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六つの手掛り



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【この小説が収録されている参考書籍】
六つの手掛り
六つの手掛り (双葉文庫)

六つの手掛りの評価: 2.91/5点 レビュー 11件。 Fランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

122553

美品で適切な商品価格でした。期待通りの商品で、良かったです。
六つの手掛りAmazon書評・レビュー:六つの手掛りより
4575236594
No.4:
(4pt)

論理的解決を重んじた本格短編集

タイトルだけだとカラット探偵シリーズのような日常の謎系のミステリー作品集っぽいが、殺人事件のフーダニット主体の乾氏には珍しいストレートな麻耶氏や法月氏の短編を彷彿とさせるような論理的解決に拘った作品集となっている。
それ故、いつもの乾氏ならではのユニークな人を食ったような落ちなどは全くなく、好みの分かれる作品集と言える。
変った趣向の作家のイメージの先行する著者のストレートな本格推理趣向を楽しめる意欲作となっている。
六つの手掛りAmazon書評・レビュー:六つの手掛りより
4575236594
No.3:
(4pt)

パズルを解くような推理小説

イニシエーション・ラブで有名な「乾くるみ」さんと言えば、
ミスリードとサプライズというイメージがありますが、
本作は遊び心がいっぱいの作品でした。
(ペンネームが女性に見えて実は男性なのもミスリード?)
 
手品が得意で、見た目は太ったチャップリン。今は世界中の
パフォーマーの紹介業(?)を営んでいる林茶父を主人公に、
六つの短編が収められています。
 
と言っても「さぶりん(林茶父の愛称)」視点ではなく、
六作とも異なる人間の視点で事件が描かれます。
六→五→四と数字がキーになる事件が続き、最後は
「一巻の終わり」というタイトルです。
 
「さぶりん」は手品を超能力のように扱うのが嫌いで、
全てにはトリックがあることを説明します。そして、
手品の種明かしをするように、事件の謎を解いていきます。
 
乾くるみさんは、好き嫌いが分かれやすい作家さんだと
思いますが、私は遊び心満載のパズルを解くような気持ちで
楽しめました。
六つの手掛りAmazon書評・レビュー:六つの手掛りより
4575236594
No.2:
(4pt)

純粋パズラーに徹した《林》シリーズの連作短編集

◆「六つの玉」                 ◆「五つのプレゼント」
            ◆「二枚舌の掛軸」
◆「四枚のカード」               ◆「三通の手紙」
◆「一巻の終わり」
  推理作家の家で起きた殺人事件。
  現場には、被害者が死の直前まで読んでいた文庫本
  が、10ページぐらいを残した状態で伏せられていた。
  被害者は生前、その文庫本を一時間程度
  で読みきれる、と言っていたのだが……。
  当初は、被害者の言葉を信じ、文庫本の状態から推定される犯行時刻をもとに、
  容疑者の絞り込みが行われますが、当然その文庫本の状態自体が犯人の偽造
  したダミーの手がかりである可能性もあります。
  本作では、犯人の偽装が裏目に出てしまうその
  文庫本特有の性質によって犯行が暴かれます。
  また、それだけにとどまらず、本書自体にも、二重三重の意味が込められたタイトル
  とリンクしているメタ的な仕掛けが施されており、連作をきれいに締めくくっています。
 
六つの手掛りAmazon書評・レビュー:六つの手掛りより
4575236594
No.1:
(4pt)

純粋パズラーに徹した《林》シリーズの連作短編集

林真紅郎の兄である、アマチュアの大道芸人・林茶父の活躍を描く連作短編集。

内容は、どれもロジックに特化したパズル小説なので『イニラブ』のような衝撃を
期待する向きには退屈かもしれませんが、パズラー好きには堪らない作品です。

※収録されている短編については「コメント」をご参照ください。
六つの手掛り (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:六つの手掛り (双葉文庫)より
4575514888

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