルや目次の構成を見れば明らかなように、本作は四大奇書の一にして孤高の傑作「匣の中の失楽」へのオマージュとして描かれた作品です。 | ||||
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乾くるみ作品は文庫本になったものはほとんど読んでいると思いますが 低評価も多く、版数も少ないので、随分後回しになってしまいました。 不思議に思いながら読んでみましたが、評価が分かれるのも納得しました。 乾作品の中でもかなり異色ではありますし、正解も示されません。 私自身真相にたどり着いているのか不明ですが、色々考えながら楽しめました。 違和感=ヒントが解けること、理工系の知識が前提となっていることが 人を選ぶ理由だと思います。 | ||||
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ミステリマニアのリーダー格が失踪し,引き続いて起きるメンバーの密室殺人. 残されたメンバーは謎解きに乗り出すが・・・. 普通のミステリーだと思って読み始めると, およそトリックとは関係ない謎かけのうんちくのオンパレードでとまどうだろう. ラストにちょっとしたどんでん返しがあるものの 謎かけの答えや真犯人の正体など,奇をてらいすぎてくどい感じがする. ”奇書”風の作品ももはやそれ自体がジャンルと化してしまった印象がある. 好きな人もいるのかもしれないが,少なくとも一般受けする作品ではない. そういう意味では作者の自己満足の1冊と言えるかもしれない. | ||||
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乾くるみ氏の長編2作目で、匣の中の失楽にオマージュを捧げた壮大な意欲作。 かなりの長編で、蘊蓄満載の中、一種の作中作という体裁で繰り広げられる推理合戦。 まぎれもなくミステリーではあるが、常識外の落ちといい、現実感のない動機といい、好き嫌いははっきり分かれるタイプの作品だが、一読の価値はある作品である。 匣の中の失楽は読んでないので、原典と比較して云々は全く分からないが、作品のテーマやネタが山口雅也氏の奇遇とかなり共通するものがある。 | ||||
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乾くるみ氏の作品は結構気に入っており、これで5作目だったと思います。 が、その中では本作が一番低い評価となります。 この本を読んでいて終始違和感を感じていたのは 登場人物達のの年齢に不相応な知識量と生活感でした。 グループの主体は大学生ながら、高校生・中学生も混ざっているのに ほぼ全員が膨大な知識量を持ち、専門家でも空では説明できないような内容をスラスラと説明してしまうところ。 みなさんスーパー超人なのですか? しかも各々が推理と称して、自分勝手に独自の知識をひけらかして、自己満足に終わっているような印象しか残らない。 さらに違和感があったのが全員学生の割には 財力・生活パターンに現実感が無いところ。 夜中に自宅の書斎でグラスを片手に物思いにふける? 煙草をふかしながらビリヤード? もはや中年のオヤジにしか思えませんでした。 本書の最後に明かされた驚愕の事実というものも 別の心理学の本で読んだような内容で肩すかしを食らったような印象でした。 もっとも、他のレビュアーの方によれば 本書の中のさまざまな要素が隠された真相に繋がっているとの事。 私もその真相にたどり着ければ、この本に対する評価も変わるのでしょうが、 残念ながらそれだけの知識と時間がありそうにないです。 (ロジスティック写像の漸化式とか、その辺の話も全て関係してるのでしょうか?? さっぱり想像がつきません) 「なるほどねー」と思えたのは血液型因子の件くらいでしょうか… | ||||
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んんん?匣の中の失楽へのオマージュ作品と言うことで、手に取った作品。乾くるみさんの作品はリピートやイニシエーションラブなんかも読んで、結構パズルと言うか凝った作品が印象的だったので、期待して読む。しかし。ありえない頭の中学生の理論も面倒だし、彼女が殺されてのんきにくだくだとコトバ遊びを繰り広げるカレシ。昔のいわゆる本格推理もののノスタルジーもなく、かといって今の小道具もまったく生かされず、ひたすら中途半端でだるい。うーん、これで今年の読み納めはやだなー。 | ||||
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